2018-01-30

Noisia & Theupbeats と貴重な1日


先日、Noisiaのフルメンバー3人と、The Upbeats2人と東京で出会う機会があった。The UpbeatsJeremyは、昨年 06Sに招聘したアーテイストで、以前はアンダーグラウンドを極めていた東京のドラムンベース・パーティー”Hang Over”に8回ほど来日した過去を持つニュージーランド出身の親日家で、今回はキックスタートという、クラウドファンディングで、””No Sleep till Japan”プロジェクトを立ち上げ、そこに集まったサポーターの支援によって来日した。彼とは昨年の チェコでのフェスティバル”Let It Roll”で再会して、年明けに日本に行くから東京で会おうとその時に聞いていたけど、まさかNoisiaのフルメンバー3人と来日するとは思っていなかった。オランダを拠点に活動する Noisiaのメンバーで約10年前に06Sに出演してくれた、タイスはロンドンのFabricでRam Nightに出演した際にも会ったけど、他の2人のメンバーには全く会ったことがなく、ヨーロッパであまりにもビッグアーティストになってしまったNoisiaに3人揃って会える機会は訪れないだろうなと思っていたけど、3人揃っていつかは会ってみたいと思っていた最後の大物達。以前からNoisiaの音楽は常に革新的でオリジナリティーが高く、好きだったけど、昨年リリースされたフルアルバム"Outeredge"は、驚愕の大傑作で正直かなり意識を持って行かれた音揃いだった。そんな信じられない音を産み出すと言われている Noisiaのニックは、絶対的に Noisiaのサウンドの核で、Audioが来日した際に 彼は別格のプロデューサーだと言っていたし、Ed Rush & Opticalも当時、彼等のスタジオに訪れた事があったと話していた。1流のアーティストが一目を置く、他には無い独特な世界観のソニックリーかつ重厚で最上級の音を産み出す男がどんな人なんだろうと多分に興味を持っていた。
そんなNoisiaが運営するレーベル”Vision”から10年に1度のアンセムと称される”Dead Limit”を共作でリリースしたThe Upbeatsは、以降ヨーロッパで絶大な支持を受け、Let It Rolllでもメインステージのアクトとして出演していたけど、そのJeremy から来日直前に連絡が来て、東京にステイする機会も3日と短いけど、時間があったら会おうと連絡がきて、自分の予定を動かしても必ず会わないといけない人たちだったし、コンタクトしてくれた彼のおかげで、Noisiaの3人と初対面することができた。そんな神レベルで崇拝するニックにスタジオを構築する様子もずっとfacebookで見ていたし、その経緯や、なぜあれだけのサウンドを生み出せるのか?等、直接本人と話せたのは自分にとっては神との対話のようなもので、本当に貴重な時間だった。予想外だったのはもう1人のNoisiaのメンバー、マーティンは、実は、オランダのEDMアーティスト、DON DIABLO の楽曲を手がけているらしく、実はここ数年のEDMシーンにも関わっていると聞き、彼等の音楽性の懐の深さにも驚かされた。3人それぞれの個性が全く違うけど、本当に優秀かつ研究熱心で、経験が全てでそれらを積み上げた結果があるからこそ今のポジションがあると語っていた言葉が心に深く響いた。東京滞在の最終日、彼等がステイしていた西麻布からほど近い、六本木のお蕎麦屋さん HONMURA AN で楽しいランチをして、明治神宮で参拝の礼儀をみんなに教えて上げて、素直にお参りをすると、気持ちがスッキリしたし、日本を好きになったと言ってくれたのは嬉しかった。

翌日から、日本の有名バンドもレコーディングで使用する、伊豆にあるビンテージの機材が充実したスタジオに2日間ステイして、産み出された彼等の楽曲は早く聞いてみたいし、彼等と会えたことはこの上ない幸せを感じた。今後の自分の活動に対するモティベーションが高まった東京での貴重な時間だった。近い将来彼等が06Sに出演してくれるのも実現できると思うので、その時は、本当にお楽しみです。