2019-11-22

Sennheiser のワイヤレスヘッドホン MOMENTUM Wireless。最高すぎ!!

現場での高いパフォーマンスが求められる職業である DJにとって、個人的に持ち込む重要な仕事道具の1つがヘッドホン。DJを始めた当初いくつものブランドや機種を試して自分に最も相性が良いヘッドホンが何か?を検証した結果導き出された答えが、20年以上長年に渡って愛用している唯一無二なドイツの音響ブランド ”SENNHEISER(ゼンハイザー)”。軽量でコンパクトかつ、細部まで耳に伝わる音質のクオリティーが高く、ジャンルレスに世界中のトップ DJ達から熱い支持を受けている名機種”HD25”から始まり、現在愛用している DJの為に開発されたハイエンドモデル”HD8 DJ”まで、ゼンハイザー無くしては自分のキャリアをここまで長く続けられなかったと言っても過言では無く、”SENNHEISER”に育ててもらった要素が多分にあるのは紛れも無い事実。そんな愛して止まない”SENNHEISER”の日本代理店であるゼンハイザージャパンからいつもサポートを頂き、支えてもらっている自分は、DJ冥利に尽きるの一言で、本当に幸せで常に感謝をしている。



今回その”SENNHEISER”が渾身の開発により、今年の9月末にリリース以降、品切れ続出で大きな話題となっている新商品が、ワイヤレスヘッドホン MOMENTUM Wireless。DJ用と言うよりも、音楽を嗜む環境に拘りがある層に向けた商品だが、数日前に手元に届き、触って視聴してみると、ゼンハイザーならではの驚愕の高性能な使い心地と納得の音質。シンプルで高級感漂うプロダクトデザインの美しさに魅了されて、久しぶりに音響機材に激しく萌えてしまったので、DJ AKiも強力にプッシュする。





この商品のキャッチコピーである、一度聴いたら、もう戻れない。2012年の発売以来、進化を遂げてきた MOMENTUMシリーズが第3世代へと突入したが、ゼンハイザーが自信を持って前面に打ち出している気持ちが伝わるこの言葉が、完璧にこのヘッドホンには反映されている。音楽プロデューサーが創造した原音を忠実に再現し、通勤・通学時など様々な日常生活の中で、感情を揺さぶるような低音から、ソリッドなビート、美しい思い出に浸るようなメロディーまで、心に訴えかける音楽空間をじっくりと味わうことができ、世界中の音響に関わるプロフェッショナルに支持される音質をワイヤレスで実現した。また、専用アプリ「Smart Control App」に搭載されたイコライザーで、音楽によって簡単に音質を自分好みにカスタマイズ可能なのは個人的にツボなポイントで相当魅力的。 機能的な面で特筆すべき点は、USBケーブルで充電が出来てフル満タンの状態で最長17時間起動可能な上、ヘッドホンを折り畳むと自動でスウィッチがon/offされる。そして、ヘッドホンを外すだけでスマートポーズ。再び耳に装着すると音楽がそこからリスタートする機能は一体どうなっているのか?と初めて手にした際は自分の目を疑うほどのテクノロジーによるプロダクトの進化。



まだ自分は手にしてから数日しか経ってないので、飛行機や 電車の中で視聴していないし、様々な場面でこの高性能な機能を試したい欲求が高まっている逸品。既に購入していた友人曰く、飛行機の騒音の中で聴くこのヘッドホンのノイズキャンセリング機能は他社では及ばない高性能で、もう既に手放せないと、音好きとして信頼している彼のコメントは間違いないだろう。いつも車通勤の自分も今日はあえて電車に乗って試そうと思っている。決して安いとは言えない価格だけど、お値段以上の価値を見出せるであろう、ワイヤレスヘッドホン MOMENTUM Wireless。ゼンハイザーサウンドが感染して、ゼンハイザーラバーが増殖するのが楽しみなヘッドホン。是非お試しあれ!!





2019-05-29

毎月18年。



パーティーとは一体何でしょうか? 自分の個人的見解を率直に述べると、 DJとお客さん、クラブ&オーガナイザーが三位一体になってみんなが心底楽しいと思える空間と時間を創造し、音に限らず映像や光も融合させ共有してもらう。そして、多くのクリエイターのアイデアやイマジネーションが詰まった1つの形がパーティーだと思っている。そのパーティーに集う人達は、医者や弁護士、エリート官僚、普通のサラリーマン、土建屋のオニーチャンであろうと職種なんて全く関係無いし、学生も同じく、性別、年齢等に囚われることなく、全ての人が平等でありながら、社交や音楽を楽しめる場所であるべきだと今でも信じている。少なくとも自分が成長する過程で、クラブって本当に最高に楽しくて大好き!!と信じて疑わなかった90年代のニューヨークはそんな要素が凝縮されていたし、魅力的でキラキラしていた自分の青春時代の体験を日本で具現化したい欲求がかなり強かったのは間違いない。

世の中はいつの時代でも移り変わる。今の東京のクラブシーンでは息子や娘でもおかしく無い世代の人々がプレイヤーになり、そんな彼らをサポートする人々が時代の代表になった。クラブに対する価値観も大きく変化し、東京及び渋谷の遊び場のあり方や概念、実際に遊びに来てくれる人達も激しく入れ替わったけれども、根本的なパーティーに対する考え方は1mmも変わっていないし、ブレていない。何故なら自分達が少しづつ進化しながら変化してきた Wombでのドラムンベースパーティー”06S”は、そんな信念を持って毎月200回以上 18年に渡って休むことなく、継続してきたからだ。ここまでくると胸を張って誇りに思える歴史が証明する事実がそこには存在する。海外から招聘したアーティストは延べ100組を越えて、毎月他に例の無い 06Sならではの雰囲気のパーティーを連打し続けて東京及びアジアのアイコンとして、世界中のアーティストやシーンから認められる歴史と結果を積み上げたからだ。

18年と一言で言うのは容易で簡単だけど、1つの音楽に拘った音楽イベントを毎月継続するには相当長い時間と労力を1つの同じ場所で費やしてきた。産まれたての子供なら大学受験をする年齢になっているし、60歳で定年退職した人なら死んでしまってもおかしく無い程の長時間。。。パーティーを開始した2001年。当時はスマホも無かったし、SNSも当然無かった。数千枚のフライヤーを印刷し外販や手渡し。携帯電話のメモリーに記録されている人々にパーティーに遊びに来てよ~と電話をかけまくっていたアナログな日々が今では懐かしくも美しい思い出だ。そんな時代から元号が変わったこの瞬間まで18年も継続出来たのは、全て 06Sの長い歴史に関わってくれた人々のおかげです。レジデント DJとして、この日を迎えられる事実は心から感謝しかありません。東京クラブシーンでも数少ない18年間続いたパーティー”06S”でパーティーとは何なのか? みんなに体験して欲しいです。6月1日土曜日は盛大に WOMBでお祝いしましょう。

2019-05-09

DJ AKi Stream on Twitch with Morley Robertson

djaki_06sのDJ AKi STREAMをwww.twitch.tvから視聴する

先週モーリーロバートソン氏を迎えて配信したDJ AKi Stream on Twitchのアーカイブはこちらです。
block.fmで毎月DJ AKiが配信しているマンスリー番組 Basstech+の前番組がモーリー氏の番組なのもあって、毎月顔を合わせるご縁があり、番組転換の数分で話すだけで、彼のトークスキルと知識の豊富さに興味を持っていた。いつかじっくりとモーリー氏の素性や音楽バックグラウンドについてお聞きしたいと切に願ってましたが、先日の 06Sに初出演してくれたのもあって、今回対談して頂く機会が産まれた。
モーリー氏の歴史、音楽感、アメリカ近代史、戦後史までしっかりと、今まで語られて無かった話を沢山聞けて本当に最高だったし、アメリカの現状を伝え、では今後の日本はどうあるべきか?と、いつも考えさせられるテーマを与えてくれるのがモーリーさんの真骨頂。今回は基本的に番組の内容にコンプラは無く、自由に彼の心の奥底から湧き出てくる言葉の連打で、非常に濃い内容の配信。今後のストリーミングの可能性や未来を強く感じた。9年近くこの番組を配信しているけど、過去一の神回だったのは間違い無い。地上波やラジオなんかよりも全然面白いので、見て聞いてもらえたら嬉しいです。アーカイブ7、8分辺りから音が聞こえるので是非!!