2009-10-29

RED ONE

来週117日土曜日に WOMB で開催される 06S に、RED ONE が約1年振りに登場する。言わずと知れたドラムンベースのトップレーベル"RAM RECORDS"を ANDY C と共に17年に渡り運営し、同時に自分も出演させてもらっている RAM NIGHT @ MATTER でのパーティー・オーガナイズも手がけている。レーベル運営を始めるまでは、銀行で働いていたRED ONE だが、当時15歳だった ANDY C に出会い、DJに興味を持っていた彼に、DJテクニックを伝授し、彼の才能を見いだした時点で、ドラムンベースレーベルを始める事を決意。現在までにおよそ80枚のシングルと、15枚のアルバムをコンスタントにリリースしている。どの楽曲もその時代を象徴するアーティスト達のプロデュース作品で、自分もほぼ全てのリリース作品をプレイし続けて来た。06S RECORDS を開始した際には、とにかくしっかりと続けて行く事が1番大事だとアドバイスしてくれたが、実際レーベル運営は、とても難しく、簡単な事では無い。そんな難しいレーベル運営だが、今年に入り大ヒットした CHASE & STATUS のアルバム"MORE THAN A LOT"。そして、今月リリースされる SUB FOCUS のアルバムと、大型リリースを立て続けに世に送り出す RED ONE の戦略と実行力は、正に脱帽で、若手アーティストの発掘能力は、桁外れだ。穏やかな人柄の RED ONE ながら、フリーメイソンの父を持つ、遺伝子レベルで1Qが高い彼は、正にキレキレの頭脳で、彼が居なかったら RAM RECORDS も、現在のドラムンベースシーンは無かったと断言出来る、シーンにおける重要人物だ。DJ プレイも ANDY C に DJ を教えた張本人なだけに、安定したプレイと最先端の楽曲を聞かせてくれるだろう。11月6日の神戸 TROOP CAFE、翌日の 06S と日本に再び RAM 旋風が巻き起こる!

2009-10-27

AGEHA POOL

先週土曜日、あの雨の中、AGEHA POOLに遊びに来てくれた皆さん、どうもありがとう。

あのクラブでは中々 DJ をする機会が無いけど、いつも自分が WOMBで DJ をする時に遊びに来てくれる、

変態ダンス部の方々、角刈りスナイパーと彼女チャン、FUCOチャン & アカネタン等、

沢山の人達の顔を見る事が出来て、とっても幸せを感じ、やっぱりみんなに支えられてると実感。

当日はプールサイドだったのもあって、いつもと違った、最近はまりまくっている

DEEP な音で構築した SET を予定していたけど、開始20分で、フロアーが寂しくなったので、

徐々にいつものハードな音に意向したら、多くの人々が、フロアーに戻って来た。

AGEHA で D&B がかかることは、滅多にないと思うけど、お客さん達はかなりノリノリで、

心底踊りたいお客さんが多いんだなぁと、再確認しつつ、良い雰囲気のパーティーになって良かった。

ブッキングしてくれた、岩波君はじめ、CMN クルーには多大な感謝です。

11月の06Sでも、みんなに会えるのを楽しみにしていますので、よろしくです★

2009-10-23

お詫び

昨日出演する予定だった、DEPARTURE LOUNGEですが、10日前に誕生日を祝った

ばかりの母親が、出演2時間前に突然倒れた為、急遽キャンセルさせてもらいました。

今までの14年の DJ キャリアの中で、自分が交通事故にあっても、風邪をひいても、

何があっても DJ ブースに立つという、頑な精神で、DJ に挑み、ブッキングされた

パーティーには、絶対的に出演し続けてきましたが、今回は母親の命に関わる事だった

ので、父親から連絡が入った時に、初めてキャンセルする決断をしました。

遊びに来てくれた人達、代わりに DJ をしててくれた AKR。オーガナイザーCAMILLA,

ご迷惑をかけた皆さんには、大変申し訳無い気持ちで一杯なので、この場を借りてお詫

びします。幸い倒れた母の意識も戻り、命は取り留めたので、今はホッとした想いです

が、家族のトラブルは誰にでも起こる事だし、改めて、出来るうちに親孝行しないと、

この先の人生、後悔してしまうと悟りました。痛みや苦しみ、悲しみは、正直辛いけど

自分の受け取り方次第で人を成長させます。未だ自分には子供は居ませんが、親は無条

件で、子供に対して無償の愛を抱いています。親が元気なうちは、中々感じ取れない子

供達が本来持つべきこの感情が、ブログを通して多くの若い人達に伝わり、家族別々に

暮らす人は、時間を見つけて親に会いに行ったり、電話してみたり、親に対して子供が

出来る行動を取ってもらえたら、嬉しく思います。明日は1日だけ東京に戻り、

AGEHA POOLに3時から出演するので、おもいっきり良い音楽を多くの人に伝えたい

と思っています。どんな状況であろうと自分の仕事は、DJなのだから。

2009-10-20

CAMILLA @ DEPARTURE LOUNGE

10月22日木曜日 麻布十番にある、DEPARTURE LOUNGE

出演する。このパーティーは、ブラジル人のモデル CAMILLA

主催。前回は彼女の誕生日で、木曜日の平日なのに中々雰囲気が

良いパーティーだったけど、そのパーティーが好評だったの

もあって、これから不定期に開催するようだ。彼女と初めて出

会ったのは、約5年前ブラジルのサンパウロ。以降日本に帰って

来てから、沖縄で遊んだり、ブラジルツアーをサポートしてくれ

たりと、仕事&プライベートでも親交がある。彼女は、ViViの

モデルに採用されて以降、現在では、フジTVの深夜スポーツ

番組スポルトで、金曜日にレポーターとして出演するようになる

程、サクセスストーリーにのった、中々の幸運の持ち主。彼女の

明るく天真爛漫な性格も相まって、当日は沢山の人が集まりそう

だ。出演DJは、自分の他に、DAIKY、ELLIROSE が出演するよ

うなので、平日の夜だけど、24時から DJ なので、時間がある人

は是非一杯飲みに来て!

CAMILLA BLOG : http://ameblo.jp/camilladias/

2009-10-17

修善寺_ あさば

LONDON MATTER 出演も無事に終わり、帰国してから体が温泉を求めているのもあって、伊豆修善寺を代表する温泉旅館"あさば"に訪れた。350年の歴史を誇り、格式高い名旅館として、多くの温泉フリークから、憧れの温泉旅館として称されているが、実際訪れてみると季節ごとに表情を変える、手の行き届いた庭園や、部屋の目の前に広がる600坪の池。そして、池にそびえ立つ前田藩より寄進された能舞台「月桂殿」が、旅館内にある等、極上の風情があり、歴史を感じる最高に趣のある宿だ。シンプルながらモダンで絶妙な和洋折衷感を持ち、隅々まで掃除が行き届いた内装は、正に引き算の美学を感じる。従業員の教育も完璧に行き届いていて、バリ島のリッツカールトンを思い起こさせるホスピタリティー。食事は、無添加で徹底的に素材に拘った中々お目にかかれない料理のオンパレードで、板さんの料理に対する心意気と気合いを感じる味。食べログのTOP 50にランクインしているのも存分に納得した。特に鱧と松茸の吸鍋は、絶品過ぎて絶句した。朝食もクリーンな優しい味で、宿泊客の健康を気遣った食事だった。結局高級旅館の重要な要素として、完璧な食事無くしては語れないなと、更に実感出来た。


温泉は、男女別の、檜の内湯と、小さな貸し切り風呂が2つある。そして、男女共同の露天風呂(時間帯によって男女別になる)は、石の組み方が完璧で、何処でも温泉を良い体勢で楽しめる完璧なレイアウト。備え付けの、浴衣2組、足袋、パジャマ、タオル、1つ1つが本当に上質かつ、クオリティーが高く、清潔である。修善寺の泉源は、集中給湯の混合泉。62度と高温のアルカリ性単純温泉で無味無色。正直九州のお湯や、有馬温泉、登別温泉のような個性はないが、とにかく柔らかい優しいお湯で、ほのかに香る湯の匂いに充分癒された。平日に滞在したのもあったけど、ほとんど人に会う事が無くて、フランスの元シラク大統領が滞在した事があるほど、外国人を受け入れる体勢も整っているせいか、見かけた宿泊客の半分以上は外国人だったから、WOMB にゲスト出演するアーティストたちを連れて行ったら間違いなく気に入るだろうなと思った。1番安い部屋で、1泊1人4万円弱と決して安い値段では無いけど、お値段以上の高級感を感じるし、本物とは何か?を充分体感出来る温泉旅館あさばだった。東京から車で3時間弱なので、大切な家族、恋人が出来たら、一緒に行ってみる事をオススメする。同行する人への感謝の気持を伝えられるし、愛が深まる事は間違いないだろう。本物の高級旅館を知りたければ、あさばに行くしか無いだろう。

泉質 : アルカリ性単純温泉

効能 : 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、慢性消化器病、疾患、冷え性、疲労回復、健康増進等


2009-10-16

横須賀_中華光楽

ラーメンは、日本特有の食文化で、日本中に様々なスタイルや味

があり、人それぞれ好みがあると思うけど、個人的に子供の頃に

食べていたラーメンに、人は愛情を持ってしまうのでは無いか?

と考える。自分が初めてラーメンを食べたのは、多分小学校に入

る前で、地元横須賀の久里浜駅前のアーケード通りにある十八番

というラーメン屋の醤油ラーメンで、当時親戚のおじさんが、

その店の向かいで、時計屋さんをやっていたのもあって、おじさ

んを訪ねた際に、ラーメンでも食べるかい?と言って食べさせて

くれた。カウンターと数テーブルの小さなラーメン屋だったけ

ど、子供ながらに何て美味しい食べ物なんだろう!と思ったのを

覚えている。それ以降、何度となくその店に行ってラーメンを食

べたけど、その当時の料理人が、10年位前に独立して、実家の近

くに"中華光楽"をオープンした。実家に帰ると、必ずここの広東

メンを食べに行くけど、地元に密着したお店で、1杯 ¥700と

東京ではあり得ない安い価格設定は、かなり良心的。

げんこつ、鶏ガラ、魚介等がベースの澄んだスープに、片栗粉でとろみをつけた醤油味は、あっさりしながらもコクがあって

細麺と野菜たっぷりの具達との調和が、見事な世界観を創っている。今食べても子供の頃に美味しいな~と思った感覚が蘇る

味を、食べられることは幸せだし、これからも絶妙な職人芸を堪能させて欲しい、自分にとって貴重なラーメン屋さんだ。

2009-10-15

FABIO @ 06S

先週土曜日に開催した 06S に、ドラムンベース界

のゴッドファーザー FABIO が出演した。FABIOと

言えば、イギリスのラジオ番組 BBC RADIO 1

で、長年 MC を務めているけど、洒落た語り口に

定評があり、真新しいリリース前の LIQUID

FUNK 系や、VOCALモノのドラムンベースを軸

に番組を構成していて、世界中の根強いファンか

ら多くの支持を集めている。彼の主宰するレーベ

ル"CREATIVE SOUCE"は、14年前に自分が DJ

を初めた時に購入した5枚のレコードのうち、2枚

がそのレーベルの作品だったのを今でもよく覚え

ている。当時、未来を感じさせる真新しいサウン

ドに強く衝撃を受け、それ以降 "CREATIVE

SOUCE" の作品は必ずチェックしているけど、

FABIOのセレクションのセンスの良さが際立つ、

作品を、長年に渡ってリリースし続けている。

ここ最近では、昨年 LYNX の "DISCO DODO" が、大爆発して大型アンセムになり、レーベルの勢いを更に高めたけど、先日

MAKOTO クンのトラック"SENTIMENTAL MOOD"をリリースした。個人的に流石 FABIO 分かってるな~と思ったし、同じ

日本人として CREATIVE SOUCE から作品をリリースした MAKOTOクン には、多大なリスペクトを抱いた。

LONDON では、毎週水曜日に SWERVE というレジデント・パーティーを開催しているFABIOだけど、今までに3度出演させ

てもらった。LIQUID FUNKは、このパーティーで誕生したこともあって、沢山のドラムンベース・プロデューサーや、DJ も

沢山遊びに来ていて、平日ならではの緩い雰囲気が、彼のスタイルや人柄とマッチしていて、音楽を十二分に楽しめるパー

ティーだ。そして、今回の06Sで、多分5度目の WOMB 出演だったけど、今までで1番 FABIO らしい良い SET を見せて

くれた。フロアーの盛り上がりが凄くて、東京のシーンはまだまだ成長していると肌で感じ取ってくれたようで、パーティー

終了時にあの FABIO が、マイクを手に取り、東京のシーンの素晴らしさ、またこれからの日本のシーンに対して、多大な期待

をしていると語ってくれた事は、とても驚いたし、かなり嬉しかった。彼がそんな事をするのは滅多にないことで、いかに

先日のパーティーが、彼の心に響いたのか、写真の FABIO の笑顔が象徴している。

次回06Sは、11月7日に、RAM RECORDS のボス"RED ONE"を迎えて開催するので、そちらもお見逃しなく。

2009-10-14

REAL LIFE OF LONDON

LONDON 滞在最後の2日間は、LONDON の

北東に位置するD-BRIDGE 宅に滞在させても

らった。以前も彼等が住む家に訪れたけど、

HOTEL で過ごす LONDON の時間とは、全く

違う雰囲気が漂う家は、とても心地よくゆっく

りと出来て、良い時間を過ごすことが出来た。

1日目の夜は、D-BRIDGE 自ら夕食を作って

くれて、ジャマイカンをルーツに持つ、彼オリ

ジナルのチキン料理は、彼の人柄のように、

とても優しい味だった。

D-BRIDGE 宅には、日本でいう有料ケーブルテレビがひいてあって、日曜日はイギリス人が大好きなサッカー観戦に、MC SP

や、新進気鋭プロデューサーの JUBEI 等が、彼の家に集まってきて、大盛り上がり。ちょっとしたホームパーティーだった。

そして、イギリスには、日曜日の夜にローストビーフを食べる習慣"SUNDAY ROAST"があって、近所のイギリス料理を食べ

に連れて行ってくれたけど、何度と訪れたイギリスで食べた食事の中でも1番美味しかったし、美味しく無いと言われているイ

ギリスの食事も、年々大分まともになっている気がする。

食事が終わると "PLASTIC PEOPLE" というクラブで開催されているパーティー

"FWD "に訪れた。このパーティーは、DUB STEP がメインのパーティーだったけど、

BRAKEAGEと、DUBSTEP 界で熱い注目を集める YOUNGSTA が出演していた。

店は正直そこまで大きく無いけど、導入されていたサンドシステムの音は、

サブウーハー の強力な BASSサウンドを体感出来て、最高に音が良く、今までそこま

で興味を持たなかった DUB STEP に対して、あれ以降かなり気になってしまう程、

楽しめた。あの音で体感してこそ、DUB STEP の理解力はぐっと上がる。このパー

ティーは日曜日で、1時までなのに STAMINA MC や、MOKOTOクンの MC

DEZEEMも遊びに来ていて、照明も映像も無いけど、純粋に音を楽しめる環境の中で、

心から音楽を楽しむ人々を見ていて、音楽を志す人が住む場所として、イギリスって

やっぱり良いな~と想い、これからの日本にもこういう箱がもっと増えて欲しいと切に感じた。今回の LONDO滞在 は短かっ

たし、中心地に1度も訪れる機会がなかったけど、この街で暮らす人達の生活振りや、今まで知らなかった LONDON を垣間

みることが出来て、もっと頻繁に LONDON に足を運んで、沢山の人とコミュニケーションをし、良い音楽をもっと感じ、DJ

&プロデューサーとしての感性を更に高めていきたいと思えた LONDON滞在だった。今回の LONDON 滞在をサポートして

くれた、みんなに感謝したい。

2009-10-04

RAMATTER_MISSION完了

一昨日 LONDON の最新クラブ"MATTER"で開催された、RAM

NIGHT に出演した。RAM NIGHTに出演するのは、これで4度

目だけど、過去3回は、閉店してしまったクラブTHE END で

開催していたから、MATTER は出演も訪れるのも初めての経験

で、期待に胸が膨らんだ。言わずと知れたドラムンベース界の

TOP DJ 、ANDY C とRAM RECORDS を運営するRED ONE

が主催するこのパーティーは、このMATTER に移動してから

5回目の開催。今回は今月リリースされる、ドラムンベース界の

貴公子、SUB FOCUS のアルバムラウンチパーティーだった

けど、もの凄く強い衝撃と、カルチャーショックを受けた。

イギリスは、もう7,8回訪れているし、本場のシーンがどんな

モノか、充分理解していたけど、この MATTER での RAM

NIGHT は、色んな意味で次元が高過ぎた。


まず、3,000枚の前売りチケットは、即日完売。当日入場の

お客さんもあわせると、4,000人近い集客で、メインフロアーに

は、足を踏み入れる事が出来ない程の人、人、人。客層は比較的

若く、99%イギリス人で、男女比は、6:4位でかなり女の子も

沢山遊びに来ている。噂に聞いていたサウンドシステムは、

フロアーに80発の LOW BASS 用のウーハースピーカーが埋め

込まれていて、フロアーに立っているだけで、体が自然と上下に

動かされてしまう。体に感じる振動と共に、鳴り響く音は、

信じられない程の爆音で、まるで爆撃を受けている戦場に居る

ようで、あの音量でドラムンベースを聞いていると、いつもと

違う音楽に感じてしまう程だった。



今回は、サブルームの ROOM 2でDJをしたけど、WOMBの

メインフロアー位のサイズで、DJ開始時はあまり居なかった

人も、10分くらいを過ぎてから、続々と人が増えて来た。今年

1月の上海で共演したSTAMINAが、MCをしてくれたことで、

フロアーのテンションは一気に高まり、DJ 終了時には、かなり

良い雰囲気を作り上げることが出来た。LONDON 用に組んで

いたSETは、予想通り、本場LONDONっ子のハートを掴む事が

出来た。MATTERは、FABRICの姉妹店だけあって以前

FABRIC 出演時に色々と面倒を見てくれたスタッフも沢山居て、

大型クラブを回すシステムも凄くしっかりしていたし、ライン

アップされていたDJ、アーティスト達、お客さんは、みんな心

から日本から来た自分を歓迎してくれて、何者にも代え難い経験

が再びLONDONで出来た。次回はメインフロアーにブッキング

してくれるとの事だったので、更にレベルアップした DJ AKi を目指して、これからも気合いを入れて行こうと思えた、今回

の RAMATTER 出演だった。LONDON クラブナイトの最先端を知りたければ、MATTER 無しでは語れない。

Report @ higher-frequency :
http://www.higher-frequency.com/j_party_report/october09/02ram/index.htm






2009-10-03

TATE MODERN MUSEUM

HOTELが新しく奇麗で快適なおかげで、昨晩はゆっくりと充分休め

た。しかも朝から LONDON にしては珍しく、お日様が顔を出し、

良い天気だったのもあって、昼前から"TATE MODERN MUSEUM"

訪れた。テートモダン美術館は、入場料が無料な上、常設の作品だけ

でもかなり楽しめる、文化レベルが高いイギリスならではの美術館。

好きなイギリスの作家、Francis Baconや、Jackson Pollock、

Robert Rauschenberg等、過去にもの凄く憧れていた作家達の

作品も数点見れて、訪れて良かったと満足したけど、丁度昨日から

始まったエキシビジョン"POP LIFE"を観覧する事ができた。特設

エキシビジョンは、£12.50と若干エントランスが高めだけど、

それだけの価値が十二分にあった。内容は、80年代を代表するPOP

アーティストの作品を中心に、各アーティストの作品が、15部屋で

構成されていて、Andy Warhol、Damien Hirst、Jeff Koons、

Keith Haring、Jean-Michel Basquiat等、時代の象徴とも言える

アーティスト達の作品揃いで、この美術館のキュレーターの際立つ

センスを随所に感じた。そして、最近すっかり忘れかけていたアート

が大好きな自分や、90年代のおよそ7年を NYC で過ごしていた頃

の感覚が、心の根底から蘇ってきた。特筆すべき点として、そのエキ

シビジョンの1部屋が、村上隆だったのも圧巻で、そんな世界的に

時代を象徴するアーティスト達と同列で、このエキシビジョンで紹介

されていたのは、ある意味同じ日本人として、彼に対して多大な

リスペクトを抱いてしまった。美術館に訪れた事で、良い刺激がもら

えたし、様々なインスピレーションが湧いてきた。アートは、人に与

える力がもの凄く強いし、アートに目覚めていた頃の自分を多大に

感じて、最高に楽しい時間を体感出来た。おかげで、今夜は良いプレイが出来そうだ。この"POP LIFE"は、来年の1月17日

まで開催しているので、その間にLONDONに訪れる機会がある人は、必ず自分の目で確かめに行って欲しい。

2009-10-02

LONDON到着

無事にLONDONに到着。只今、テムズ川を挟んだミレニアム

ドームの対岸に位置するHOTEL、"RADDISSON EDWARDIAN"

に滞在中。出発前はかなりバタバタと忙しかったせいか、行きの

飛行機は、すっかり8時間も爆睡出来てこんなに LONDONって

近かったかな?と思う程、あっと言う間に移動してしまった

感覚。HEATHROW 空港で、岩波クンとも無事に合流出来て、

今回出演するクラブ MATTER が用意してくれたカーサービスで

このホテルに到着したけど、空港から1時間以上もあって、この

エリアは、今まで見て来た LONDON とはかなり違った印象だ。

いつも滞在していた LONDON の中心地のように、人が一杯居な

いし、LONDON特有の人種のるつぼではなく、スーツ系のイギ

リス人しか目にしていない。見慣れない景色と人々のせいか、

ホントに LONDONに来たのかなと感じる。このエリアは最近

開発が始まったようで、街の雰囲気がとても新しい。テムズ川

から吹いて来る風も、自然を感じるし、東京と比べるともう大分

肌寒い。明日は、プレイ時間が1時からなので、今日は早く寝て旅の疲れを癒し、明日は昼から約6年振りに、テートモダン

ミュージアムにでも散歩がてら行こうと思う。