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2015-05-29

青春時代の1ページ in NY

ニューヨーク(以下NY)には90年代の7年間住んでいた。正に血気盛んな20代の青春時代。当時は人格が尖り過ぎていて、知らない人と口なんて絶対にきかなかったし、触る物を皆傷つけるほど、横暴で凶暴で誰であろうと、変化球無し。とにかくストレートに、はっきりと言動も行動もしてしまった時代で、やんちゃ過ぎるその性格と生き方は、今考えると、ホント酷い嫌なヤツで、あの頃にご迷惑をかけた沢山の人々には、この場を借りて謝罪したい。すいませんでした。でも、それぐらいの強い態度と真っすぐな生き方をしていないと、20代そこそこの日本人が、世界中の鋭く切れがある若者達が集まって、切磋琢磨しながらサバイブしていた、まだ治安もメチャクチャに悪かったNYでは、生きて行けなかったんだよ。と言い訳しておこうw。

DJを始めたのは、そんなNYでの生活まっただ中で、その前は22歳からフリーランスでイラストレーターをしていた。日本では女性ファッション雑誌 ELLE JAPONの星占いページに1年間連載でイラストを描いたり、某スニーカーブランドの広告にも自分の絵が採用されたりして、まだバブルの名残もあったから、自分の絵1枚に結構なギャラが支払われて、正直良い気になっていて、凄く考えが甘かったんだけど、自分は海外でも絵の仕事が出来るじゃないの?って考えていた。でも、いざ住み始めてみてもそこはNY。才能溢れる人々が星のように存在していて、自分の才能の無さに打ちのめされて無理だなって薄々感じていたけど、それでも、諦めないで自分の作品をまとめたブックを持って、何社も広告代理店とか、イラストレーターのエージェンシーに足を運んだりもした。今考えるとかなり無謀な挑戦ながら、それでも NYのコミュニティー雑誌の挿絵の仕事をするチャンスを得て、海外で初めて絵の仕事がもらえた時は、凄く嬉しかった記憶がある。でも、もちろんそれだけでは食べて行けないから、カフェのバスボーイ(ひたすらお客さんの空いたお皿を片付けてウエイターをサポートする仕事)とか、日本食寿司レストランでウエイターとかもやった事がある。バイトは日本で生活していた時も含め、本当に色んな職種をやった。正に “Young Poor Faburous”な時代。

そんな頃、絵の仕事をくれたエージェンシーからモデルの仕事をしないか?とオファーがあって、お金が貰えるのであれば何でも仕事しますよ。と言ってオフィスを訪ねると、そこはオーディションの場。日本でもTakeo Kikuchiの丸井のカタログでモデルの仕事をした事もあったけど、もちろん本気でモデルになろうなんて事は1度も考えた事は無かったし、オーディションを受けるのなんて好きじゃないから、断ってみたけど、まぁそう言わずまず座ってよ的な流れで、知らずと合格していた。仕事だし指定されたフォトスタジオに行くと、どうやらカルバンクラインが日本のカルチャー雑誌 CUTとのタイアップ企画、Portraits of Neo New Yorkers (若い世代のニューヨーカー達のポートレイト)で、当時NYで駆け出しながら注目されているアジア人の若手クリエイターやモデル達が10人くらい選定されていた。これがその時の写真なんだけど、俺とは分からない位、別人だよね。。。180cmで56kgだったから、かなり痩せていて、写真から尖っているギラギラ感が溢れてる。時が経てば人間は随分丸くなるなと実感してるけど、この写真を見ていると、NYでの青春時代の記憶が目まぐるしく蘇ってくる。当時はスマホなんて無いから、今のように、写真を気軽に撮れなくて全然残っていないから、これは青春の1ページと呼ぶに相応しい記念の写真だ。この半年後に、DJを初めて結局今に至るんだけど、この時は自分がDJになるなんて、全く考えても居なければ、それが職業になってご飯を食べているなんて、全く知る由も無かったんだよ。DJを26歳で始めるってかなり遅いから、がむしゃらに必至で打ち込んだけど、人生何が起こって、どんな風に転がって行くかなんて分からない。でも、全てはどれくらいの気持ちを持って自分の人生の目的に挑んでいるかが凄く大事で、自分が進みたい道を真剣に切り開いていかないと、現状は変わらない。考えすぎるよりも、まず行動を起こし、臆病にならないで、本気で自分のやりたい事に向き合って欲しいなと、今の若者達には思う。


最近DJを始めたきっかけは、何ですか?って質問を755で若者達からされるんだけど、話すと長いから、その辺のお話は、NYでの青春ストーリー2につづく。

2015-05-26

ブログを再開した6つの理由

最近AKiさんブログの更新が頻繁ですよね?って会う人に良く言われる。基本的にブログを書く事に対して、DJ AKiをサポートしてくれる方々からは好意的に受け取ってもらえているし、俺の事なんてどうでも良い人は覗きに来ないのが、むしろブログのチャームポイントだったりもする。そんな、もの凄くピュアな自分、DJ AKiの日常を記したブログを再開した理由がいくつかあるので書いておくね。

1. GoogleでDJ AKiを検索して、昔はこのブログ”Real Life of DJAKi”が1番上にヒットしてたけど、更新しないで放置してたせいか、今は1番最初がDJ AKiのTwitterアカウントになってしまって、2番目に来るのが名古屋の女ヒップホップ DJで同じ芸名のDJ AKiのブログなのが、何か微妙に納得出来ない。まぁ日本中に山ほど、DJ AKiが存在するのは知ってるけど、そこはやっぱりね。1番DJを長くやってるはずですから。

2.このブログのタイトル通り、自分のリアルな気持ちや日常生活を伝えたいから。メッセージを伝える重要性は、06S 14周年のメッセージビデオの投稿にも書いたけど、アーティストは自分の言葉と気持ちを伝え無いと、この人誰?どんな気持ちでDJしてるの?ってなるのは当然で、そこをしっかり伝えると受け取り側の気持ちも当然変わるでしょ? 一方的では無くて感情を循環させるやり取りって、恋愛とかSEXと同じで、気持ちの交流が凄く重要。そして、ありがたい事に最近はブログに1回投稿すると、かなりの数の人が閲覧しに来てくれるようになった。自分の想いを活字にすると、ラジオでのトークとはまた違った響き具合いを感じる。音楽を伝えるのと同様に、ブログを書く事で、新しい世代のまだシーンに参戦したばかりの人達も応援してくれるようになって、自分がDJをしている音楽が少しでも広がって欲しい。

3.SNSはもう大分長い事やってるけど、TLに広告が入ると何故か感情が一気に冷める。あぁここもビジネスですかって、、、昔はfacebookもtwitterもそんな事は無かったのにね。そして、自分が伝えるべき事がTL上でドンドン流れていってしまう感覚が何か物悲しい。故に文字制限も無く、しっかり細かく書き込めて、1つの場所にそれらの文章達がアーカイブされていく自分のブログの重要性に改めて着目したんだ。 聞いた話だけど、EDM界で爆発的な人気を誇るHardwell は、SNS部隊が5人居て、常に彼回りの何らかの情報を発信して、その人気を不動のモノにしているらしい。EDMはダンスミュージック初心者でも分かりやすい音楽性や今の流行なのもあるけど、SNSを使ってメッセージや気持ち、日常、自分の音楽性をしっかり伝えているからこそ、年間何十億円も稼げている アーティストが何人も存在している事は忘れてはならない。要はやる事はちゃんとやってる。俺にはSNS部隊は居ないけど、そこは見習って自分1人でも出来る事はしないといけないなって思わされたんだよ。

4.文章を書くのが好きだから。基本的に自分の生き方として、好きな事しかしたくないんだよ。ご存知の方も多いですが、本当にわがままな一人っ子0型で、好きな事以外はしたくない!って性格は、もう一生変わら無いって言い切れる。むしろ変わる気も無いし。でも、文章を書く仕事をしていた時代もあったし、かなりの文字数をタイプしてきた歴史があって鍛えられた分だけ、自分の言いたい要素を文章には出来るし、とにかく活字を書くのが好きだから、もっとちゃんとやると決めた。

5.最近TVが下らな過ぎるよね?何でなんだろう? 若い人達は、そもそもTVなんか見なくて、youtube世代か。昔はもっと刺激的な番組が一杯あったんだよ。切り口が鋭い報道番組とか、必要以上に熱血なドラマだったり、事件の再現VTRでもの凄くHな映像が普通にTVで流れてたり、飯島愛がTバックのお尻出しても(古い)、コンプライアンスなんて無かったのにね。今のTVってクレーマーとクライアントに支配されちゃってる感が満載で、見ているとつまらないしイライラするから、ほとんど見なくなった。稚拙なドラマ。同じ顔ばかりのお笑い芸人。そんな情報は正直要らないです、ときっぱり言い切れる暗くて残酷なニュース。子供の頃からTVっ子だったから好きな番組を見ていた方だったけど、気分を害するような余計な情報が入ってくる位だったら、その時間を有効的に使って音楽を聞いたり、MIXを作ったり、ブログを書いている方が、よっぽど建設的だなって思ったんだよ。20代の前半に、こんなくだらなくて無駄な事に時間とお金を費やしてるんだったら、もっと違う事出来るじゃん!って悟ったパチンコと同じ。

6.ラジオ番組を月々3本配信していて、それぞれの番組に主旨と目的があるんだけど、block.fmに関しては、実は適当に話しているようで、TLのコメントに絡む以外のトーク内容は、全て原稿に書いてる。block.fmは、他の2番組と違って、m-floのTakuサンのラジオステーションで、毎月番組をやらせて頂いてる立場だし、粗相が無いように、そして、1人トークで原稿が無いと話すべき内容を忘れ、伝えるべき事を見落とさ無いように。実際トークだけならまだしも、生でDJミックスも同時にしている訳だから原稿が何よりも役立つ。10年以上前にまだワンセグが始まったばかりの頃、NHKのデジタル放送で”UNIVERSAL SOUNDS”って番組をやっていた時に、その番組のディレクターから、ブラジルは楽しいよね~。あ~あのご飯は美味しいよね~、なんて軽めのトークをしてたら、もっと簡潔に伝えるべき内容を明確に話さないと、聴いてる人に全く詳細や感情が伝わらない!と、鬼の形相でダメ出しされた事がトラウマで、その名残で原稿を書く癖が残ってる。NHKは基本的に教育が軸だから、そこで嫌でも学ばされた事は大きい。で、block.fm用に書いてる原稿の文字数が結構あって、これはパソコンの肥やしだけじゃなくて、公開すればブログに書けるなって気づいたんだよ。


こんないくつかの理由があるんだけど、結局ブログって本来凄く個人的な物であって、SNSがこれだけ絶大なパワーを持つ以前から存在する、実は大事な情報発信源で、特に自分のブログは、アメブロのように巨大で無数の人々が往来し、そんな人達を網羅するブログでは無いGoogleでやっているから、余計な通行人から炎上されるような酷くて醜い書き込みとかも無いし、クライアントありきで展開されるビジネスとは真逆で自由だから、心情的に、そして感覚的に自分に凄くフィットしている。これからも日常で感じた気持ちとか、自分が考えている事とか、ドラムンベースのアーティストや楽曲情報とか、もちろん趣味の温泉や、旅の話、美味しいご飯、パーティーインフォ等、出来る限り週2本位は投稿するつもりだから、もっともっと沢山の人が読んでくれると嬉しいDJ AKiなのです。