今週は月曜日から、箱根小涌谷の温泉旅館”箱根・翠松園”に3泊滞在した。東京から車で、約1時間半で到着する利便性の高さと、雄大な自然は、箱根の大きな魅力。この”箱根・翠松園”は、彫刻の森のすぐ側で、元々三井財閥の別荘が、敷地内にある文化財の建物、翠松園をそのまま残して、名前の由来にし、建物自体は、現在日本食レストランとして使用している。その建物周辺にあった、杉の林を伐採して、全23部屋の宿泊施設を建設したようだ。オープンからまだ、2年しか経ってないから、建物も施設も奇麗で、従業員のホスピタリティーは、割と高め。全部屋離れ系で、高級感漂っているけど、いくつかの部屋を見た結果、宿泊施設自体は、悪くいうと歴史は感じらなくて、露天風呂にTVがある部屋は、上品というよりは、超高級ラブホテルのような印象。そして、価格設定が箱根の中でもTOP レベルな高価格で、正直若い人達には、優しいとは言いがたい。でも、全ての部屋に自家源泉をひいた露天お風呂が付いているのは、かなり快適。基本的に部屋は、九州の宿のように広くはないけど、使いやすいと感じた。箱根の湯は、今迄の経験上、割とマイルドで、無味無臭なインパクトの弱めなお湯だったけど、この旅館の自家源泉は、ほのかに硫黄の匂いがして、湯上がり後の発汗力が高くて、想像以上にパンチ力があった。
到着した初日は、施設内のレストラン"紅葉"で、和懐石を食べたけど、お皿のクオリティーと、味に対する料理長の感性のレベルが非常に高い、かなり大人な食事だった。特に梅慈姑、穴子風干し、鯛飯が美味しかった。和朝食もとてもクリーン。
あれだけの高価格設定だったら、他にも訪れてみたい高級温泉旅館は沢山あるから、自分でお金を払ってまたこの宿に訪れるかは分からないけど、ストレスがたまって、緊急に東京からエスケープしたくなった時や、カップルの特別な日とかに利用すると良いかもしれない。
泉質 : 弱アルカリ性単純温泉 / 効能 : 神経痛、筋肉痛、関節痛、運動麻痺、うちみ、くじき、慢性消化器病等。