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2015-06-01

静岡36時間の旅

初めての街に訪れDJをするのは、この上ない喜びであり、とても幸せを感じる大事な時間と経験。それと同時にいつも以上によりインパクトが強いパフォーマンスをするのも重要で、DJを始めた時から全くブレていない、ドラムンベースの魅力を伝え、少しでも日本のシーンが拡大して欲しい想いを昇華させ為の大切な機会だ。先週末は、そんな想いと共に初めて静岡県浜松市のBASS MUSICパーティー"EFEKT"に招待してもらった。長い間 DJをしていると、仕事の依頼メールの文面を見れば、どれくらい真剣な想いでパーティー開催に努めているか推測が出来る。EFEKTクルーの代表でオーガナイザー兼DJの加藤君は、某自動車メーカーの車のデザイナーで、メールの詳細や文面がとても律儀で仕事が出来る人だな、と印象が強かった。先日の大阪での舞音楽祭にも顔を出してくれたし、しっかりと挨拶もしてくれて、今回訪れる前から浜松でのDJは楽しい事になりそうだと感じていた。

会場のPlanet Cafeは、20年間浜松の音箱として存在し、浜松のダンスミュージック好きに支持されてきたクラブで、箱の規模は大きくは無いけれど、しっかりと音が鳴っていて、十二分に音楽が楽しめるサウンドシステムが装備されている。20年継続出来ているクラブは、もしかしたら日本最古かも知れない。長い歴史に裏付けられている通り、スタッフの皆さんの仕事振りも対応もとても心地良かったし、お酒も美味しかった。もちろんそんな素晴らしいクラブのスタッフとパーティーを形作っているEFEKTクルーも、みんな真面目で音楽が純粋に好きな人達やDJの集まりだった。

DJをした感想だけど、浜松に訪れる前日に、既存のDJセットに新曲をまんべんなく散りばめて、上げ進行でありながら、ドラムンベース及び、BASS MUSICの魅力を余す事なく伝えるイメージをしていたんだけど、そのイメージが思いの外奇麗にはまって、フロアーの爆発力は、小さな地方都市とは思えないテンションで、東京や関西からの遠征組も含め、お客さんのノリが素晴らしく、スタッフのみんなも終止笑顔が溢れ、とても良いパーティーバイブだった。どんな場所でDJをする時でも、場所に合ったイメージに沿って、フロアーの反応を見つつ、DJ中に軌道修正するケースが多々あるけど、浜松の人々は、想像以上にドラムンベースの理解度が高く、常日頃から地元のDJ達が、自分たちのシーンに正しい音を伝えていると実感出来た。いつも思うけど、街の規模やパーティーの大きさに関わらず、最終的にはどんな人がどんな目的を持って、パーティーを開催しているかがとても大事で、色んな街でDJをして来た自分としては、浜松はかなり有り!! なパーティーだった。先日の名古屋も良かったし、東海地方は東京や関西とまた違った人と雰囲気、面白さがあると思う。そして、浜松名物と言えば、ウナギ!ウナギ大好物なんだけど、パーティー当日に連れて行ってもらったのが、浜松駅前の八百徳本店。うな重と迷いつつも食べた櫃うな茶漬けは、刻みネギとワサビをたっぷりと乗せて出汁を注ぐスタイルで、名古屋の櫃まぶしの印象とは違って、若干味が薄味で食べやすく、代々引き継がれている秘伝のタレと、厳選された活きの良いウナギの旨味が十二分に堪能出来る納得の老舗の味だった。肝焼きも美味しかったし、ウナギのグルーブも相まって納得のDJが出来た事は間違い無い。そして、今回静岡掛川から参戦したSIMOが泥酔して、パーティー終了後自分のPCや機材が入った鞄を残したまま行方不明になり、クラブ近くのビルとビルの間から発見されたのも、パーティーがいかに素晴らしかったかを象徴している(笑)

パーティー翌日は、レイトチェックアウトから静岡名物さわやかのハンバーグを食べて浜松を発ったんだけど、東名高速道路を走っていると、神奈川県に突入する直前に玉突き事故による渋滞18kmの表示が。。。とにかく渋滞にはまるのが大嫌いで、ひとまず、足柄SAで停車してどうしようか考える事にしたんだけど、以前足柄SAに立ち寄ってfacebookに写真を投稿した際に、常日頃からいつも温かく応援してくれているミカネーサンが、近くに住んでいるから呼んで下さいよってコメントをくれた事を思い出して、twitter越しに近くの良い温泉が 無いか教えて欲しいとメールをすると、即返信が来て迎えに来てくれると。それは悪いから温泉の情報をカーナビに入れれば自分で行けるから大丈夫だよと言っても、地元民が行き来出来る場所があるからと。言われるがままに車をサービスエリアに停めて待っていると、10分もしないうちに迎えに来てくれた。足柄SAに、地元民専用の裏口があるなんて知る由も無かった。

温泉は趣味だから日本中の温泉地に訪れたけど、富士山近辺の温泉は、あんまり良い印象が無かったんだけど、連れて行ってくれた、あしがら温泉は、小山町という小さな街合いのおもいっきり田園風景な場所に位置していて、町立な公共温泉で、所謂スーパー温泉的な施設では無く、こじんまりとしつつも地元の人々に愛されている温泉場で、掃除もしっかり行き届いている建物で、柔らかな肌触りのお湯は身体が芯から温まり、浜松での疲れを奇麗さっぱり洗い流してくれた極上の泉質だった。天気が良かったら露天風呂から富士山を目の前に望めるロケーションも最高だし、本当に良い温泉は、豪華絢爛な施設に限らず、今回訪れたような場所にあると改めて実感出来て、忘我な時間を過ごせた。およそ36時間の旅だったけど、ナイスな人々と楽しいパーティーを過ごせて、食事も美味しく、最高の温泉に浸かれた。地元の人達に導かれて贅沢な時間と経験を頂けるから、DJという仕事はやっぱり止められないと思った静岡へのショートトリップ。身も心も満たされた楽しい時間でした。

泉質 : アルカリ性単純温泉(アルカリ性8.8ph、低張性、低温泉) / 効能 : 神経痛、運動麻痺、慢性消化器病、病気回復、健康促進等


2015-05-18

12種類の春野菜カレー by Spiced A

気候が暖かくなると、本能的にカレーが食べたくなるのが人間の性。暑い夏に汗をかきながら辛くてスパイシーなカレーを味わう行為は夏の特性で魅力の1つとも言える。元々カレー作りが趣味だけど、最近はダイエットしている期間なのもあって、野菜中心の生活に変化して、外食して必要の無いカロリーや油を摂取するのが嫌だから、自分の口の中に入るものをしっかり管理したくなっている。そんな理由もあって料理を作る機会の頻度が増えた。この前ブログに書いたトマトスープスパゲッティーは、そんな野菜中心の食生活を満たしてくれる、自分にとって身も心も温まる有り難い料理で、パスタを入れなくても、野菜を沢山バランス良く穫る事が出来て、もちろん美味しいスープとして食している。

でも、大量に作ると何日も同じ味を食べる事になって、美味しくてもやっぱりちょっと口が寂しくなって、変化が欲しくなる。そこで、作ってから2日位経ってから、味の変化を求めて、この数年で培ったスパイスの知恵を生かそう!と思い立って、マイ•スパイスコレクションから、トマトスープの味にマッチしそうなスパイスを選んで調合。元々カレーは作ってから1,2日間寝かせる時間を持つ有名店もあるから、この発想は間違って無いと確信して調理開始。以前のトマトスープのレシピから、最終的にカレーに作り直した時に、映えるであろう形を想定した上で、素材を選び直した。スパイスを投入して出来上がってみると、これは中々芳醇で野菜のすっきりとした爽やかさが際立つ、今迄味わった事の無い、優しいけれど刺激的な味に仕上がった。

ここで着目するべき素材は、セロリで、元々大っ嫌いな野菜で、生で食べると今でも好きとは言い兼ねるんだけど、大人になるにつれ、熱を加えた時に産まれる甘みと、食感が良い味を醸し出してくれるのが好きで、スープにして煮込むと格別な味になる。もちろん茎も根も葉も全部食べられる。セロリは食物繊維やβーカロテン、ビタミン、ミネラルを沢山含んでいて、美人になりたければセロリを食べろって言われる食材。美人になりたい訳では無いけど、これだけ大量のセロリを摂れる料理は中々無いと思うし、暑い夏を乗り切ってくれるであろう清涼感溢れる、身体にとっても有効的な野菜だ。

使った材料をメモ代わりに書いておこう。(野菜) 春キャベツ、新玉ねぎ、セロリ、白セロリ、塩トマト、トマト、人参、舞茸、ピーマン、パプリカ、ネギ、パセリ、コーン。明確には14種類。(スパイス) クミン、ターメリック、フェンネル、コリアンダー、チリ、カイエンペッパー。


カレーは何度と無く作ってみて、色んな人に試食してもらったけど、AKiさんお店出した方がイイですよって結構言われるので、もうちょっと大人になったら、良質なドラムンベースが聴けて極上なカレーが食べれるお店をやりたいと考えてたりもする。レシピの詳細は企業秘密で、公開する事は無いと思うけど、このカレーは、今迄作ったカレーよりもずっとレイヤーが際立った味に深みがあって、多種の野菜の栄養含有量が豊富な上、身体に良い仕上がりになったから、凄く満足してる。でも、もっと探求したくなる性分は相変わらずなので、夏に向けてより磨きをかけたカレー作りに勢が出そうな雰囲気だ。俺のカレーを食べられるパーティーをやって欲しい!って声が多数なので、今年は、DJ AKiのカレーとDJを堪能出来るパーティー ”Spiced A”の復活に応えられるかもね。そして、これでまた野望に一歩近づいたに違いない(笑)


2015-04-26

トマトスープスパゲティーレシピ

元々料理は好きで、子供の頃から料理好きだった母親の横に立っては、お手伝いしてたんだけど、ここ数年はカレー作りにはまって、20種類近いスパイスを調合して繰り広げられる味のレイヤーの深さが楽しくて、すっかり趣味化してたんだけど、最近めっきり作らなくなってた。そんな矢先身体を壊して医者で検査したら胃腸も弱ってるし、中性脂肪が多いから禁酒と、規則正しい食生活を促されてから、ここは奮起してついでにダイエットしようと決めて、好きだった酒も止めて野菜中心の食生活にして、自分に厳しく出来る日は1日1食にしてサラダだけの日も作って、身体のコンディションを整えてたら、体調も回復してきて3週間で8kg痩せた。でも、サラダだけではやっぱり味気ないし、元気出ないし、温かいご飯が食べたくなるから、ポトフとか何種類かの野菜スープを自分で作り始めたら、これが中々美味しく出来上がる。で、今夜はトマトスープでも作るか!と思って調理を開始。

煮込み始めて味見すると、びっくりする位美味しくて、東京の有名スパゲティー店はしやからのれん分けして恵比寿で営業してるアンクルトムでいつも食べるトマトスープスパゲッティーのスープの味に似てる!と思って、最近炭水化物も出来るだけ抜いてるけど、これはスパゲティー入れてみよう!って事になって方向転換。出来上がりを食べてみると自分の作る料理の才能にビックリしちゃう美味しさで最高の味わい。でも、これ作るのに食材に拘ってたら4,000円近くもかかるという、あり得ないコスパながら、1人暮らしにも関わらず大量に作っちゃったから、後23日はこのスープを食べる事になるなぁ。美味しいから良いけど。まぁとにかく簡単に作れるし、記憶が鮮明なうちに自分も忘れないようにレシピ書くから興味ある人は作ってみて!

(材料) 多分4、5人分以上
トマト 3 、人参 1本 、白セロリ 1 、玉ねぎ 3 、インゲン 5本、ネギ 1/2本、ピーマン 3個、キャベツ 半分、舞茸 1パック、コーン 1缶、ベーコン 1パック 200g位、ホールトマト 2(2種類)、パセリ 少々、トマトジュース 300cc、人参ジュース 200 cc

オリーブオイル 大さじ1杯、水(ミネラルウォーターなら何でもOK) 1.5ℓ、コンソメ 大さじ3杯、冷凍鳥出汁 (築地で購入。入れなくてもOK) /2 パック 、 大さじ1、こしょう 少々、タバスコ 少々、粉チーズ (かけた方が絶対に美味しい)、デチェコリングイニ No.8 (スパゲティー)

1、野菜全部を細かく切る。(野菜ゴロゴロ系よりも細かいのが好きだから) 2、鍋にオリーブオイルを入れ玉ねぎを10分位炒める。で、ベーコン投入。3、野菜全部を鍋に投入。水も入れて各野菜ジュースも入れる。調味料を入れて味を整える。4、強火で15分煮てから、弱火にして1時間煮込む。5、パスタをアルデンテ気味にゆでる(7分くらい)6、スパゲティーがゆであがったらお湯を切って、その上に具とスープをバランスよくかける。6、コーンをスプーン3杯分くらい、刻んだパセリを乗せる。7、食べる直前に、タバスコと粉チーズかけて、さぁ食べてみよう!

すっかり主婦のブログみたいになってるけど、料理って曲作りとかDJのセットを組むのと似てて、良い素材(曲作りならサンプル音。DJなら良い音楽)を自分の好みに混ぜ合わせて、絶妙なバランスに落とし込む作業。イメージに近い物が出来上がると楽しいし、やっぱり何かを作ってるのが自分は好きなんだなって思った日曜日の夜の味。では、お試しあれ!

2011-05-26

築地移転問題に提言!

先日震災以来久しぶりに築地市場へ出掛けた。当日は、BBQで山中湖に仲間と行ったから、BBQ用の買い出しだったんだけど、もちろん、朝ご飯を最も大好きなお寿司屋さん"鮨文"で食べよう!って事になって、朝一で9人まとめてお寿司を満喫させてもらった。鮨文の板長の佐藤氏は、正に職人気質で中々無骨な性格だから、初めてきたお客さんには口もきかないけど、根はとってもお客さん想いの優しい方で、常連客になってからは、その季節の旬のお魚情報や、築地の裏事情を教えてくれたりで、とっても好きなシェフの一人。そんな彼に以前から気になっていた、築地移転について、どう考えているのか?と質問を投げかけてみた。

彼は、遠い目をしながら、豊洲への移転はもう阻止出来ない現状で、石原都知事の再選が決まって、更に拍車をかけたと。。。これは、都民が下した決定であって、移転に絡む利権が渦を巻いている状況で、豊洲でのテナント料は、現在の3倍に跳ね上がるとの事。現実そのテナント料を支払って、土壌汚染が噂される豊洲に移転するお店はそんなに多く無いし、実際問題これを機に店じまいするお店が軒並み続くだろうって言っていた。もちろんそれに対して、長い間抵抗や、反対を続けて来たけど、とにかく石原を選んだ都民の責任ですからと。。。

ちょっと待った!!自分は都知事選前からもちろんアンチ石原だったし、愛すべき築地の移転は有り得ない話だったのに、もうそんな話迄、進んでいたとは。。。自分みたいな人間が叫んだところで、今の現状を打破出来るか、分からないけど、みんな本当にこのままで良いと思っているのかな? あの築地市場が、早ければ、もう3年以内に無くなるんだよ!もう本当に考えられないし、選挙前にそんな話って全然都民に届いてないし!震災にまぎれて、行われた都知事選の結果だよ。。。日本が世界に誇るべき、江戸から長年続いた食文化の発信地である築地が、完全に崩壊する事実を、自分はどうしても素直に受け取れない!これって阻止する手段は無いものだろうか?教えて偉い人!

2010-10-17

シンガポール

移動続きで、中々ブログを書いている時間が無かったけど、102週目の週末に訪れたシンガポールの話をしようと思う。シンガポールと言えば、ZOUK という3,000人を収容する大型クラブが、メインのクラブで、トランスや、ハウス、R&B を軸にパーティーを開催していて、ドラムンベースのシーン自体が、今迄存在しなかった。でも、今回出演した HOME CLUB と言うクラブが、約2年前からドラムンベースのパーティーを月一で開催し始めて、徐々にシーンが出来上がっている状況。HOME CLUB自体、約300人のキャパでサウンドシステムも上々。川沿いでアウトサイドにテラスがある環境は中々良くて、 外でお酒を飲みながら友達と会話を楽しむも良し、もちろんフロアーで音楽も楽しめるクラブだ。



パーティー当日に、シンガポールに仕事で滞在していた友人の畠山クンが、遊びに来てくれて、とっても嬉しかった。海外でも突然会える友達って案外居ないし、海外の活動を友人が感じ取ってくれるのは、有り難い事だ。DJ開始直前にレコードバッグの鍵が壊れて、止むなく鞄をカッターで切って、中身を取り出す強硬手段に出て、どうやって帰国しよう。。。と落ち込む場面もあったけど、パーティー自体は、雰囲気が凄く良くて、初シンガポールでの DJ は、とても実りのある時間を過ごせた。

今回訪れる機会を与えてくれたプロモーターの MING は、若干21歳だけど、産まれてから18歳迄ロンドンで育った中国系イギリス人で、DJもブッキングも企画も、バーテンダーもこなす中々のイケメンで、ドラムンベースを聞いて育っただけに、音楽を奥深く迄理解する強者だった。

どこの街でもそうだけど、誰がどうやって、その土地にシーンを浸透させているかが重要だけど、シンガポールのシーンが育ってきている要因は、やはり彼のような若くてやる気に満ちあふれる人が、存在するかが重要だと改めて痛感した。


今回のシンガポールは、2泊と短くてあっと言う間に過ぎてしまったけど、ご飯がやっぱり美味しい。パーティー当日の DJ 前に食べた、クラブの数軒先にある、JUNBOというレストランのカニのチリソース炒めは、本当に美味で、食べる事を止められない程、身の引き締まったカニとチリソースのバランス感が最高だった。そして、2年前にビンタン島に訪れた際に、トランジットで、シンガポールに数時間立ち寄った際に、ZOUKの人々が連れて行ってくれた、リージェントホテル内のチャイニーズレストラン"サマーパレス"での北京ダックも堪能。ここの北京ダックは本気で美味しくて、次にシンガポールに訪れる事があったら絶対にまた来よう!と思っていたレストランだったから、またあのパリパリかつ味わい深い北京ダックを食べれて幸せだった。シンガポールに訪れる機会がある人は、是非試して欲しい。


11月にはバンコクにも訪れるけど、アジアで活動する人々のネットワークをより拡げて行きたいと思う。

2010-05-13

築地_やじ満

今回の築地グルメレポートは、市場内の中華"やじ満"。毎度ブログに登場する、我が愛するお寿司やさん"鮨文"の2件隣りで、店内で食事をした事は無かったけど、度々お持ち帰りのしゅうまいを購入し、家で蒸して食べる事もしばしば。ボリュームがある割には、胃にもたれないさっぱりとしたしゅうまいで、お気に入りの逸品だ。


築地は、ほぼ週に1回は来るし、基本的に色んなお店を試してきたけど、築地に来て迄、中華は無いよな。。。という思いがあった為、この数年築地に通いながらも、やじ満は試さなかったが、何で今迄このお店のお持ち帰りしゅうまいしか買わないで、素通りしてたんだ!と後悔してしまうほど、美味しい中華屋さんだ。


4月から始まる季節限定メニューのあさりラーメンは、この店でしか味わえない絶品で、さっぱりとした塩味の鶏ガラスープに、あさりの旨味が溶け込んでいて、最高に美味しいけど、先日試した冷やし中華は、本当に心から美味しい!と思える逸品。元々暖かい季節が訪れると、無性に冷やし中華が食べたくなる性分で、色んなお店で試してみるけど、中々納得のいく味に巡り会う事はない。でも、ここやじ満の冷やし中華は、自分にとって、ど真ん中のストライク。3代に渡って守られてきた、黒酢をベースに作られた秘伝のタレのバランス感は、究極的で、正に絶品。きゅうり、たまご、紅ショウガ、チャーシューとトッピングが王道そのもので、これぞ理想の冷やし中華ですよ!と食べた時に叫びたくなった。築地市場は、食のプロが集まる場所だから、長年続けられているお店は、もちろん揺るぎない、そのお店ならではの味がある。そんな築地の常識を、長い列に並ばずしても味わえるやじ満は、間違いなくオススメです!

2010-05-09

シュニッツェル in ウィーン

セルビア共和国から、ウィーンに飛んで、経由時間に4時間あったから、ウィーンの街の中心地近く迄、ちょっと足を延ばしてみた。空港から街迄は、わずか16分で、30分おきに電車が出ているからかなり便利。東ヨーロッパのセルビアから飛んで来ただけに、西ヨーロッパの瀬戸際である、オーストリアの首都ウィーンは、かなり西側の印象が強くて、街の空気や風が明るく感じる程、全く雰囲気が違った。4時間の経由時間は長そうで案外短いから、街をちょこっと歩く事しか出来なかったけど、日本を出発する前日に、以前ウィーンに訪れた事のある友人のエミちゃんに、ウィーンにはトンカツみたいな名物料理があるから、寄れる時間があったら食べてみたら良いよ~とオススメされたのもあって、駅近くのウィーン料理が食べれそうな、お店に入ってみた。メニューにあった、牛肉のフライが、多分そのウィーンのトンカツだと、ドイツに度々訪れているYUUKiが、言うのでオーダーしてみると、グローブのように大きい、正にウィーン版トンカツがサーブされた。牛肉を叩いて薄く延ばし、衣をつけて油で揚げたこの料理は、シュニッツェルって呼ぶ。とくにトンカツソースのようなソースは無く、レモンを絞る。軽い塩味がふられていて、サイドに運ばれたポテトと一緒に食する。これが案外美味しい。でも、トンカツソースが好きな自分としては、ソースをかけたくなる衝動が。7月末にウィーンで開催され、10万人が集まるフェスティバル"BEATPATROL"に出演する為、4日間程ウィーンに滞在するから、次回はソース持参でウィーンに行くか?なんて思った。音楽の都と呼ばれるだけあって、雰囲気が良いし、街も綺麗そうだから次回7月のウィーンは、今から楽しみだ。

2010-04-01

恵比寿 _ イエローカンパニー

約7年前、1枚目の MIX CD のリリースツアーで、初めて札幌に訪れた際に食べたスープカレー。丁度冬だったのもあって、食べると芯から身体が暖まる、新鮮な味覚に衝撃を受けて、こんな美味しい物があるんだなと思った。その後も札幌に訪れる際は、心の本店や、らっきょ等、名店と呼ばれるスープカレー屋に訪れ、知らず知らずに好きになっていた。

一昔前に東京でも、"心"チェーンを中心に軽くブームが起きて、中目黒や、渋谷のセルリアンタワーの裏手にあった"心"に頻繁に行ってたけど、東京進出に失敗したのか、あっと言う間に全店舗が閉店してしまった。スープカレー難民になっていた矢先に出会ったスープカレー屋さんが、東京のスープカレー好きの間では有名な、恵比寿イエローカンパニーだ。丁度渋谷と恵比寿の中間くらいの、明治通りからちょっと道を入った所にあって、子洒落たカフェのような店構え。北海道の素材に拘り、化学調味料は一切使用せず、30種類のスパイスと、野菜や肉の旨味を凝縮したスープは、このお店のオリジナリティーが高く、食後もすっきりしていて、満足出来る味。恵比寿、渋谷近辺で本格的なスープカレーが食べたくなったら、是非この店へ。このテキスト書いてたら食べたくなって来た。。。

2010-03-25

築地 _ 洋食たけだ

昔から冬は単純に寒くて嫌いだけど、牡蠣が食べれるシーズンとしては、冬を少しだけ、許してあげても良いかなと思う程、牡蠣が好き。恵比寿にある、馴染みのパスタ屋さん"アンクルトム"でも、冬はほぼ牡蠣のトマトスープを食べるし、カキフライも好き。タウリンを豊富に含んだ牡蠣は正にパワーフード。


築地は1年を通して、旬の味覚に出会えるから週に1度は行く。前にもブログで書いた鮨文がお馴染みのお寿司屋さんで、曲が出来上がった時や、猛烈に美味しい食事が食べたくなった時に訪れる。毎回1発1発、強力な味覚のパンチ力と、旬な時期でしか味わえない魚達に感動し、板長の佐藤さんにやられている。

頻繁に訪れる築地だけど、朝4時からオープンしている"洋食たけだ"は、その鮨文の隣で、ここ数ヶ月良く行くお店だ。マグロの各部位のステーキや、あなごのバター焼き等、魚介系プレートが有名だけど、今年に入ってから、牡蠣のバター焼き定食を、何回も食べた。選び抜かれた大粒の牡蠣をふんだんに使い、小さなベーコンを牡蠣の上にあしらっていて、この店の定番バターソースで仕上げている。3者が織りなすハーモニーは抜群で、コクと旨味を十二分に味わえる。エキストラでご飯にカレーをかけてくれるし、サイドメニューも充実している。残念ながら今月で牡蠣のバター焼きはメニューから無くなるけど、どのメニューを食べても美味しい。深夜にお腹がすいた時に、ちょっと我慢して朝4時のオープンに滑り込む事の出来る"洋食たけだ"は、完全夜型人間の自分には、明け方の時間帯に最も充実した食事を提供してくれるレストランだ。

2010-03-22

荻窪 _ 欧風カレーとシチュー専門店 トマト

Ms Curry を失ってしまった今、あのカレーを食べたくなる衝動がすっかり押さえられなくなってしまった。。。Msのカレーは、間違いなくあのマスターにしか作れない ONE & ONLYの味だけど、都内だけでも沢山のカレー屋さんがあるから、親友 K2HGと美味しいカレー屋さんを探す放浪の旅が始まった。これからこのブログがカレーブログになってしまいそうな予感。。。

まず最初に試してみたのが、食べログの東京カレーランクNO.1に堂々輝き、色んな人から美味しいと聞く、荻窪の"欧風カレーとシチュー専門店トマト"へ訪れた。車で行ったから実際は分からないけど、荻窪駅の外れで多分駅から歩いて5分位に位置するこのお店は、テーブル席数席の小さなお店だけど、人気店だから並ぶ事もしばしばらしい。

骨付き大山鶏をふんだんに使ったチキンカレーを試してみたが、Ms の味の方向性と全くベクトルが違う。これがNO.1か。。。Ms の穴を失ってしまった悲しみを埋めるには、十分とは言えなかったけど、トマトのカレーは、いわゆるカレーの王道をいく、とってもコクのあるカレーで、素材も良いし、店内のカウンターに瓶詰めにされたスパーシーが所狭しと並んでいる本格的なお店。香味野菜、フォンドボー等をたっぷりと使い、36種類のスパイスをブレンドして、じっくりと1週間をかけて丹念に仕上げてあるカレーの味は十二分に味わえ、さっぱりとした味ながらも鶏肉のボリューム感がかなりあったし、シェフのカレーに対する姿勢は脱帽出来る味。味もそうだけど、忙しい中、笑顔たっぷりで接客していた奥さんの印象が、強く残ったカレー屋さんだった。オススメのカレー屋さんがあったら、みなさん情報をください!

2010-03-08

さよなら Ms Curry

誰でもお気に入りのレストランや、食事があると思うけど、およそ2ヶ月前このブログに書いた、笹塚の Ms Curryは、自分にとってここ数ヶ月間、週に2度は足繁く通ってしまう、例えようも無い程食べたくなる、はまりまくっていたカレー屋さんだった。元々そんなにカレーが好きだった訳じゃないけど、このお店のカレーを食べて以来、カレーの奥深さと、スパイスに興味を持つ様になって、地方に行っても美味しいカレー屋さんがあると聞くと、訪ねる程になっていた。


今日も当たり前の様に、ワクワクしながら Ms Curry に向かったが、お店が閉まっていてシャッターには、"都合の為、しばらくの間休業します"の文字が。。。元々無口で、たまに臨時休業をするマスターなだけに、いつからオープンするのかな?と店先で立っていると、同じ商店街で、このお店に野菜を卸していた八百屋のおばさんが近寄ってきて、実はマスターが昨晩仕込み中に、心臓発作で倒れて亡くなってしまったと、神妙な顔つきで話してきた。ふと視線を店先に戻すと、確かに菊の花束がいくつか供えてある。その瞬間から事実が飲み込めてかなりショックだった。


このカレー屋さんは、このお店でしか食べれない味が好きだったのも、もちろんだけど、かなり国籍不明なインド人風の、寡黙なマスターの独特な雰囲気が大好きだったのもあった。たった一人で店を切り盛りしながら、もの凄い勢いで、皿洗いから、カレー作り、客の空いたコップの水を常に注ぎ、絶品のミルクティーを入れてくれ、お金を受け取るまで、完璧な動きの流れの中で、一生懸命ひたむきに働いている姿が素敵で、おいしいカレーをサーブするという、強い信念を持っていれば、そんなに愛想を振りまかなくても、店先にいつも大勢の人が並ぶお店が作れるんだなぁと、いつも感心させられて、ある意味最近の自分にとって憧れの存在で、いつか自分も将来あんなクールなカレー屋さんのようになれたら良いなぁと思う程だった。。。しかし、もうあの味とマスターに会えないと思うと何とも悲しく、店が並んでいた商店街にも悲壮感がおもいっきり漂い、まだ店先にほのかなスパイスの香りが残っていたのが、今でも強く印象に残っていて、更に悲しくなってしまう。最後に食べられたのが3日前で、あれが最後のMs Curryになってしまった。。。自分も店先に献花してきたけど、人生って何て儚いんだと思わされたし、自分もいつどうなるか分からないから、悔いの無いように生きないといけないと痛感した。そして、心からマスターのご冥福をお祈りしたい。今迄美味しいカレーをどうもありがとうございました。

2010-02-25

代々木八幡 _ せきぐち亭

代々木八幡と、代々木公園駅の間の路地をちょっと入った所にある、隠れ家的な洋食屋 "せきぐち亭"。良質な日本の洋食が味わえるお店で、家が近所なだけあって、もう何年も足しげく通っているレストラン。テレビにも度々出演するマスターはじめ、お店の方々とは顔なじみ。だいたい週1度は、食べに行くかテイクアウトさせてもらうけど、最近好きなメニューは、チキンカツ。グローブの様に大きなチキンに、この店の味を象徴するデミグラスソースがかかっていて、さくっとした衣との相性が抜群で美味。高校生の時に、少しだけバイトしていた横須賀のダイニングバーのはしりのような店でサーブされていた、チキンカツと味が似ていて、若かった頃を思い出す味。その他にも、煮込みハンバーグ、あさりのオーブン焼きや、前菜盛り等もいけてるので、一杯飲みながらの食事にも最適。ここ数ヶ月は定休日無く営業しているし、お手軽なランチもある。近くに来たら試してみて欲しいけど、週末は案外混んでる事もしばしばなので、予約はマストかな。

2010-02-04

きりたんぽ鍋
















DJ なんだから、食べ物のことばかりブログに書いてないで、もっと音楽の話をしなよっと言われる今日この頃。

そんな状況でも食べ物の話をしてしまう、自分。。。今回はきりたんぽ鍋の話。

今年初めて東京に大雪が降った3日前の夜は、Shuチャン presents きりたんぽ鍋プライベートパーティー@ K2HG's House。

毎年、岩波 Shu チャンのお母さんの実家の秋田で、最も美味とされる、高橋旅館のきりたんぽ鍋セットをお取り寄せしてくれて、冬に食べる恒例の行事。鍋セットの中には、手作りのきりたんぽ、野菜、比内地鶏、だし汁、ご当地の水まで完璧にフルセット梱包されている。きりたんぽ鍋は、あまり普通のレストランや、鍋屋さんでも中々食べる機会がないけど、秋田を代表する味覚は美味で、ちょっとの食べる量で、かなりの満腹感を味わえる昔ならではの、独特な鍋。もちろん最近のお気に入り、新潟を代表する日本酒、八海山純米吟醸を飲みながらの食事だから、ある意味東北地方の味覚のコラボレーション。最近は仲間内で日本酒を JAPAN!と呼ぶのが旬なので、JAPANコールがこの夜も。色んな話に花が咲いたが、最後は飲み過ぎのせいか、かなりご機嫌ながらふらついた足取りで、雪道の家路に着いた。外に雪が激しく降り積もる中で、食べるきりたんぽ鍋は、身も心も温まった。


Special Thanx : Shu & Ayako♥

2010-01-23

横浜 _ 吉村家

ラーメン好きには有名な、神奈川を拠点にいくつものラーメン屋を展開している、家系ラーメン。どの店にも店の名前に"家"がついているけど、その家系の総本山と言われているのが、吉村家だ。実はこの総本山で修行し、分家し独立していった形で家系ラーメンは、拡大している。元々横浜の磯子の産業通り沿いにあった吉村家には、当時近くの肉体労働系でバイトをしていた友人に連れられて初めて訪れたけど、今まで出会った事の無い味で、正直最初はあまりなじめなかったけど、回を重ねるごとに、その味にはまり、知らぬ間に吉村家中毒になっていた。そして、あれからもう20年近く経つ。。。10年以上前に横浜駅近くに移転したけど、いつ訪れても店先には長蛇の列。ここのラーメンの特徴は、油多めのとんこつ醤油味のスープで、パンチの効いたそのフレイバーは、正にこの店の特許。そのスープに負けないオリジナル太麺と独特な薫製感漂うチャーシュー。両者とスープのコンビネーションは、ガテン系だけど、全てが混ざり合わさった時に醸し出すハーモニーは、絶妙すぎるバランス感で、冬場に食べると身も心も温まる横浜を代表する味覚。今でもわざわざ東京から40分ほどかけて、このラーメン食べたさに、第3京浜をひとっ走りして、友人達と訪れる事もしばしば。長蛇の列でも実際並ぶのは、20分程度だから、もしもこの先横浜吉村家に訪れたら、海苔増、味玉、麺固めでまずこの絶品のお試しを。

2010-01-15

笹塚 _ Ms CURRY

友人に連れられ、教えてもらって以来、昨年末から週に1度位、無性に食べたくなる食事が、笹塚 の商店街の中にある、大人気優良店 "Ms CURRY"。国籍不明な感じの、独特な雰囲気たっぷりのマスター1人だけで切り盛りしているカレー屋さん。カウンター席わずか10席と、とても小さなお店で、いつも入り口に列が出来ていて、オープン時間目指して行かないと、待つ事がしばしば。でも、待ってまでも食べたくなるここのカレーは、絶妙なスパイシー感で、とにかく癖になってはまる。メニューは、スパイシーで大盛りご飯が軽く食べれちゃうチキン、デミグラスソース風な定番的フレイバーのポーク、甘口で野菜たっぷりなベジタブル、スープキーマカレーのような挽肉と、4種類しかないけど、それぞれのカレーにこの店ならではの特徴があり美味で、いつもどれを食べようか凄く悩む。1皿¥870と、東京にしては、この値段はかなり良心的でコストパフォーマンスはかなり良い。ブログに書いているだけでも食べたくなって来る中毒性の高い、Ms CURRY。あなたもはまること間違い無し!

2010-01-06

渋谷 _ パップハウス

毎年実際の誕生日の1月4日は、プライベートなファミリーが集まって、渋谷の焼き肉屋"パップハウス"でお誕生日を祝ってもらっている。おせち料理や、お雑煮に飽きて来た頃に食べる、A5ランクの宮崎牛をはじめとする、黒毛和牛の生後22ヶ月~32ヶ月の処女牛のみを使用した炭火焼の焼き肉は、甘くとろけるように格別で、舌鼓を打つ。このお店の特徴は、牛の目利きのプロである社長自らが、牛を1頭まるごと買い入れて、普通の焼き肉屋ではお目にかかれないような、素材にこだわった希少部位がメニューに沢山ある。カイノミ、イチボ、サンシタ等、この店でしか味わえない珍しいお肉は、正にクオリティーと、オリジナリティーが高く、個人的には、肉本来の旨味を味わえるから、タレよりも塩で食べるのが好き。渋谷で間違いなく、1番美味な焼き肉屋さんだと思うので、是非お試しあれ。

2010-01-05

そーいえば今年のおせちは。。。
















今年のおせち料理は、代々木上原にある、化学調味料を一切使わない、野菜中心の中国家庭料理として有名な、"JEE TEN" に頼んだ。このお店にはもう7年くらい、通っていて、お店の方々とは顔なじみ。小さなお店だから、予約しないと直ぐに満席になってしまう人気店で、テレビの料理番組出演や、料理本も沢山リリースしている、シェフの吉田さんが創りだす料理に、毎回かなり満足させてもらっていて、大好きなレストランの1つ。ここ数年は、鴨の姿揚げと漢方ゼリーを年末にオーダーして、お正月に食べていたけど、昨年おせちの存在がとても気になってオーダー。しかし、締め切りに間に合わなくて、残念がっていたところ、今年はお店がメンションのはがきを郵送してくれて、無事にオーダー出来た。限定40個のおせちだけど、とても優しい味で、どの品もかなり美味だった。31日におせちをピックアップして、添加物が入ってないので、早めに食べて下さいね、と言われたシェフの言葉を真に受けて、正月迎える前に実際は、大半食べてしまいましたが。。。ホント美味しかった。来年も必ずオーダーしちゃいます。

2010-01-04

HAPPY NEW YEAR 2010!

いつも DJ AKiブログ "REAL LIFE OF DJ AKi" を見てくれている皆さん。遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。


WOMB のカウントダウンパーティーから始まった、2010年の正月三が日は、怒濤の勢いで過ぎ去り、只今実家でまったり中。今年の WOMB のカウントダウンも、年明け一発目に WOMB の 4F で DJ をしたけど、凄まじい盛り上がりで、みんなに圧倒されつつも、良い1年になりそうな GOOD VIBEを、おもいっきり体に感じた最高のパーティーになった。何と言っても約3年振りに地球に帰還し、DJ プレイを披露してくれた、JEFF MILLS にはかなりやられた。日本酒でかなり酔っていたとはいえ、安定したグルーブ感と、アブストラクトでありながらも、切れのある経験値たっぷりの音の洪水に、完全に酔いしれてしまった。久しぶりに4つ打の DJ の音に意識をもっていかれて、3時間くらい踊ってしまった。正に、LEGEND OF TECHNO 。JEFF さんありがとうございました!


カウントダウンパーティー終了後、家で一眠りして、そのまま1月1日から大阪に向かった。大阪は東京よりもずっと寒くて凍える風が吹いていて、お店もほとんど閉まっていた。街にもあまり人が居なかったけど、唯一開いていたお好み焼き屋に、TOYOクンと食事に行って、ホテルでほとんど休む間もなく、そのまま TRIANGLE で DJ。集客は若干少なめだったけど、フロアーの音の鳴りが良くて、遊びに来てくれた人達は、みんな満足してくれた。DJ 終了後、トップフロアーのラウンジで、イエガーマイスター大会になってしまって、正月の勢いに任せて、多分20ショットは、いってしまったような記憶が。。。あまりのご機嫌で、4時から1時間程、ラウンジでも DJ をしてしまったけど、終わった瞬間トイレに走り込み、便器に顔を埋めてしまって、正月早々嘔吐の嵐。。。正直今は、イエガーのボトルすら見たく無い。まともに歩けなくなってしまって、2人に肩を借り、初めて酔いすぎて抱えられながらホテルに帰りました。。。もしもみんなにご迷惑をかけてしまっていたらと思うと、自己嫌悪ですが、とても楽しい大阪の正月だったって事で、許してください。


翌日1/2は、毎年恒例の越前かにパーティーの為、大阪に10時間も滞在しないで、東京にトンボ帰り。完璧に最悪な二日酔いのまま、前もって予約していた新幹線にギリギリ駆け込み、何とか出発時間に間に合った。でも、グリーン車も満車で、家族連れが多く、後ろの子供達がやかましいやら、寝ている自分の髪の毛をひっぱられるわで、散々だったけど、やっとの思いで無事帰宅。東京に着いてもまだ酔いが冷めぬまま、コンディションが最悪だったけど、何とかカニパーティーに出かけ、10人分の越前カニを捌いた。MY ファミリー達とのかにパーティーは、やっとゆっくり新年を迎えられた時間だったし、大好物の越前かには、今年も目覚める程、濃厚かつ繊細な味で、最高に美味だった。体力勝負の三が日だったけど、無事に過ぎて、今はかなりの疲労と共に、ホッとしてしまって風邪をひいてしまった。皆さん自己管理と飲み過ぎにはくれぐれも気をつけましょう。そして、本日は記念すべき40歳の誕生日!今夜も飲みそうだ。。。泥酔の正月はまだまだ終わらない。。。

2009-12-17

代官山 _ ぽん太

12月は、師走というだけあってバタバタと忙しく、ブログを書いている時間があまり無い。wombadventure以降は、スタジオワークの毎日で、一昨日は久しぶりに疲労困憊で、機能しなくなり、心身共に動けなくなった。やっぱり気力だけでは、走り続けられないし、人は休みがないと壊れる。しかし、止まっている訳にはいかないので、美味しいご飯を食べて、年末年始まで、また TOP ギアを入れて走り出さないといけない。ということで、今日は自分の好きな代官山の槍ヶ崎交差点近くにある、とんかつ屋さん"ぽん太"に行った。

土地柄、お洒落なカフェ等が隣接するけど、厨房でAMラジオの文化放送が流れる、昭和の雰囲気たっぷりなこのお店は、この5、6年、ふらっと基本的に一人で行く事が多くて、店内も15、6席と少ない、自分にとって隠れ家的なレストラン。普段とんかつは、そんなに食べる事は無いけど、この店の味は、まい泉やさぼてんのような所謂トンカツとは、一線を画している。ここでいつも注文するのはとんかつ定食だけど、衣が薄く、色は白っぽく、見た目がまず通常のとんかつと全く違っていて、肉がかなり分厚く切ってあり、肉汁溢れる豚肉の旨味をとことん味あわせてくれる。ソースは、ウースターソースで食べるのも珍しいが、それがこの店の流儀。ゆっくり、じっくり揚げるから注文してから15分くらいかかるけど、いつもお店に置いてある、週刊新潮を読みながら待つ。お店のお母さんが、漬けているおしんこは、おふくろの味そのもので、自分にとってここに来たくなる大きな逸品。お店で焙じている、ほうじ茶、赤出しのなめこみそ汁等、おかみさんの愛が詰まった味、心意気、サービスは、今の時代の東京で、中々他店では受けれない希少なお店だと思う。とんかつ定食2,800円と若干高めだけど、いつも何故か懐かしい思いを感じさせる、心温まる味は、お値段以上。この店ならではの味わいは、自分にとって本当に格別だ。恵比寿や代官山に来る時は、ふらっと立ち寄ってみてはいかが?


2009-11-11

82歳の経験値による味(極上)

先週金曜日は神戸 Troop Cafe でのパーティーで、RED ONEと共に出演したけど、毎回神戸に訪れる際には、上質な神戸牛を堪能させてもらっている。ゲスト無しで、自分一人で神戸に行く時は、お馴染みの"やきにく 肉料理 鶴屋"に必ず行く。和風割烹店で磨かれたシェフの技を見せてくれる焼き肉屋で、刺身の種類が豊富な上、上質な国産黒毛和牛をタレではなく、塩で食べるスタイルは、鶴屋ならではの味。肉の持つ本来の旨味を味わえて、最近はここ以外で焼き肉を食べる事はない。でも、外タレにホルモンや、生レバーは、正直ハードコアなので、彼等と一緒に神戸に訪れる時は、決まって神戸の老舗ステーキレストラン"モーリア"に連れて行ってもらう。目の前のピカピカに磨き上げられた鉄板の上で、焼かれる神戸牛のステーキは、正に極上の味で、シェフ達の洗練された小手捌きは、正に職人技。エンターテイメント度も高く、どのアーティストを連れて行ってもみんな、120%満足してくれる。でも、今回は初めて Troop Cafe の Shun Jack さんが新しいオススメのステーキレストラン "KOKUBU" に連れて行ってくれた。このレストランは、アットホームな雰囲気で、40年近くオープンしていて、お店自体はそんなに大きくないけど、ステーキの味は、本当に美味しかった。ミディアムレアで仕上げられた、霜降りのサーロインは、口に入れると、甘みのある味で、噛む必要がないほど、とろける。今思い出してもうっとりしてしまうほど。。。その他に、炒めた野菜達も新鮮かつ甘み成分たっぷりで、旨すぎる。隅々までおいしい料理をサーブしようという心意気を感じる。ステーキ & 野菜が極上だったのも最高だったけど、何が最高だったって、ここのお店の裏ボスである、おばあちゃんが最後に焼いてくれるガーリックライスだ。聞いた所によると、おばあちゃんは御年82歳!未だ現役で働いているのも素晴らしいし、お婆ちゃんが創りだすガーリックライスは、例えようの無い、今まで食べた事の無い味で、経験値と存在感を存分に感じる味だった。きっと何十年にも渡って焼いてきたであろう、お婆ちゃんの小手捌きと、絶妙な味付け、火加減の調節は、彼女しか出来ないらしい。本人も最近は腰が痛いから、後年々もお店に立てるか分からないよぉと言っていたが、出来るだけあの味が健在なうちは、あのお店に訪れたいと感じさせてくれた特別な味だった。。。しかし、神戸は味覚レベルが高い街だ。神戸肉を楽しみたければ、もちろん本場神戸に行くしかないでしょ。次は、3つのレストランを楽しむ為に3連泊か?!