2012-11-05

ASY LIVEを終えて

今迄に経験した事のない新たな瞬間に身を置くと、人は間違いなく成長する。それは演者である自分も、それを体感した人々も同じだ。もう17年間もドラムンベースを愛し、ただひたすらに突っ走って来たけど、昨夜のASY LIVEは、自分にとって何者にも代え難い特別な瞬間で、正にそんな気持ちになった、一生忘れる事が出来ない特別な時間だ。この2ヶ月間ライブに向けて休む事無く、夢の中でもライブの事を考える日々だった。毎日のようにクルーと話し合い、時には意見の衝突で言い争う事もあったけど、より良いライブの形を創り上げる為に、模索し続けて来た。でも、全く辛いとは思わなかった。むしろ毎日夢中でワクワクして、ただひたすら前に進む事だけを考えていた。

そんな想いで本番当日を迎えたが、当日迄問題は山積み。クリアーしないといけないタスクだらけで、正直心が打ち砕かれそうになった事も多々あった。でも、直前で何とか本番を迎える準備が出来て、大盛況の中ライブが無事に成功して、今は内心ホッとしている。でも、逆により気が抜けないと、気持ちが引き締まった思いだ。

昨夜のASY LIVEでは、パフォーマーとして映像と音を同時にコントロールする自分以外に、様々な案件に携わってこのプロジェクトを動かして来た。楽曲制作や音源の調整。ライブ全体の構成。舞台設置、演出台本制作、それにともなった映像制作進行。正にマルチタスク。初めての事だらけで、毎日の様に問題が起きて壁にぶち当たってきたけど、問題と真剣に向き合って、自分達の想いを強く信じ、絶対に負けない気持ちで前に進んで来た。そして、全てのタスクに対して、もの凄く沢山のアイデアや知恵と創造力を、周りの人々が与えてくれた。昨夜は多くの人達に支えてもらったこそ成し得た、みんなのASYに対する愛と情熱が凝縮されたライブだった。

でも、ここはあくまでも通過点に過ぎない。まだASYは始まったばかりで、やっとスタート地点に立てた状態だ。改善しないといけない事も山ほどあるし、昨夜の形はあくまでもひな形。これからライブに対するみんなの期待もより大きくなるから、その想いに毎回応えて行かないといけない。でも、必ずこれから100倍も1,000倍もASYライブは向上して行くし、必ず成し遂げたい想いがとても強い。これから感性や創造力を更に高めて、より深い愛と、強い信念を持ってASYプロジェクトを遂行して行く。その為にもみんなの熱いサポートと応援が必要です。みんなが居るから頑張れる。みんなの為にもっともっと夢中になって頑張りたい。この年齢になってもこんなに熱い気持ちになれる大きな目的や目標、夢があって、自分は本当に幸せです。そんな応援してくれる人々に感謝する気持ちを忘れずに、ASYという歴史を刻んで行きます。最初の一歩である昨夜のライブに参加してくれた皆さん、心から本当にどうもありがとう。あなた達はASYの歴史の証人です。そして、これからも一緒に歩んで行こう!!

SPECIAL THANX to KUDO , MAYA , TAKEO, YUUKi , STY , CHIE , YU MARUNO GLMV, NUMAN , K2HG , TR2HG , JUNYA , AIR- D , GAK , YUKI , GREG , ALL DIGZ CREW, SHIMON , KYOKO , LUIS , YAMA , SABI , MOMOI , KEISUKE , OHNISHI , SAITO , YUI , YANA , NASA , ALL WOMB CREW , ANNEN , BURN , REACH , EIICHI  and ALL PEOPLE WHO LOVE ASY!!!



2012-10-31

SEE THE LIGHTS 歌詞


我がユニット、ASYのファーストシングル"SEE THE LIGHTS"歌詞イントロ部分ね。この感じ頭の中に絵が見えて、かなり好き。しかし、タイポグラフィーって大事だし、文字が持つ力って凄いよね。Design by K2HG(9B)

そして、この曲フリーダウンロード中だよ! http://asytokyo.com

2012-10-25

ASY新曲"HEAVEN & EARTH"初お披露目 @ WOMB CRUISE


先日1021日にお台場パレットタウンから出航し、開催されたWOMB CRUISE 2012。毎年海の風に吹かれる中、船上で波に揺られながら最高に気持ち良い時間を過ごさせてもらう。もうここ数年甲板でDJをしてる、年に1度のお楽しみ。しかしながら今年は今迄で1番楽しい時間を過ごせた。何と言っても個人的にASYの新曲、HEAVEN & EARTH をプレイした瞬間が、このCRUISEパーティーの最高のピークタイムだったから、そうなんだねってこの映像を見て思ったよ。GAKクン撮影と編集ありがとう~!


2012-09-13

DJAKi STREAM Vol.26


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DJAKi STREAM Vol.26のアーカイブです!この回のセットが案外良いので、時間がある人は見てね!最新ドラムンベース満載ですよ!

2012-07-12

DJAKi STREAM Vol.23 with Makoto


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先週木曜日に生放送した、DJAKi STREAM Vol.23! 早くも2年以上に渡って、23回も放送していてるね。開始当初から毎回試行錯誤して来たけど、ここ数回は大分安定した生番組配信が出来る様になったかなぁと、うっすら思うし、日本中のクラブで声をかけてくれる人達からDJAKi STREAM見てます!と言われる事がかなり増えた。番組を続けている重要性をいつも肌で感じてます。もちろんこれからも毎月やるよっ!


今回は06Sにゲスト出演したMakotoクンと、30分づつ交代でDJ!彼とは昨年10月以来のB2Bだったけど、Makotoクンと自分がプレイするドラムンベースは、基本的にそんなに被らないから、幅広いドラムンベースの魅力を楽しめるね。是非見てみてね!

2012-06-21

DJAKi が 遂に Fuji Rockに出演決定!

約12年前に7年近く生活をしたニューヨークから日本に帰国して、WOMB を拠点に日本での活動を続けて来たけど、音楽に関わる DJ として日本の音楽シーンがどう成り立って、クラブシーンやダンスミュージックシーンとの関係が存在するのか。もちろん興味が湧くところだけど、そんな日本の音楽業界のシステムを理解すべく様々な音楽シーンを客観的に見て来て、やっぱり Fuji Rock という大きな看板は、日本の音楽シーンに多大な影響を与えてきた存在であり、ある意味オールジャンルのミュージシャンにとって聖域。日本最大な規模で、長い歴史を持つ野外音楽フェスティバルに対して尊敬の念を抱いていた事は確かだ。音楽に関わっている以上、心の何処かでいつかは出演してみたいと感じていた事は間違いないし、今回出演オファーが来た事で、Fuji Rock 出演は自分にとって、日本で活動を開始して以来、大きな一つの目標だったんだと改めて気付いた。

実際2年前に WOMB が Fuji Rock に飲食店を出店した事があって、フードコートの一角にあった小さなステージで DJ をさせてもらった事があったけど、朝方で天気もよく無くて、もちろんそんなに人が居ない状況での DJ で、華やかな Fuji Rock デビューだったとは言い難かったけど、実際その出演によって初めて Fuji Rock に訪れる機会が出来たし、自分にとっては意味のある経験になった。そして、会場随所で見られる、完璧な運営と、その規模の大きさをしっかりまとめあげているシステムをリアルに体感した事で、何故このフェスティバルに長い歴史があり、毎年多くの人が参加するのか充分理解出来た。

自分は長い間大都会に住んでいるし、クラブ育ちで、基本的にインドアな人間。アウトドアな遊びをほとんど知らないから、テントを張って土の上に寝る感覚すら良く分からないけど、確かに3日間山の中で仲間とテント生活して、開放的な気分で好きな音楽をおもいっきり楽しむ事が出来る環境は、楽しいに違いないと思う事が出来たし、その歴史に裏付けられた、お客さんからの信頼度の高さは、Fuji Rockの為にしっかり装備してフェスに挑んでる人達の遊び方からも垣間見れて、大型屋外フェスの楽しみ方を初めて知った。

その Fuji Rock に遂に出演です。しかも YUUKi MC という自分にとって最高の理解者でありパートナーが一緒に出演してくれる事は何よりの喜び。ここ数年盟友のシュウチャンや、荒木氏が DJAKi 推しで、様々な角度からアプローチしてくれていたけど、自分にはまだまだ力が足りないなぁと、自問自答していたし、いつかこの目的が達成出来る迄は、頑張らないといけないなぁと考えていたけど、オファーが舞い込んできた時は衝撃的で、久々にきたーーーーー!って叫んでしまったし、かなり熱い気持ちが込み上げてきた。しかも、今回はブライアン・バートンルイスがオーガナイズする、オレンジコートの深夜枠、オールナイトフジが10周年を迎え、国内 DJ がラインアップされるようで、イシイさん、エンマクン、クラッシュさん、DEXの2人、そして DJAKi という豪華ラインアップに自分の名前が並ぶ事はこの上ない光栄な事だし、このメンバーで1番良いプレイをしたい気持ちが高まっている。この夜に全てを掛けて挑んでみたくなってきたし、久しぶりに闘志が湧いている。このチャンスを物に出来ないで、今迄自分が積み上げてきたキャリアは嘘になるし、この先広がるであろう明るい未来も無いと思うから、全神経集中して全身全霊をかけて、このステージに挑みたいと思います。

個人的には金曜日のヘッドライナーの STONE ROSES と、土曜日の THE SPECIALS が凄く見たい。この2バンドは自分に大きな影響を与えてくれた所謂ルーツだし、彼等の生ライブを体験出来ると思うと、Fuji Rockに足を運ぶ楽しみも更に増えたね。しかし、マンチェスターサウンドの核だった STONE ROSES、スカを代表する THE SPECIALS も何のその、ドラムンベースサポーター及び、DJAKi ファンの皆様!ここは是非 Fuji Rock に足を運んでドラムンベースでガチ上がりして、歴史の証人になって欲しいと切実に願いします!

2012-06-13

大きな愛に包まれたアニバーサリーパーティー


















06S 11周年を無事に終了して、そのまま興奮が冷めなくて、一睡もしないで神戸クルーズ出演の為、神戸へと向かった。3時間の新幹線は爆睡でタイムワープしたみたいだ。神戸クルーズには沢山の清潔感漂うお洒落な神戸の人達が集まって、女子率がとっても高いクルーズパーティーで、前回と比べると3倍近い人が乗船していて、かなりの大盛況な船上パーティーだった。神戸港は東京や横浜の夜景と違った、また味のある眺めで、中々ロマンティックで環境が良いから、これからもっともっと大きな船へとパーティーが成長しそうな予感がたっぷりな夜でした。アフターにちょっと顔出して、さすがにかなりの疲労困憊で、ベッドに倒れる様に寝落ちした。

記憶と感覚がまだ鮮明なうちに06S 11周年記念パーティーのお礼と感想を書きます。まずは、当日 WOMB へ足を運んでくれた全ての皆さんに心から感謝します。そして、この11年間支え続けてくれた WOMB クルー、パーティー開始当初から10年以上遊びに来てくれている人や、ここ数年 06S 皆勤賞な若い世代の人達まで、幅広い世代に拡大したドラムンベースを愛する 06S ラバーズ。そんな多くの様々な人達の多大な愛を受けてあそこまで成長したパーティー"06S"が、今回の11周年記念パーティーで、また新たなエネルギー体として産まれ変わったような感覚を覚えた。思えば11年前の 06S 開始当初は、WOMB のフロアーに全く人が埋まらない状況で、このまま続けられるのか?と正直思っていたし、ハウス全盛の時代にドラムンベースを浸透させる行為は、かなり無茶な挑戦だった。他ジャンルの関係者から良く言われない事も多々あったし、クラブシーンの中の存在として、ドラムンベースはもう死んだジャンルだと思われていて、疎外感がたっぷりだったのは間違いない。でも、自分を信じ、熱い想いを持った仲間といくつも迎えた局面を何とか乗り越えて来たからこそ生まれた鉄則のチームワークや、海外のアーティストとの間に生まれた信頼関係や友情は、かけがえの無い財産だ。06S11年間継続出来たのは、そんなプライスレスな経験や感覚、多くの人達との繋がり、そして、クルーの心の根底にあるドラムンベース愛が大きいからだ。

そんな熱い気持ちと愛を胸に今回のアニバーサリーに挑んで、個人的に出来る事はコツコツ積み上げる事が出来たし、パーティー前から反響が大きかったのもあるけど、当日のあのフル満員のお客さんと、フロアーのパーティーバイブは、この11年間で1度も見た事も体験した事も無い、恐ろしいくらいの勢いで、06S に限らず WOMB の歴史上でも TOP パーティーだったと言っても過言では無いし、正直パーティーの途中にフロアーに渦巻く強烈なバイブと熱気で WOMB が爆発するんじゃないか?と思う程だった。

今回のスペシャルゲストだった Pendulm Mc Verse は既にシーンにおいて黄金タッグで、数少ないトップチームに属しているけど、ここ数年でヨーロッパやアメリカの主要大型フェスティバルに出演し続けているだけに、彼等が積み上げた経験値は、WOMB 規模の人間をコントロールする事は容易で、彼等のサウンドに熱狂するクラウドの姿は一種宗教的。20年くらい前にロングアイランドのナッソーコロシアムで見た、Beastie Boys のライブの記憶がふと蘇った。 あんなにモッシュしたり、人の上をサーフするやんちゃなお客さんが続出するとは想像もしてなかったし、大合唱するフロアーの一体感も驚愕だった。彼等の DJ MC 2人だけで演じるショーケースは、もっともミニマルな最強のライブだと思えたし、今迄 Pendulum が作り上げて来た世界観は、ある意味ドラムンベースの枠組みを軽く超えて、独自のサウンドがあるからこそ、あそこまでフロアーを熱狂させる事が出来るんだと改めて考えさせられた。やっぱり彼等は究極にプロフェッショナルだし、久しぶりに心から凄いなぁと思えるショーケースに圧倒され、素晴らしい時間を過ごせた。

今回は11周年記念パーティーのコンセプト及びメッセージとして、"All Day,All Night, Drum'n'Bass is My Life"(寝ても覚めてもドラムンベースは、私の人生です)を掲げたけど、予告映像も制作して、多くの人達からお褒めの言葉をもらったし、きっとストレートなメッセージが多くの人にダイレクトに伝わった事で、本当にドラムンベースや、06S を愛する人達がお祝いに駆けつけてくれたと思う。パーティー中も DJ が終わってからも、みんなからお祝いの言葉をもらって、自分はこれだけ沢山の人達の愛に支えられ、大きな愛に包まれているおかげで、11年間も 06S を継続出来たんだなと痛感している。これからは、そんなみんなの大きな愛に対して、少しづつでも応えていく事が自分の使命だし、期待以上の活動を目指したい。そして、パーティー開始当初から気持ちは何も変わらず、ぶれずにドラムンベースのシーン拡大の為に尽力し、更にみんなにこの音楽に対して、大きな愛を抱いて欲しいし、これからもみんなのサポートが必要です。06S を更に何年も継続して行きたいので、DJAKi共々、06S をよろしくお願いします!

2012-06-05

06S 11th Anniversary Mix by DJAKi



アニバーサリーに向けて怒濤の様にリリースされる楽曲や、もちろんリリース前の楽曲が各レーベルから届いていて、まるで06S のアニバーサリーに合わせてみんな送ってくれてるの?と思うタイミング。新曲満載になったから、まずまとめて MIXしたけど、始めて組んだ新セットの1回目のレコーディングにしては、案外出来が良かったので、06S 11th ANNIVERSARY MIXとして、Soundcloud UP しました!正直パーティーのプロモーションMIXにしては、ゴリゴリにハードで若干ダークによった男向きMIXだけど、最近はこの辺の楽曲は好きだし、旬なドラムンベースを感じてもらえると思います!ダウンロード可能なので、家でプチクラブ状態にするも良し、夜のドライブで聞くも良し、土曜日の 06S 11周年までこの MIX で気持ち高めて欲しいです~! 

2012-06-01

06S 11th ANNIVERSARY TEASER MOVIE!!



6月9日にWOMBで開催される、06S 11周年記念パーティーのティザー映像が遂に完成しました!今回のアニバーサリーパーティーのメッセージは"All Day,All Night,Drum'n'Bass is My LIfe"(寝ても覚めてもドラムンベースは私の人生です。) DJキャリアの根底は全てドラムンベースに対する愛が大きかったからこの11年もの長い間 06Sを継続する事が出来た。是非見てみて欲しいです!


My party "06S" @ WOMB will be 11th anniversary on 9th June.Finally The teaser movie is coming up!! Please check this out!!


STARRING : DJ AKi 
DIRECTOR : YUUKI ITO
CINEMATOGRAPHER : YUUKI ITO , CLAY C
COLOR GRADING : NUMAN
ART DIRECTOR : KEI NIHONGI (9B)
PRODUCER : TAKEO YATABE (HIGH CONCEPT) , SABI TAKAHASHI (WOMB)
06S CREW : KEISUKE  NIIJIMAN , TECHRIDERS , AKR , KEITA , VELOCITY , KID , YMASA , EYE LINK , CHA2 , MASAKI , TR2HG , HIRO (9B)
SPECIAL THANKS : ALL 06S LOVERS!! WOMB CREW! MOMOI , OHNISHI , SAITO , YANA , KANA PINK , YUI  , KYOKO , INGRED , EIICHI & REACH (HIGH CONCEPT)

2012-05-31

DJAKi STREAM vol.21

先月のDJAKi STREAM vol.21のアーカイブ!トークをカットしてMIXのみにしました。およそ2時間に及ぶロングセットです!後半は赤ワインで結構酔ってますが、楽しんでいるって事でお許しを。これを聞いて予習して、06S 11周年記念パーティー@ WOMB へ遊びに来てね!


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2012-05-24

06S 11周年記念パーティーを迎える前に

何事も継続は力なりと言うが、06S を11年も継続出来ている事は、自分が DJ 活動を続けるにあたって間違いなく大きな原動力になっている。毎年どんなジャンルに問わず無数のパーティーが生まれ消滅して行く中で、11年も毎月同じパーティーを続けていられる事は、心からサポートしてくれている ドラムンベースを愛する 06S ラバーズと、WOMBのスタッフ、毎月海外から訪れてくれる様々なアーティスト達が、それぞれの想いを胸に、パーティーが良い形になるようにアイデアを持ち合って、試行錯誤し、常に前に進んで来たから、今迄の歴史が刻まれた。これは揺るぎない事実で、DJ の想いがどれだけ熱くても結局一人では何も出来なくて、自分の周りに、どんな人達が支えてくれているかで、その DJ のスタイル、方向性、パーティーの特徴やカラーは幾重にも変化する。

幸いにも、自分には欲求を満たしてくれる大切な仲間達が居るから、やりたい事をおもいっ切り表現出来る場を与えてもらえて、この11年自分のスタイルをひたすら探求させてもらえた。DJ に関してはパーティー当初から比べると 11年の経験値と知恵を身につけた分、最近では何とか自分が納得出来るパフォーマンスが、少しづつだけど出来る様になったかなと思う。きっと永遠に終わりは無くて、続けて行く以上、人は必ず成長するし、この先まだまだ自分が何処まで行けるのか挑戦してみたい。

そして、11年間も継続出来たもう一つの大きな要素は、ドラムンベースという音楽に対して、心の根底に揺るぎない大きな愛があり、DJ をする事が自分の人生において、大きな比重になっている現状もとても大事な要素だ。16年の DJ キャリアを積んだ今では、世界中から集まる新しい楽曲を組み替えて、自分が与えられた時間内でストーリーを描き、自分が表現したい世界観を創りあげる行為は、衣食住のように、自分の生活の1部だ。好きな事を生業にする難しさ、厳しさは当然あって簡単では無いけど、結局そこに情熱や愛が無かったら継続する事は不可能だったし、音楽と共に生きるって、自分の強い気持ちと愛が無いと出来ない。

06Sは、WOMB で最長のレジデントパーティーで、06S 以外の他のパーティーでも何度と無くプレイしたから、間違いなく自分が WOMB の歴史で最もメインフロアーの DJ ブースに立った DJ だから、この11年で自分の中に築き上げた経験は何者にも代え難い財産になり、大きな誇りと自信に繋がっている。そんな経験や自信から痛感する想いは、今回の11周年記念パーティーのコンセプトでもある"All Day, All Night, Drum'n'Bass is My Life"(寝ても覚めても、ドラムンベースは自分の人生だ)。当然、後戻りする気持ちは皆無だし、これからも前だけを見て強く進んで行きます。そんな想いと共に今回は11周年の舞台に立たせてもらいます。また弾けるようなみんなの笑顔をブースから見るのを楽しみにしてるね!

2012-02-15

DJAKi STREAM Vol.18


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前回 06S の2日前に配信した、DJAKi STREAM VOL.18のアーカイブをどうぞっ!今回は、新たに引っ越した TAKEO のオフィス、神宮前 HIGH CONCEPT スタジオ から配信したけど、約2年近く前からスタートしたDJAKi STREAMも早くも18回を迎えて、コツコツと続けて来た事で、相変わらずトークはグダグダだけど、番組全体の趣旨と流れは大分良くはなってるかなぁと思う。何でもそうだけど続けて行くのは大変だけど、続けて行く事に大きな意味を感じるDJAKi STREAM! これからも是非お引き立てを!

2012-01-12

新年のご挨拶

遅ればせながら、みなさま明けましておめでとうございます!

昨年は日本にとって震災という大きな出来事があって、上半期は様々な面で新たな価値観を産み込まれるような経験をして、多くの人が自分の人生観を見つめ直した1年だったと思う。個人的な話だと、震災が起こって、予定されていた仕事がいくつもキャンセルになったし、自分自身も自分がすべき事は何かを見失っていたのは確かだった。でも、震災から2ヶ月後の 5月が 06S の10 周年だったのもあって、ここで止まっていては、自分達にとって、そして日本にとって何も変わらないし、傷ついてしまった日本に、新しい世界観を作る為にも、強く前に進もうと思えたから、実際あれから色々なプロジェクトが動き出したし、定めた目標をクリアーする為に以前よりもクルー間の鉄則が高まったと思う。

以前ブログに書いたけど、震災以降自分のDJに対するリアクションが確実に変わって、フロアーに遊びに来てくれる人達が、ぐっと増えたし、フロアーからDJブースに跳ね返ってくるバイブが、とても強くなった。10年以上東京で活動してきて、今が最もドラムンベースに対する人々の想いが暖まっていると感じるし、SNS や USTREAM の普及もあって、シーンに勢いがあるのを身を持って体感している。そんな状況の中、昨年の下半期は DJ のオファーを様々な方面から沢山もらって、11月は1ヶ月で14本の DJ GIG をこなすという、自分の16年の DJ キャリアの中でも最も忙しく駆け回る1ヶ月になった。およそ2日に1回のペースで現場で DJ をするって事は口で言うのは簡単だけど、平日週末関係なく、実際に様々なクラブや会場に足を運んで、DJ をする事はかなりハードだったけど、激務の1ヶ月を乗り越えた事で、自分の DJ スキルが確実に上がった。経験を積めば積む程、やっぱり DJ って成長するんだなぁと実感した。まだまだ自分が立ってみたいステージは山ほどあるし、そんな目標にすべき仕事をやりきる事で、更に自分がどうやって成長し、その成長の中から新たに自分のスタイルを発見出来るのかに、大きな興味を持っている。そして、そこに到達出来たら、必ず新しい世界が広がって行くし、DJ としてとても幸せな事だと思う。今年は年頭からそんな事を考えて過ごしてます。


ちょっと話は脱線するけど、先日の 06S に来日してくれた ED RUSH は、最も好きなDJ & PRODUCER の一人で、初めて 06Sに来日してくれた時の彼の DJ SETは、今の自分に大きな衝撃と影響を与えてくれた。ロングミックスで構築する、ハードかつダンサブルなその世界観に強い憧れを抱いたし、音楽に対する姿勢が、正にアーティストで、とても尊敬している。そんな彼と先日の06S 翌日に食事に行って、多分この10年で初めて、AKi の昨夜のセットは良かったし、楽しめたよ~。選曲もmixも良かったし、グルーブがとにかくローリンだよね!と言ってくれて感激した。ある意味ここまでやって来て良かったと痛感したし、自分にとってとても大きな意味があるその言葉に、この先の大きなモティベーションが産まれた。

最近は若い世代の DJ 達が台頭してきているし、ドラムンベースの DJ を始めたいんですけど?何て質問を受ける事が以前よりもずっと増えた。誰でも初めての事は簡単に出来ないし、挫折して諦める人達も沢山居ると思うけど、何よりも毎日の積み重ねが大事で、1年2年と続ける事で、自分の可能性が見えてくるから、しっかりと継続して欲しいと思う。まぁこれはこの先の自分に対しても言える事だけどね。とにかく2012年も日々精進し、ドラムンベースの魅力を1人でも多くの人に伝え、シーンを大きくして行きたいと思います!


最近はすっかりブログがご無沙汰になってしまってるけど、今年は時間が許す限り、個人的な意見や考えは、やっぱりこの自分のブログ"Real Life of DJAKi"にしっかり書きたいと思う。そして、 Twitterやfacebookは常に更新しているので、フォローやリクエストしてね。それでは、今年もよろしくお願いします!!