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2015-07-10

グアムレポート

梅雨が憂鬱な日本から3日程脱出して、初めてのグアム島に訪れた。グアムは太平洋にあるマリアナ諸島南東の島で、成田から飛行機で3時間と利便性が高く、手軽な海外旅行先で、家族連れや初めての海外旅行者に向いていて、日本でも一般的な観光地。今回の旅の目的は今年で開催3回目の5,000人規模の音楽フェスティバル”Electric Island Festival”と、WOMBのコラボレーションがあって、WOMBのステージも設けられる初の試みだった。基本的にEDMが軸のフェスだから、ドラムンベースの入り込む隙間が無く、自分はフェス前日のプールパーティーでのDJオファーだった。正直過去にグアムに訪れた人達の感想を聞いても良かった試しが無いから、過度の期待をしないで、ひとまず近いし南の島にでも行くかと、軽い気持ちで旅立った。でも、実際訪れてみるとそこは海外。海外に行くと背中から羽が生えたように解放されて活き活きとしちゃう性分だから、ブラジル以来約1年振りの海外で、到着から灼熱の太陽と、むせるような熱気に南国好きな自分としては、心が躍らない訳が無い。


ホテルに到着すると、既にプールパーティーが始まっていて、自分の部屋はプールの1フロアー上で、DJブースの真上。徹夜からのフライトで3時間しか飛ばないと、充分な睡眠が取れないから、え~もう着いちゃうの?って思いながら、眠い目をこすりながらホテルに到着して、夜のDJの為に一眠りしようと思ってもそこは爆音鳴り響く部屋で当然無理。ひとまずDJまでパーティーで遊ぶ事にして、程なく自分の出番になったけど、プールパーティー最後のDJで元々関係者のみのパーティーだったから、正直そこまで人が居なくて、ここはまずグアムの関係者にちゃんと音楽を伝えようとDJを開始すると、1曲目でいきなりDJ機材全ての電源が落ちた。。。特設のDJブースで屋外だと起こらない事故ではないから、復旧を待っていると、ホテル自体のブレーカーが飛んでしまって、回復不可能と判断。グアム迄来て1曲もかけれないのかぁと困惑していると、クルーの連中が今夜ホテルから歩いて5分のところにあるクラブでパーティーをやるから、このままこの機材を持って行くし、ここよりも人が居るし、何時に来てくれても構わないから、DJをやりに来てくれないか?と。これは予想に反したオファーで、お願いされれば何処にでもDJをしに行く精神の自分としては、1つ返事で承諾して、部屋に戻ると大雨のスコールが降り出した。おかげでユックリと一休み出来たし、これって音が止まってなかったら機材が大変な状況になってたなぁと思うと、グアムに来ても晴れ男伝説。今夜のパーティーでAKiにDJしてもらう為に音が止まる運命だったんだよと、グアムの人々は明るくナイスで前向きだ。
クラブに向かってホテルから歩いていくと、もう既にダンスミュージックが300m先から聞こえてくる。小さなクラブの入り口にはスピーカーが設置されていて、外に向かってガンガン音を鳴らしている。こんな風に爆音を外で鳴らしたら、日本だったら騒音苦情で直に警察が来ちゃうけど、そこはグアム。むしろ音に誘われて人が集まって来る。お店の作りは凄くシンプルなバーが1つあるラウンジ形式の内装で、客層はほとんどが現地のアメリカ人。人種も様々で、黒人、白人、アジア人、現地人? 等、多種多様。どうやらグアムで唯一の音箱らしく、久しぶりの海外でアウェーな環境。きっとドラムンベースを全く知らないであろう人々をどうやって踊らすか腕が鳴った。実際にプレイしてみると、まずは黒人達がDJ AKiのグルーブ感に引っ張られて、ソファーでまったりしていたのに、突如ガンガン踊りだした。音的には歌ものを中心にあまりオーガニック過ぎない選曲で組み立てた。アメリカでDJするのは本当に久しぶりだったけど、もちろん英語圏だから歌詞の並びに拘ったのも功を制したと思う。失恋の歌詞からハッピーな歌だと意味合いがおかしな事になるからね。その辺の意図も通じたのか、その場に居た人達のノリの良い事。終止最後迄大盛り上がりで、改めて音楽に国境は無いなと実感出来たし、音楽知識やボキャブラリーに捕われず、しっかりとしたDJのグルーブと良い音楽さえ鳴っていれば、何処であってもパーティーはきちんと成立するし、伝えるべきグルーブが受け取り側に理解してもらえれば、4つ打ちだろうとドラムンベースだろうと関係無い。


プールパーティーで音が止まった事で、想定してなかったギグが出来て凄く楽しかったから、ご機嫌でその夜を過ごし、空腹で朝早く起きてしまったのもあって、ホテルの朝食バイキングを食べに行ったら食あたりに。。。最近自炊メインで油を抑えた野菜中心のヘルシーな食生活をしてる自分としてはいかにもアメリカな食事と油が全く合わなくて、腹痛に見舞われ起き上がれなくなってしまった。その夜はメインイベントのフェスなのに、でも絶対的に行けないなぁと思っていると、薬を持って迎えが来てくれて、何とか会場に足を運べた。会場に着くと人種のるつぼで、フェスのお客さんは割と年齢層が若め。時空ボケもあって、一瞬自分が何処に居るのか?分からなくなったけど、熱気があって賑わっている。メインステージはEDM。WOMBステージはテクノ。WOMBのステージのサウンドシステムの鳴りと、大型LEDスクリーンの質感がアナログ感満載で、何故か懐かしくも暖かみがある演出。南国の開放的な気候と空気感に遊びに来ている人々は終始楽しそうで、良い雰囲気のフェスだった。

最終日体調も何とか復活して、部屋でゆっくりしていると、今夜のビーチパーティーでもDJをしてくれといきなりオファーが。ドラムンベースがグアムにも思いの外響いたようで、パーティーの閉めをどうか?と。もちろん断る理由は無い。大きなビーチサイドのレストラン脇に特設DJブースが設置されてある。背中にビーチを背負った景色のサンセットはロマンティックに奇麗で、中々のロケーションを見つけたなぁと感心。昨夜のフェスティバル関係者やDJ、もちろんお客さんも沢山集まっていた。ビーチパーティーならではのまったりとした雰囲気で、みんなお酒と食事を楽しんでいたけど、ブースの前にはそれなりのフロアーのサイズもあるし、割と音が鳴っている。まずは、ディープ目でトライバルな音でDJを開始して現地の黒人の人々を取り込んでみた。すると音に引き寄せられられるように人が集まって踊り始めた。彼等は本能的にグルーブ感がイイから、黒人がフロアーで踊ってくれると、フロアーのテンションがグッと上がる。そこからオーガニックな如何にも海にマッチしたポジティブな歌モノを連発して、最高潮なテンションで無事に終了。夜のビーチサイドの雰囲気は本当に心から楽しめた。その場所と雰囲気に合った音楽で響き渡る音楽の力は、海外だとより深くまで心に沁みる。

今回のグアムは予想に反して2回全く想定しなかった場所でDJをしたけど、自分は凄くツイてるし、良い意味で持ってるなと改めて思ったよ。2ギグともグアムでDJするならこの2カ所でしょ!と言っても良い程の最高の環境でDJをやらせてもらえたし、初めて訪れた土地なのに現地のホントに心が優しい沢山の人達とコミュニケーションを取れて仲良くなれた。もちろん日本から来てくれていた人達と海外ならではの時間軸の中で色々と建設的な話がゆっくりと出来たし、WOMBのクルー達とも記憶に残る思い出が出来た。音楽を通じて広がるボーダレスな友達の輪や、まだDJ駆け出しの頃にNYで外国人を相手にDJをしていた頃の懐かしい記憶も蘇えったりで、貴重な経験になった。そして、前日のフェスに出演した同級生だけど大先輩のKEN ISHIサンが、フロアーで踊っていてくれて、AKi君Good Jobだったよ~と言ってもらえたり、卓球さんにもロケーションにはまった良いセットだったよ、しかもISHII君がドラムンベースで踊るのを初めてみたよって笑って話してくれた。大先輩のテクノレジェンド達からの愛のあるメッセージはグアムの大きな記憶の1つになった。


グアムは東京からたった3時間のアジア圏なのに、英語が普通に通じるし、もちろんおもいっきりアメリカで、こんな近くにアメリカがあるんだなと初めて知った。70年前の戦争当時だったら、機関銃で殺し合っていたであろう土地で、楽しく至福感に包まれながらDJが出来て、何て良い時代に生きてるんだろうって痛感したよ。観光で見るべき場所も無いし、3夜連続でパーティーだったから、パーティーとホテルで3日間があっと言う間に過ぎてしまったけど、食事さえ改善されればまた絶対に訪れたい南の島だった。来年もこの企画絶対にやって欲しい!

2015-06-01

静岡36時間の旅

初めての街に訪れDJをするのは、この上ない喜びであり、とても幸せを感じる大事な時間と経験。それと同時にいつも以上によりインパクトが強いパフォーマンスをするのも重要で、DJを始めた時から全くブレていない、ドラムンベースの魅力を伝え、少しでも日本のシーンが拡大して欲しい想いを昇華させ為の大切な機会だ。先週末は、そんな想いと共に初めて静岡県浜松市のBASS MUSICパーティー"EFEKT"に招待してもらった。長い間 DJをしていると、仕事の依頼メールの文面を見れば、どれくらい真剣な想いでパーティー開催に努めているか推測が出来る。EFEKTクルーの代表でオーガナイザー兼DJの加藤君は、某自動車メーカーの車のデザイナーで、メールの詳細や文面がとても律儀で仕事が出来る人だな、と印象が強かった。先日の大阪での舞音楽祭にも顔を出してくれたし、しっかりと挨拶もしてくれて、今回訪れる前から浜松でのDJは楽しい事になりそうだと感じていた。

会場のPlanet Cafeは、20年間浜松の音箱として存在し、浜松のダンスミュージック好きに支持されてきたクラブで、箱の規模は大きくは無いけれど、しっかりと音が鳴っていて、十二分に音楽が楽しめるサウンドシステムが装備されている。20年継続出来ているクラブは、もしかしたら日本最古かも知れない。長い歴史に裏付けられている通り、スタッフの皆さんの仕事振りも対応もとても心地良かったし、お酒も美味しかった。もちろんそんな素晴らしいクラブのスタッフとパーティーを形作っているEFEKTクルーも、みんな真面目で音楽が純粋に好きな人達やDJの集まりだった。

DJをした感想だけど、浜松に訪れる前日に、既存のDJセットに新曲をまんべんなく散りばめて、上げ進行でありながら、ドラムンベース及び、BASS MUSICの魅力を余す事なく伝えるイメージをしていたんだけど、そのイメージが思いの外奇麗にはまって、フロアーの爆発力は、小さな地方都市とは思えないテンションで、東京や関西からの遠征組も含め、お客さんのノリが素晴らしく、スタッフのみんなも終止笑顔が溢れ、とても良いパーティーバイブだった。どんな場所でDJをする時でも、場所に合ったイメージに沿って、フロアーの反応を見つつ、DJ中に軌道修正するケースが多々あるけど、浜松の人々は、想像以上にドラムンベースの理解度が高く、常日頃から地元のDJ達が、自分たちのシーンに正しい音を伝えていると実感出来た。いつも思うけど、街の規模やパーティーの大きさに関わらず、最終的にはどんな人がどんな目的を持って、パーティーを開催しているかがとても大事で、色んな街でDJをして来た自分としては、浜松はかなり有り!! なパーティーだった。先日の名古屋も良かったし、東海地方は東京や関西とまた違った人と雰囲気、面白さがあると思う。そして、浜松名物と言えば、ウナギ!ウナギ大好物なんだけど、パーティー当日に連れて行ってもらったのが、浜松駅前の八百徳本店。うな重と迷いつつも食べた櫃うな茶漬けは、刻みネギとワサビをたっぷりと乗せて出汁を注ぐスタイルで、名古屋の櫃まぶしの印象とは違って、若干味が薄味で食べやすく、代々引き継がれている秘伝のタレと、厳選された活きの良いウナギの旨味が十二分に堪能出来る納得の老舗の味だった。肝焼きも美味しかったし、ウナギのグルーブも相まって納得のDJが出来た事は間違い無い。そして、今回静岡掛川から参戦したSIMOが泥酔して、パーティー終了後自分のPCや機材が入った鞄を残したまま行方不明になり、クラブ近くのビルとビルの間から発見されたのも、パーティーがいかに素晴らしかったかを象徴している(笑)

パーティー翌日は、レイトチェックアウトから静岡名物さわやかのハンバーグを食べて浜松を発ったんだけど、東名高速道路を走っていると、神奈川県に突入する直前に玉突き事故による渋滞18kmの表示が。。。とにかく渋滞にはまるのが大嫌いで、ひとまず、足柄SAで停車してどうしようか考える事にしたんだけど、以前足柄SAに立ち寄ってfacebookに写真を投稿した際に、常日頃からいつも温かく応援してくれているミカネーサンが、近くに住んでいるから呼んで下さいよってコメントをくれた事を思い出して、twitter越しに近くの良い温泉が 無いか教えて欲しいとメールをすると、即返信が来て迎えに来てくれると。それは悪いから温泉の情報をカーナビに入れれば自分で行けるから大丈夫だよと言っても、地元民が行き来出来る場所があるからと。言われるがままに車をサービスエリアに停めて待っていると、10分もしないうちに迎えに来てくれた。足柄SAに、地元民専用の裏口があるなんて知る由も無かった。

温泉は趣味だから日本中の温泉地に訪れたけど、富士山近辺の温泉は、あんまり良い印象が無かったんだけど、連れて行ってくれた、あしがら温泉は、小山町という小さな街合いのおもいっきり田園風景な場所に位置していて、町立な公共温泉で、所謂スーパー温泉的な施設では無く、こじんまりとしつつも地元の人々に愛されている温泉場で、掃除もしっかり行き届いている建物で、柔らかな肌触りのお湯は身体が芯から温まり、浜松での疲れを奇麗さっぱり洗い流してくれた極上の泉質だった。天気が良かったら露天風呂から富士山を目の前に望めるロケーションも最高だし、本当に良い温泉は、豪華絢爛な施設に限らず、今回訪れたような場所にあると改めて実感出来て、忘我な時間を過ごせた。およそ36時間の旅だったけど、ナイスな人々と楽しいパーティーを過ごせて、食事も美味しく、最高の温泉に浸かれた。地元の人達に導かれて贅沢な時間と経験を頂けるから、DJという仕事はやっぱり止められないと思った静岡へのショートトリップ。身も心も満たされた楽しい時間でした。

泉質 : アルカリ性単純温泉(アルカリ性8.8ph、低張性、低温泉) / 効能 : 神経痛、運動麻痺、慢性消化器病、病気回復、健康促進等


2015-04-28

4月29日(祝日) 舞音楽祭 @ 大阪市舞洲スポーツアイランド

大阪は初めてDJで訪れた地方都市で、1ヶ月で2回行った事も何度となくあるし、年間平均6、7回って考えても間違いなくこの15年で100回近く行っている、1番馴染みが有る街。

今回の大阪は、明日429日祝日昭和の日、舞洲スポーツアイランドで開催される舞音楽祭に出演。このフェスは、確か10年位前に東京、大阪の両都市で開催されていたフェス渚の流れを汲んでいて、サイケやテクノ、4ビートミュージックがメインジャンルだけど、今回は各ジャンル6ステージある中の、太陽のステージで、14時から15時の1時間セット。究極の晴れ男に相応しいステージ名w ラインアップを見てもDUBステージ以外の人で分かる人が誰も居ないから、多分ドラムンベースDJが俺1人で、結構早めの1番天候が暑い時間帯で、タイムテーブルを見ると前後のDJ達と流れがかみ合うかな?と心配も若干あるけど、そんな事は気にしないで、まっ昼間からいつも通りの DJ AKiでガンガン飛ばして行くよ!今年初の屋外フェスだからね!このステージのメインアクトは、FRANCOIS K。自分が90年代にNYに住んでいた頃の伝説的なサンデーアフターパーティー”BODY &SOUL”のレジデントDJ。決して新しい音楽とは言えないけど、キャリアが長く日本では多くのファンが居て、プレイは間違いなく安定していてハウス好きだったら踊れると思う。

以前このフェスに出演したのは、確か3年前だったけど、その時は、ブラジルのトップDJ MARKYと大阪に行って、彼とは違うステージだったんだけど、彼のセット終わりに違うステージでDJ開始したら凄く人が流れてきて、正直MARKYの時よりも、フロアーに普段ドラムンベースを聞かなそうなサイケ好きな感じの人が多数集まって、かなり良い雰囲気で、メチャメチャ盛り上がったから、MARKYに大阪でもAKi人気あるね~って言われた記憶がある。先日カラーランをやった場所と同じで、港から海が見える完全屋外で、環境も良いし、自分がプレイするステージはきっと音のクオリティーが良いはずだからクラブじゃない場所でダンスミュージックが聞ける環境を楽しみにしてる。しかも少なからずとも俺の時間帯は絶対に雨が降らないからご安心を!この10年以上屋外でのDJで連戦連勝1度も雨が降った事の無い究極の晴れ男なんでw!屋外フェスを企画のオーガナイザーさんは、てるてる坊主代わりにDJ AKiのブッキングを是非w

大阪といえば、拘りを持ってシーンを牽引してきたTOYO君の存在が大きくて、彼自身もドラムンベースDJでありながらCIRCUSというクラブの経営者でもあって、クラブ以外にもスタフェスとか、今回の舞音楽祭等、フェスオーガナイザーもこなすやり手で、先月の大阪は初めてだったクラブ ONZIEMでのパーテイーも仕掛けてくれて、もうかれこれ10年以上のお付き合い。普段はいつもTOYO君のクラブCIRCUSが基本的にDJさせてもらう箱だけど、今年は違ったアングルで大阪のシーンにアプローチしてDJ AKiの大阪での認知度を上げましょうと言ってくれていて、とてもありがたい。そんなTOYO君の考えと期待に応えたいし、違った環境でDJをするのは自分にとっても刺激になる。DJAKiのプレイを体感して、おっ!ドラムンベースも良いね~!って思ってくれて、何処でやろうともDJ AKiがやるなら行く!って人を増やしたいし、今回もそんな方々と出会えたら嬉しい。

5月2日の 06S 14周年記念の準備と、このフェス翌日がDJAKi STREAMだから思いの外忙しく、全然大阪でゆっくり出来なくて、東京にすぐ戻るけど、最近グルーブがとても暖まっていて、気迫が十分なんで、会心の一撃をかまそうと思います。関西地区の方々は、是非14時に太陽のステージへ!みんなに会えるのを楽しみにしてます。

2014-08-25

京都祇園の一力でお茶屋さん遊び

誰だって大なり小なり、夢とまで言わなくても、叶うと嬉しいなって思う事ってあるじゃん?  比較的自分は願うと何でも叶って来た有り難い人生を送ってる方だと思うんだよね。大好きなDJで、ご飯食べて行きたい!とか、ブラジルでワールドカップの日本戦観たい!とか。ホント願いって人それぞれ様々だけど、この年齢まで生きて来て、まだ人生で叶うと良いなって思う事がいくつもあって(欲張り)、その中の1つに、京都の祇園でお茶屋さん遊びしてみたいなぁってこの10年位思ってた訳なんだけど、遂に叶ったんだよ。

連れて行ってもらったお茶屋さんは、一力と言う祇園でも1、2を争う格式高いお店で、もちろん一見さんお断り。忠臣蔵で有名な、大石内蔵助が吉良上野介を闇討ちする以前に、仲間達とこの一力で芸者遊びをして、闇討ちなんてしないよ〜って素振りを見せて、敵の目を翻弄させた歴史的にも由緒あるお茶屋さんらしい。

舞妓サンが登場すると何とも言えない緊張感が漂って何を話せばイイのかな?って若干戸惑ったけど、舞妓サンも芸子さんもホントにプロなナイスな人達で、オニーサン日本人でっしゃろか?とか、この髪型はどうなっておよしよすえ?とか、(確かこんな感じのネイティブ京都弁)コミュニケーション上手で、思ってたよりもずっとナイスでフランクだったよ。程よく三味線弾き語りと共に芸子さん達の舞いも始まって、何とも情緒溢れる雰囲気。美味しい京懐石と京都の地酒が相まって、ほどよい酔い心地で気持ち良く遊ばせてもらいました~。京都は元々好きだったけど、まだまだ知らない京都が一杯あって、普通の観光では足を踏み入れられない領域がある事を身を持って知ったよ。未体験の経験はいくつになってもやっぱり刺激的で、大人な遊びは日本男児に産まれて良かったなぁっと改めて思えた、ハイクオリティーな時間と空間でした。また行けるように精進します!








2014-06-20

7年ぶり5度目のブラジル!!

ワールドカップ開催で沸き立つブラジルに到着したのは、614日。丁度日本代表戦の第1試合目の日。30時間の旅を超えて、7年ぶり5度目のブラジルに単身でパラシュート部隊の如く降り立った。6月は雨期であり、短い冬の始まりのサンパウロは、今迄訪れたブラジルの中でも最も寒く、T Shirtsの上に何か着ていないと居られない気候で、日本よりも寒いブラジルに違和感を覚えたけど、7年ぶりに再び大好きなブラジルに訪れる事が出来て、気持ちはかなり熱くなっていた。

ホテルに到着して程なく、街に繰り出して驚いたのは相変わらずの車の大渋滞と、物価の上昇。7年前と比べるとワールドカップ景気によるインフレと為替の上昇によって、物価は約3倍で物によっては東京よりも高くなっていた。ブラジルは安くてちょっとリッチになれた気になれた国だったのに、大分様子が変わっている。不動産の価格も激しく上昇していて、ブラジル人の友人曰く、生活がかなり厳しくなったよと語っていた。

今回の旅の大きな目的は2つあって、ワールドカップ日本戦をナタールで観戦する事と、ブラジルのトップアーティストである、Markyの誕生日である到着当日のパーティーでDJする事だ。会場である”SKOL BEATS FACTORY”は、ブラジルの大手ビールメーカー”SKOL”がワールドカップ期間限定でオープンさせたベニューで、以前2度目のブラジル滞在の際に出演した南米最大の大型フェスティバルを主催していたビール会社と同様で、当時はSKOL BEATSというフェスティバルを開催していて、2日間でF1の会場であるレースサーキットに7万人収容していた凄まじいフェスティバルだったんだけど、それ自体が現在は開催が無くなり、ブラジルのダンスミュージックシーンの流れも大きく変化していて、小箱が中心のシーンになっていたサンパウロに、久々に登場した大箱との噂を聞いていたので、会場入りを心待ちにしていた。食事を終えてから、早速サウンドチェックに出かけてみると、ベニューの環境の良さに驚いた。ブース背後には大型LEDスクリーンが装備され、フロアーのキャパは、1,000人近い人が入れる大きさで、およそWOMBの2倍。サウンドチェックを始めたMARKYの鳴らす音はBASSが極太でかなり大音量。鳴り響くサウンドシステムは上質で、今迄のサンパウロのベニューの中でも最も環境が良くて、夜のパーティーが待てない!と思った。

ホテルに戻ってまずは日本vsコートジボワール戦を一人部屋で観戦したけど、ご存知の通り逆転負け。。。前半に本田がシュートを決めた時は、今夜は日本代表のユニフォームを着てパフォーマンスするか!?と思ったけど、残念な試合結果に気持ちは落ち込むも、そのままブラジルの友人達が迎えに来てくれて会場に入った。比較的お客さんの年齢は高めで、男多め。それでも相変わらずのブラジル美女多数で、会場の雰囲気は凄く良かった。そして、7年間訪れて無かったにも関わらず、5回目のブラジルなだけに、東京のAKi!を見に来たよと声をかけてくれる人達が沢山居てくれたり、普段06Sに来てくれている日本人や現地に住んでいる日本人も何人も居て、地球の裏側にこれだけ知り合いが居るのも不思議な感覚かつ、とても嬉しかった。


出発前から今回のセットはどんな感じで行こうか思案しちたが、プレイ前にMARKYからいつもの普段通りのプレイをしてくれと言われた。ブラジルに来たからブラジルのお客さんに音を合わせるよりも、MARKYが東京に来日した際に、いつも見ているAKiのプレイをみんな心待ちにしているので、その方向性で行ってくれ!と頼まれた。その言葉ですっかり迷いが消えて、06SやWOMB、東京のシーンを代表して、スタートからかっ飛ばして、3台のCDJをフル活用して上げまくりのセットを披露出来た。正直、どんな反応になるのか?7年ぶりのブラジルで不安な部分もあったけど、そんな想いは無用だったようで、MARKYとは違った普段聞き慣れないハードコアなドラムンベースの音が新鮮だったようで、フロアーの反応が凄く良くて、パーティーが終わる朝迄多くの人が残ってくれたのは、何よりの収穫で、またブラジルに訪れて必ずDJしたいと思わせてくれたサンパウロの夜だった。


2010-11-16

バンコク2010

先週末は、7度目となるタイの首都、バンコクに渡航。すっかり寒くなった東京から、30度超えのバンコクで、再び身体が暑い夏に目覚めた。


今回もバンコクで、数年に渡って招いてくれている、バンコクのクラブ "CLUB CULTURE"に出演。場所を新たに世界中のバックパッカーが集結するカオサン通り近くのエリアに移転して、リニューアルオープンだったけど、ドラムンベース、ダブステップ、ブレイクビーツと、3フロアーに拡張し、よりアンダーグランドな雰囲気が増していて、バンコクに新たなダンスミュージック・シーンが出来上がりそうな予感がするクラブへと変貌していた。

初共演となった イギリスの UTAH JAZZ は、自分の前に DJ だったけど、緩めの選曲で、早い時間からフロアーは良い雰囲気だったけど、自分の DJ スタート時点から激盛り上がり。異常な程、テンションがかなりハイパーで、客層は世界中の人が居て、最高に良いバイブ。ここ数年でドラムンベースが大分浸透したと感じる、今迄のバンコクで、1番良いパーティーになった。CLUB CULTUREは、2年前から"CULTURE 1"と言うフェスティバルも開催し始めていて、昨年は8,000人が集まったようだ。次回はこのフェスで!という話も出ているから、来年も再びバンコクに訪れる事になりそうだ。


今回のバンコク滞在中は、昨年訪れた際に仲良くなった友達で、バンコク在住7年の 、スーパーコーディネイター"YOJIクン"のおかげで、美味しいご飯も沢山食べれた。特に小泉首相も訪れた事がある、ソンブーン・レストラン、バンタットン本店 のカニカレーは、絶妙なスパイシーな味付けで、フワフワの卵とカニのバランス感が、かなり絶品!今迄食べたタイ料理の中でも間違い無く、1、2を争う味わいで、バンコクに訪れる際は、絶対に試して欲しい逸品!また、毎回訪れるサイアムスクエアのフカヒレも相変わらず、とろける美味さだった。


パーティー明け翌日は、バンコクから車で北へ1時間のアユタヤ遺跡に訪れた。約500年前に王宮だったアユタヤは、ミャンマーに攻め込まれて、落城して以来、その姿を残したまま、現在に至っているが、十二分にタイの歴史を垣間みれる観光地。若かりし頃に、頻繁に対戦したゲーム、スト2のムエタイキャラ、サガットのステージだった、屋外の寝釈迦にも訪れて、楽しめた。タイの古都の雰囲気がたっぷりで、象に乗って遺跡を巡れたりして、バンコクから近いから、ちょっと足を延ばして訪れてみるのも、オススメ。


円高で物価が更に安くなって、日本人にとってよりリーズナブルに買い物が楽しめるし、4日間で5回、タイ古式&オイルマッサージ三昧で、体調もかなり復帰して調子もベター。タイは7度訪れる機会を与えられているから、強い縁を感じるし、友達も多い。大好きなこの国は、第2の故郷になりつつある。今から来年が待てない。

2010-10-17

シンガポール

移動続きで、中々ブログを書いている時間が無かったけど、102週目の週末に訪れたシンガポールの話をしようと思う。シンガポールと言えば、ZOUK という3,000人を収容する大型クラブが、メインのクラブで、トランスや、ハウス、R&B を軸にパーティーを開催していて、ドラムンベースのシーン自体が、今迄存在しなかった。でも、今回出演した HOME CLUB と言うクラブが、約2年前からドラムンベースのパーティーを月一で開催し始めて、徐々にシーンが出来上がっている状況。HOME CLUB自体、約300人のキャパでサウンドシステムも上々。川沿いでアウトサイドにテラスがある環境は中々良くて、 外でお酒を飲みながら友達と会話を楽しむも良し、もちろんフロアーで音楽も楽しめるクラブだ。



パーティー当日に、シンガポールに仕事で滞在していた友人の畠山クンが、遊びに来てくれて、とっても嬉しかった。海外でも突然会える友達って案外居ないし、海外の活動を友人が感じ取ってくれるのは、有り難い事だ。DJ開始直前にレコードバッグの鍵が壊れて、止むなく鞄をカッターで切って、中身を取り出す強硬手段に出て、どうやって帰国しよう。。。と落ち込む場面もあったけど、パーティー自体は、雰囲気が凄く良くて、初シンガポールでの DJ は、とても実りのある時間を過ごせた。

今回訪れる機会を与えてくれたプロモーターの MING は、若干21歳だけど、産まれてから18歳迄ロンドンで育った中国系イギリス人で、DJもブッキングも企画も、バーテンダーもこなす中々のイケメンで、ドラムンベースを聞いて育っただけに、音楽を奥深く迄理解する強者だった。

どこの街でもそうだけど、誰がどうやって、その土地にシーンを浸透させているかが重要だけど、シンガポールのシーンが育ってきている要因は、やはり彼のような若くてやる気に満ちあふれる人が、存在するかが重要だと改めて痛感した。


今回のシンガポールは、2泊と短くてあっと言う間に過ぎてしまったけど、ご飯がやっぱり美味しい。パーティー当日の DJ 前に食べた、クラブの数軒先にある、JUNBOというレストランのカニのチリソース炒めは、本当に美味で、食べる事を止められない程、身の引き締まったカニとチリソースのバランス感が最高だった。そして、2年前にビンタン島に訪れた際に、トランジットで、シンガポールに数時間立ち寄った際に、ZOUKの人々が連れて行ってくれた、リージェントホテル内のチャイニーズレストラン"サマーパレス"での北京ダックも堪能。ここの北京ダックは本気で美味しくて、次にシンガポールに訪れる事があったら絶対にまた来よう!と思っていたレストランだったから、またあのパリパリかつ味わい深い北京ダックを食べれて幸せだった。シンガポールに訪れる機会がある人は、是非試して欲しい。


11月にはバンコクにも訪れるけど、アジアで活動する人々のネットワークをより拡げて行きたいと思う。

2010-06-03

ロンドンで、バーベキュー


1年に1度か2度は訪れて、ドラムンベースのメッカである本場ロンドンのパーティーにDJ出演し、自分の可能性を挑戦する気持ちで DJ をする。そして、最先端の音に身を置いて、感覚を研ぎすます。自分のDJキャリアにとって、ロンドンは切っても切れない目標であり、DJである限り、続けて訪れたいと思える、大切で重要な場所。

今回の渡英は、昨年の9月以来で、記念すべき10回目。しかし、冷静に考えると、今まで必ず同行してくれる友人達が居たから、初めての一人旅ロンドンで、いつもと違った印象を街から感じる。長い飛行機のフライト中の時間も、ホテルの部屋でも、一人の時間は、ゆっくりと様々な事を考えられて、幾分、頭の中が整理出来る。海外での一人旅は、そんな普段あまり感じる事が出来ない貴重な時間を与えてくれるし、一人っ子の自分には案外向いている。

FABRICが、用意してくれた ホテルは、クラブから歩いて5分の最高の立地で、クラシックでモダンなロンドンスタイルのホテルがお洒落な"MAL MASION"。FABRIC で遊ぼうと思って、渡英を考えている人には、オススメ出来る快適な良いホテルだ。

ホテルに着いてからほどなく、ノルウェイ人の YUUKI MC の彼女 イングリットが、丁度仕事でロンドンに居るから、会ってご飯でも食べようと、渡英前から約束していて、彼女がステイしていた友人の屋上で、バーベキューするという事で、お邪魔してみた。屋上にバーベキューの炭に火をおこせる、ブロッグでまれた焼き場にチャーコールが完備されている。天気も良い上、ロンドンは今サマータイムだから、22時位まで日が落ちない。開放的な空間でのホームパーティーは、いかにも海外的で、中々良い環境だった。

ロンドンの街の真ん中で、バーベキューをするとは、考えた事が無かったけど、アットホームな雰囲気のホームパーティーでの時間は、ロンドンに着いていきなりローカルなゆっくりとした時間を過ごせて、リラックスすると共に楽しかった。イングリッド、そして彼女のお友達にお礼したい。明日のFABRICは、必ず良いプレイが出来そうだ。

2010-05-09

シュニッツェル in ウィーン

セルビア共和国から、ウィーンに飛んで、経由時間に4時間あったから、ウィーンの街の中心地近く迄、ちょっと足を延ばしてみた。空港から街迄は、わずか16分で、30分おきに電車が出ているからかなり便利。東ヨーロッパのセルビアから飛んで来ただけに、西ヨーロッパの瀬戸際である、オーストリアの首都ウィーンは、かなり西側の印象が強くて、街の空気や風が明るく感じる程、全く雰囲気が違った。4時間の経由時間は長そうで案外短いから、街をちょこっと歩く事しか出来なかったけど、日本を出発する前日に、以前ウィーンに訪れた事のある友人のエミちゃんに、ウィーンにはトンカツみたいな名物料理があるから、寄れる時間があったら食べてみたら良いよ~とオススメされたのもあって、駅近くのウィーン料理が食べれそうな、お店に入ってみた。メニューにあった、牛肉のフライが、多分そのウィーンのトンカツだと、ドイツに度々訪れているYUUKiが、言うのでオーダーしてみると、グローブのように大きい、正にウィーン版トンカツがサーブされた。牛肉を叩いて薄く延ばし、衣をつけて油で揚げたこの料理は、シュニッツェルって呼ぶ。とくにトンカツソースのようなソースは無く、レモンを絞る。軽い塩味がふられていて、サイドに運ばれたポテトと一緒に食する。これが案外美味しい。でも、トンカツソースが好きな自分としては、ソースをかけたくなる衝動が。7月末にウィーンで開催され、10万人が集まるフェスティバル"BEATPATROL"に出演する為、4日間程ウィーンに滞在するから、次回はソース持参でウィーンに行くか?なんて思った。音楽の都と呼ばれるだけあって、雰囲気が良いし、街も綺麗そうだから次回7月のウィーンは、今から楽しみだ。

2010-05-08

SUPERNATURAL FESTIVAL

先週末訪れたセルビア共和国の首都ベルグレード。先日のブログで、到着してから感じた街や人の印象等を書いたけど、DJ 出演したフェスティバル "SUPER NATURAL" の事を書こうと思う。このフェスティバルは、街の中心地から車で20分程の自然に囲まれた、大きな公園で開催されていた。ベルグレードで最も奇麗な水が湧き出るほど、自然豊かな山の中の公園は、街よりも涼しく、空気も奇麗で、中々良い環境だ。入場料は通常の前売りチケットの他に、空いたペットボトルを数本持って来ると入場出来るシステムも存在している。去年は10tに及ぶ空きペットボトルを回収出来たと、オーガナイザーが話してくれた。環境問題を強く意識したフェスだなと納得。







フェスティバル当日のお昼から開始していて、早い時間はキッズプログラムが行われていて、子供の合唱団や、人形劇等が行われていた。早めに会場入りしたから、ちょっとだけ子供達が楽しむフェスの様子も伺えたし、親子で自然と音楽を楽しむ姿は、何とも平和な光景だった。

夕方の五時頃から本格的に、音楽フェスへと以降し、地元のバンドがいくつか出演。サブステージでは、DJ を中心にプログラムが組まれていて、ぞくぞくと人が集まって来た。昼間から夜24時までの1日で、およそ1万5千人の人が集まったらしく、メインアクトだったバンドは長年セルビアで活躍するバンドで、1曲目からセルビア語で大合唱。会場は見渡す限りの人で埋め尽くされて、想像以上に大盛況だった。メインアクトの次にイギリスのDUBバンド ZION TRAIN がプレイしてから、日曜日の夜だったのもあってか、少しずつ人もひき始め、自分たちの出演時には、ピーク時の30~40%程の人の数になっていたけど、充分に人がまだ残っていた。ステージからお客さんまでの距離がかなりあって、お客さんとのコミュニケーションを取るのが中々難しかった。そんな中、遠くで踊る人達を眺めながらのプレイだったけど、思いのほか自分たちのプレイに対して良い反応があって、1時間のプレイがあっと言う間に終わってしまった。初めての国で初めての DJ だと、小さなクラブやバーで、小規模なパーティー出演が常だけど、あれだけの人達に、自分たちのプレイを聞いてもらえたのは、とても素晴らしい事だし、しっかりと手応えを感じる事が出来た。去年同じ時間帯に出演した DJは、あまり良い反応が無かったらしく、最後にはお客さんが全く居なくなってしまったようで、今年は最後迄人が残っていて良かったと、オーガナイザー始め、スタッフも喜んでくれたし、翌日街を歩いていたら、昨晩は良い音楽だったよと、声をかけてくれる人達もいて、とても嬉しかった。ベルグレードには、様々なドラムンベースのアーティストが訪れていて、シーンも徐々に浸透して来ているようだから、今回のフェスティバルをきっかけに、またセルビアに訪れる事が出来たら良いなぁと思えた、時間を与えられた。


フェスティバル翌日に、オーガナイザーのファミリーと、出演者が20人程集まって、セルビア料理のレストランで、ビッグディナーがあった。ギターとバイオリンの弾き語りが居て、みんなで美味しい食事とワインを楽しみ、多いに歌う、ディナースタイルは、おもいっきりセルビアのローカルな時間で、そんな場に、日本人の自分が一緒に居る事自体、かなりレアで、まるでウルルン滞在記の中に、滑り込んでしまったような感覚。心から楽しい貴重な時間を過ごさせてもらった。

まだまだ知らない土地があり、そこに住む人々と、音楽を分かち合い、楽しむ喜びを強烈に感じた、セルビアの首都ベルグレードだった。

2010-04-27

セルビア共和国 _ ベルグレード

東ヨーロッパのバルカン半島に位置する、セルビア共和国の首都ベルグレードに訪れた。ヨーロッパ大陸は、オランダとベルギー、スイスしか訪れた事がないから、そんなに詳しく知らないし、ましてや東ヨーロッパは初めての上、日本にこの国の情報が少ないから、全然想像もできなくて、出発する前から、どんな国で、どんな事が起こるのか?初めて訪れる未開の地にワクワクしていた。


ベルグレードには、オーストリアのウィーン経由でのフライトだったけど、本来10時間位のフライトが、火山灰と燃料費削減の影響で、11時間半もかかった。ウィーンの経由ターミナルには、喫煙所もあるし、インターネットが無料で使い放題。4時間の経由も比較的時間を潰すのに、事欠かない。






あっと、言う間にベルグレード行きの飛行機に乗り換える時間になったが、何とプロペラ機。。。自分の記憶が定かなら、前にプロペラ機に乗ったのが、'98年に DJで、ニューヨークからノースキャロライナに飛んだとき以来。未だに80年代に作られたようなプロペラ機が、飛んでいる事実に驚きながら、落ちないでくれよ~と祈りつつ搭乗したけど、プロペラの音が機内に鳴り響く飛行機に揺られ、1時間ちょっとでベルグラードに無事着いた。飛行機から降りると荷物を受け取るゲージ周辺には、視線の鋭いミルコクロコップのような強面の警官達が何人も居て、いきなり東ヨーロッパの緊張感。イミグレーションでは、入国カードが存在しなくて、パスポートを見せてスタンプを押してもらうだけ。こんなに入国が楽な国は珍しい。




今回のフェスのオーガナイザーをしている、この旅を一緒に渡航しているYUUKi MC のイギリスの大学時代の後輩が、空港にピックアップしてくれて、車でホテル迄向かった。夜だから街並みをはっきり見る事は出来なかったけど、至る所に共産圏だった名残があって、割と殺風景だけど、人がいきいきしていて、活気はある雰囲気。ホテルに荷物をおいて直ぐに、YUUKi のイギリス時代の大学の先輩だった、セルビア人の "スロボダン"が、夕食に連れて行ってくれるということで、彼の家に訪れ、いきなりベルグレードのローカルな生活に滑り込む。相変わらず YUUKi は世界中に友人が居るなぁと感心した。

ブラジルやイギリスでもそうだけど、地元の人達が歓迎してくれて、迎え入れてくれる事で、その土地で暮らす人達の生活や文化を、到着したその日に垣間みれる。観光では感じる事の出来ない、DJ として旅が出来る喜びを感じる瞬間だ。


先輩は、勇気の大学を主席で卒業した秀才で、英語がとても上手。秀才でありながらベルグレードの TOP HOUSE DJ で、音楽をこよなく愛し、心が温かく、素朴でとても良い人だ。

彼がレストランに連れて行ってくれたが、レストランが禁煙じゃなくて、男も女もみんな、たばこをガンガン吸っている。近年の先進国ではあり得ない光景。お店に入るとお客さん全員から痛い程の視線を感じる。アジア人は見た事はあると思うけど、こんな姿の日本人を見るのは初めてなのか? セルビアのローカル感たっぷりのお店に居る自分たちから、かなり違和感を感じているのか?とにかくみんな一瞬固まってから、凄まじいガン見状態で、圧倒されまくり。。。色んな国を訪れていても、これだけスーパーアウェー感たっぷりな土地は、本当に初めてだ。


セルビアは、長い間トルコに侵略されていた時代があるから、食事はトルコ料理に似ていて、基本お肉のバーベキューが多い。しかも、みんな体格が凄く良くて、背も横幅も軽く日本人の1.5倍はある。あの体格の人達と、サッカーをしても日本代表が勝てるはずないなぁと心底思う。もちろんそんな大柄な国民だから、その分食べる量も多くて、これが前菜ですか!?って思う程の量が、テーブルに並べられた。プラムのサラダ、ポークチョップ、ラムのステーキ、パスタと、ボリュームがあったが、割と美味しかった。

食事も終わり、クラブに連れて行ってもらったが、東京のようなインターナショナルな雰囲気は皆無で、ほとんどセルビア人。ここでも凄まじくみんなからの熱い視線を受けたけど、とにかく人が持つエナジーがとてもポジティブで、エネルギッシュな印象が強い。音楽を純粋に心から楽しんでいて、リスペクトしている。


セルビアは、旧ユーゴスラビア時代に、国の内戦が長い間続いていて、民族間で凄まじく争っていた。もちろんベルグレードの街も爆撃を受けていて、未だ戦争の傷跡が残っている場所もある。実際まだ戦争が終わってから15年しか経っていないから、きっとクラブに居るような若い人達でも、子供の頃は戦争の時代で、自分の未来が見えない不安な世界観の中で、育ってきているはずだし、親達はもちろん実際に戦争をしていたに違いない。そんな暗黒な時代から、戦争も終わり平和が訪れている分、みんな前向きに生きていて、やっと勝ち取った平和を、心から楽しもうとする様子をヒシヒシと強く感じる。そんな状況だからこそ、音楽をストレートに心底楽しもうとする姿勢があるんだろうと納得出来た。戦争から60年以上経って、完全に平和ボケしてしまって、色々と歪みが産まれている日本も、きっと戦後は、国を復旧する為に、みんな必至に前向きになって生きていたんだろうなと、思わずには居られなかったし、平和な社会で何不自由無く生活出来ている日本人は、もっと平和の有り難みを感じなくてはいけないと実感した。新しい土地に訪れると普段感じる事のない、感覚や考えが産まれ、その土地の時代背景迄もが見えてくる。おもいっきりタイムスリップしたような感覚さえも覚えた、東ヨーロッパのベルグレードだった。フェスの模様は次のブログで。

2010-03-16

走水神社

実家のある横須賀には、忙しくても割と頻繁に帰るようにしている。幸い、両親は色々と問題がありつつも健在なので、一人息子としては、出来るだけ顔を出して、元気になって欲しいと思うものだ。

横須賀は、車で1時間弱と、都心から結構近くても、海と山と米軍基地ぐらいしか無い田舎で、帰ってもそれほど出かける所もないけど、パワースポットに興味がある自分としては、噂の走水神社に訪れてみた。


走水は、三浦半島の観音崎のすぐ近くで、車の免許を取り立ての10代の頃は、良くこの辺りをドライブしたけど、走水神社の存在は全く知らなかった。走水は、古事記や日本書紀にも出てくる地名で、古くは房総半島に向かう船の出発地点だったようだ。


宮崎の高千穂や、長野の戸隠神社等、日本中の様々な土地の神話に登場する、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)も、今から約1900年程昔に、走水から千葉の房総半島に向かったようだが、暴風雨に見舞われ、海が荒れて立ち往生し、危険に晒されていたところ、同行していた妃の、弟橘姫(オトタチバナヒメ)が、夫の身を守る為に、自ら海に身を投げて、海を沈めた伝説がこの土地に残っている。入水から7日後に、弟橘姫が浜に漂着し、橘神社で祀ったが、戦争の都合でこの神社は取り壊され、明治時代にこの走水神社と統合されたそうだ。歴史が物語る、由緒正しい神社だが、ここにも戦争の傷跡が。。。






子供の頃から、水質が良いから、ここに水を汲みに来る人が沢山いると、聞いた事が多々あったけど、どうやら走水の水は、富士山から長い年月をかけて、この土地の地下から湧き出ているとのこと。訪れた際、お清めの水が湧き出ている所に行ってみると、ご近所のお婆さんが、水をペットボトルに何本も汲んでいて、「昔は何ヶ月も海に出た漁師が、走水の水を汲み、沖に出たんだよ。」と笑顔で教えてくれたが、お婆さんの顔にシワがほとんど無く、元気そうだったし、少しだけ水に浸した手が、ツルツルになった。確かにここの水は霊感漂い、身体に効く事は間違いなさそうだ。訪れてから気持ちが心無しか清々しいし、清い水が存在する所を、パワースポットと呼ぶのは、納得だなぁと思わせてくれた走水神社だった。



2010-01-07

UDG

DJ 御用達な DJ BAG の定番といえば、間違いなく UDG。世界の TOP DJ 達が来日する際に、ほぼ100% 必ず使用しているバッグで、自分もこの数年はこの UDG を愛用している。2段のバッグで、1段目は、レコードや CDを収納するのに最適なデザインと機能性を持っていて、2段目には、服や DJ 用のスニーカー等を持ち運ぶのに正に最適。このバッグさえあれば、3泊位の DJ の旅には充分なサイズで、 このバッグを使用するようになってから、旅が相当快適になり、実際このバッグと共に何万マイルも旅を続けている。昨年末から正式にこのブランド UDG にサポートしてもらって、NEW モデルのバッグを頂いたけど、車輪がより大きくなって、持ち運ぶ際に、丈夫でスムースになったり、グリップ部が収納出来るようになったり、かばんの鍵が標準装備されたりと、細部がリニューアルされて更に使いやすくなっていた。以前この UDG の社長さんに会う機会があって、このバッグは様々な DJ 達の声を、可能な限り反映した、商品作りを心がけていると、語っていたのを覚えているけど、使うとその姿勢を痛い程感じる。最近は CD でのプレイが当たり前になってしまった自分としては、CD ケースももちろん UDG だし、BAG 自体が軽量で、実際 DJ をする際にも使いやすくて、今ではこのバッグ無しでは自分の DJ LIFE は語れない。正にブランド名通り、 "ULTIMATE DJ GEAR"!!

DJ で未だこのバッグを手にしていない人々は、必ず手にして欲しいマストアイテムです!

2010-01-04

HAPPY NEW YEAR 2010!

いつも DJ AKiブログ "REAL LIFE OF DJ AKi" を見てくれている皆さん。遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。


WOMB のカウントダウンパーティーから始まった、2010年の正月三が日は、怒濤の勢いで過ぎ去り、只今実家でまったり中。今年の WOMB のカウントダウンも、年明け一発目に WOMB の 4F で DJ をしたけど、凄まじい盛り上がりで、みんなに圧倒されつつも、良い1年になりそうな GOOD VIBEを、おもいっきり体に感じた最高のパーティーになった。何と言っても約3年振りに地球に帰還し、DJ プレイを披露してくれた、JEFF MILLS にはかなりやられた。日本酒でかなり酔っていたとはいえ、安定したグルーブ感と、アブストラクトでありながらも、切れのある経験値たっぷりの音の洪水に、完全に酔いしれてしまった。久しぶりに4つ打の DJ の音に意識をもっていかれて、3時間くらい踊ってしまった。正に、LEGEND OF TECHNO 。JEFF さんありがとうございました!


カウントダウンパーティー終了後、家で一眠りして、そのまま1月1日から大阪に向かった。大阪は東京よりもずっと寒くて凍える風が吹いていて、お店もほとんど閉まっていた。街にもあまり人が居なかったけど、唯一開いていたお好み焼き屋に、TOYOクンと食事に行って、ホテルでほとんど休む間もなく、そのまま TRIANGLE で DJ。集客は若干少なめだったけど、フロアーの音の鳴りが良くて、遊びに来てくれた人達は、みんな満足してくれた。DJ 終了後、トップフロアーのラウンジで、イエガーマイスター大会になってしまって、正月の勢いに任せて、多分20ショットは、いってしまったような記憶が。。。あまりのご機嫌で、4時から1時間程、ラウンジでも DJ をしてしまったけど、終わった瞬間トイレに走り込み、便器に顔を埋めてしまって、正月早々嘔吐の嵐。。。正直今は、イエガーのボトルすら見たく無い。まともに歩けなくなってしまって、2人に肩を借り、初めて酔いすぎて抱えられながらホテルに帰りました。。。もしもみんなにご迷惑をかけてしまっていたらと思うと、自己嫌悪ですが、とても楽しい大阪の正月だったって事で、許してください。


翌日1/2は、毎年恒例の越前かにパーティーの為、大阪に10時間も滞在しないで、東京にトンボ帰り。完璧に最悪な二日酔いのまま、前もって予約していた新幹線にギリギリ駆け込み、何とか出発時間に間に合った。でも、グリーン車も満車で、家族連れが多く、後ろの子供達がやかましいやら、寝ている自分の髪の毛をひっぱられるわで、散々だったけど、やっとの思いで無事帰宅。東京に着いてもまだ酔いが冷めぬまま、コンディションが最悪だったけど、何とかカニパーティーに出かけ、10人分の越前カニを捌いた。MY ファミリー達とのかにパーティーは、やっとゆっくり新年を迎えられた時間だったし、大好物の越前かには、今年も目覚める程、濃厚かつ繊細な味で、最高に美味だった。体力勝負の三が日だったけど、無事に過ぎて、今はかなりの疲労と共に、ホッとしてしまって風邪をひいてしまった。皆さん自己管理と飲み過ぎにはくれぐれも気をつけましょう。そして、本日は記念すべき40歳の誕生日!今夜も飲みそうだ。。。泥酔の正月はまだまだ終わらない。。。

2009-11-26

群馬 _ 草津温泉

♬草津良いとこ~1度はおいで~ドッコイショ。お湯の中に~もほ~ら、花が咲くよ~チョイナチョイナ♬ 先日、友人が別荘を持っているので、群馬の草津温泉に訪れた。きっと日本人なら1度は聞いた事があるこのフレーズの曲は、草津名物の長板を使って、湯モミの時に歌う曲。実は歌詞が35番まである事を、今回初めて知った。

実際草津に訪れたのは、約10年振りだったけど、当時はまだ若くて温泉の魅力や、効能を気にする事もなく、ただ、お風呂入ったら良く寝れたな~くらいしか感じなかったけど、ここ数年、温泉にどっぷりはまってしまった自分としては、おもいっきり本番の魅力を見せつけられた。草津温泉は、100種類近い様々な泉質が存在していて、温泉によって発達した文化と、各温泉場に"泉質主義"と看板が掲げられている見事なプライドがあって、名実共に、最高の温泉地だと身を持って体感出来た。




基本的に泉質は、肌にピリピリと感じる酸性がとても強く、逆にアルカリph値が低い、九州のお湯とは真逆の泉質で、硫黄の匂いがかなり強烈。味は若干酸っぱめで飲めない程、美味しく無い。今回あの名物の湯モミをやってみたいと思ったので、調べてみると、草津には時間湯と呼ばれる湯治場があり、江戸の昔からの文化を現在でも引き継いでいて、実際体験出来る温泉がいくつかある。冒頭の歌を歌いながら長板をスクリューするように、お湯を混ぜる感覚だが、何故、草津には湯モミという文化があるのか?実は源泉が92度と熱湯に近い程の高温で、湯を板で揉むことで、温度を冷ますと共に、お風呂で運動することで、準備運動もかねていて、呼吸によって体内に良い温泉成分を吸収する重要な目的があるからだそうだ。納得。。。有名な湯畑の周りに無料で入れる温泉が無数にあるのも大きな魅力の一つで、昔から旅人と現地の人達の大事な情報交換とコミュニケーションの場所として存在している。千代の湯、白旗の湯、地蔵の湯、大滝の湯、西の河原露天風呂、別荘に隣接する万代鉱泉の露天風呂と、2日間で10回以上、温泉に浸かって、いつも髪の毛を編んでいる頭にも温泉かけまくり、心身共に思う存分、リフレッシュした。

東京から関越道を通って、一般道が長く山道なのが若干ネックだが、約4時間弱で到着でき、あれだけディープなお湯を楽しめる草津温泉は、かなり魅力的だし、恋の病以外なら何でも治ると言われる草津温泉が、何故日本3大名湯と呼ばれているのかを充分理解出来た。

ドラムンベースを知りたければ本場イギリス・ロンドンへ。
温泉を知りたければ草津温泉へ!


基本泉質 : 酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉
効能 : 恋の病以外


2009-11-24

BKK PARTY REPORT

先週末は、バンコクで2 GIGに出演。金曜日は滞在したホテル内のワインパブで DJ。当日はボジョレーヌーボの試飲会と重なったのもあって、DJ 目当て以外の人達も居て、独特な雰囲気だったけど、オーガナイザー周りのクルーがみんな遊びに来てくれて、約1年振りとなった、みんなとの再会は、とても嬉しかったし、バンコクには知り合いが沢山居るなぁと実感。みんな心から親切にしてくれるし、笑顔が溢れていて、みな心優しい。彼等とのコミュニケーションは、とても心地良かった。ワインパブなだけに、かなり赤ワインを飲んでしまって、DJ 終了時にはかなり酔っぱらってしまったけど、歌ものを中心に組んだ DJ SET は、終止良い盛り上がりを見せてくれた、ラウンジパーティーだった。


翌日土曜日は、カオサン通りエリアのフリースペースを利用したイベントに出演。初めての場所での DJだったから、会場入りしたのが早めの時間で、オープンからどんな人が集まって、どんなイベントになるのか?と予想出来なかったけど、エントランス約600円+1ドリンクと、安い入場料設定も功を制したのか、23時を過ぎてから続々と人が増えて来て、自分のプレイ時間には、フロアーはパック状態。最終的にはバンコクでは記録的な700人位が来場してようだ。イベントが開催されたカオサン通りは、世界中のバックパッカー達が滞在する安宿が多数存在しているから、ヨーロッパ各国の人々、アメリカ人、オーストラリア人等、集客のおよそ3分の2が外国人で、かなり国際色豊かな客層だった。バンコクがいかに国際都市と呼ばれているのか、垣間見る事が出来た。自分の前の DJ が、おもいっきりトランスだったのもあって、ドラムンベースがそんなに浸透していない土地で、お客さんに対して自分の音がどう響くか、かなり微妙で心配だったけど、プレイ途中からお立ち台に上がっていたオーストラリア人の女の子が、服を脱ぎだしてしまって、異常な盛り上がりを見せたり、バンコクは小さなバケツに入ったお酒を回し飲みするカルチャーがあって、かなりご機嫌な酔っぱらいが多く、パーティー終了の2時まで沢山の人が残っていて、雰囲気もバイブも良いパーティーになってホッとした。

毎年訪れる度にパーティーの規模が拡大しているのは、とても嬉しい事だし、4年連続で、バンコクに訪れる事が出来ているのも、全てパーティーをオーガナイズしてくれている、タイ人の MICHIE と、フランス人の SERGE のおかげだ。バンコクのクルーとは深い縁を強く感じる事が出来た、思い出深いイベントになった。そして、手作り感たっぷりのパーティーは、忘れかけていたパーティーの基本的に大事な部分を思い出したし、そんな大切な思いを、今後自分のイベントに呼び起こしたいと思った。再び必ず来年訪れたいバンコクになり有意義な時間を過ごせた。



2009-11-21

バンコク


約1年振り6度目のバンコクに滞在中。昨晩バンコクに到着したけど、基本的に成田からバンコクに飛ぶ飛行機は、夜の到着便で、ホテルに着いたのが24時過ぎ。今回は、丈夫とK2HGが同行してくれて、彼等がバンコクに来るのが初めてなのもあって、着いていきなりバンコクの観光地として有名な、パッポン通リに行った。バンコクは2時以降クラブや、バーをオープン出来ない法律があるから、着いて1時間位しかお店が開いてなかったけど、今回のイベント・オーガナイザーである、SERGE & MICHIE カップルが、水着姿の女の子がバーカウンターの上で踊る、GOGO BARに連れて行ってくれた。店に入るや否や、日本人だと分かると、酒をおごってくれと

か、色んな人にたかられる始末で、相変わらずのドジーな雰囲気は、正にパッポンならでは。。。ビールを1本飲んでほどなく、土曜日の会場である、カオサン地区に訪れて、会場の下見をしたけど、自分がDJをする、屋上のフロアーは雰囲気が良くて、土曜日のパーティーに対して、期待が膨らんだ。朝までオープンしている、カオサンのカフェのご飯もおいしかった。今日は昼間に起きてから、サイアムスクエアーの馴染みのフカヒレ専門店で舌鼓を打ち、その足でワットポー(寝釈迦寺)に訪れた。ここでタイ古式マッサージを受けたけど、かなり体が軽くなった。とにかく心から、バンコク満喫中。パーティーのレポートは、また追って。




2009-11-11

82歳の経験値による味(極上)

先週金曜日は神戸 Troop Cafe でのパーティーで、RED ONEと共に出演したけど、毎回神戸に訪れる際には、上質な神戸牛を堪能させてもらっている。ゲスト無しで、自分一人で神戸に行く時は、お馴染みの"やきにく 肉料理 鶴屋"に必ず行く。和風割烹店で磨かれたシェフの技を見せてくれる焼き肉屋で、刺身の種類が豊富な上、上質な国産黒毛和牛をタレではなく、塩で食べるスタイルは、鶴屋ならではの味。肉の持つ本来の旨味を味わえて、最近はここ以外で焼き肉を食べる事はない。でも、外タレにホルモンや、生レバーは、正直ハードコアなので、彼等と一緒に神戸に訪れる時は、決まって神戸の老舗ステーキレストラン"モーリア"に連れて行ってもらう。目の前のピカピカに磨き上げられた鉄板の上で、焼かれる神戸牛のステーキは、正に極上の味で、シェフ達の洗練された小手捌きは、正に職人技。エンターテイメント度も高く、どのアーティストを連れて行ってもみんな、120%満足してくれる。でも、今回は初めて Troop Cafe の Shun Jack さんが新しいオススメのステーキレストラン "KOKUBU" に連れて行ってくれた。このレストランは、アットホームな雰囲気で、40年近くオープンしていて、お店自体はそんなに大きくないけど、ステーキの味は、本当に美味しかった。ミディアムレアで仕上げられた、霜降りのサーロインは、口に入れると、甘みのある味で、噛む必要がないほど、とろける。今思い出してもうっとりしてしまうほど。。。その他に、炒めた野菜達も新鮮かつ甘み成分たっぷりで、旨すぎる。隅々までおいしい料理をサーブしようという心意気を感じる。ステーキ & 野菜が極上だったのも最高だったけど、何が最高だったって、ここのお店の裏ボスである、おばあちゃんが最後に焼いてくれるガーリックライスだ。聞いた所によると、おばあちゃんは御年82歳!未だ現役で働いているのも素晴らしいし、お婆ちゃんが創りだすガーリックライスは、例えようの無い、今まで食べた事の無い味で、経験値と存在感を存分に感じる味だった。きっと何十年にも渡って焼いてきたであろう、お婆ちゃんの小手捌きと、絶妙な味付け、火加減の調節は、彼女しか出来ないらしい。本人も最近は腰が痛いから、後年々もお店に立てるか分からないよぉと言っていたが、出来るだけあの味が健在なうちは、あのお店に訪れたいと感じさせてくれた特別な味だった。。。しかし、神戸は味覚レベルが高い街だ。神戸肉を楽しみたければ、もちろん本場神戸に行くしかないでしょ。次は、3つのレストランを楽しむ為に3連泊か?!

2009-11-05

熊本 _ こむらさき

熊本の代表的な食べ物の中で、とんこつらーめんは、誰でも知っている有名な食事。正直同じ九州でも、福岡のとんこつらーめんと比べると、とんこつ臭がキツ目で、好みによって好き嫌いが大きく分かれると思う。1度地元の人に連れていってもらったお店では、あまりの匂いのキツさに驚いた事があるほど。でも、熊本のラーメン屋を代表する"こむらさき"に訪れてからは、熊本のらーめんに対する価値観が一気に変わった。このお店は、横浜のラーメン博物館にも出店しているお店らしく、その名前は全国区で、ラーメン好きにはよく知られた名前だ。このお店に来ると必ずオーダーするのが、納豆コーンらーめん。。。らーめんに納豆なんてあり得ない!と言われそうだけど、実際自分も食べるまでは、嘘だろうと思っていた。でも、実際食べてみると、トッピングされているローストされた刻みにんにく、アクと余分な油をカットしたさっぱりとしたとんこつスープ、細めの自家製オリジナル麺との相性は、本当に抜群で、納豆によって円やかに変化するスープの味は、このお店のオリジナリティーがとても高く、病み付きになる。なんで、納豆入りラーメンを食べるようになったかと言うと、実はここのお店の娘さんが、数年前にWOMBでバイトしていた事があって、熊本出身と聞き、自分も熊本には度々行くよ、と話していたら、その子が、こむらさきの娘さんと発覚した。しかも当然子供の頃から、ここのラーメンを食べていた彼女が、『納豆入りが1番美味しいんですよ。』と教えてくれたのがきかっけで、半信半疑で試して以来、ここの納豆ラーメンにぞっこんになってしまった。本来はお店の人達のまかないで、ご飯の変わりにラーメンに納豆をかけて食べたのが、そもそもの由来で、その美味しさからメニューにしたそうだ。熊本に来た時は、この合わなそうで合う、絶妙なバランスの味を試すのはあり。

2009-11-03

BKK on 21th NOV

今月21日に開催するバンコクのパーティーのフライヤーが届いた。前日は、滞在するホテル内のワインバーで、ラウンジ SET DJ をすると以前このブログに書いたけど、翌日は、KHAOSAN ELECTRIC MUSIC FESTIVAL というイベントに出演する事が正式に決定した。過去3回のバンコクは "CLUB CULTURE" という、長年バンコクで営業されているクラブでの DJ で、スタッフ達とも年を重ねる事に仲良くなってきたけど、今回は新しいクラブでの DJ プレイになる。どうやらこのフェスは、3フロアーで出演 DJ が14名と、今までのバンコクでは考えられなかった規模の大きさで、自分が出演するメインエリアは、ルーフトップの開放的なフロアーらしく、必ず楽しめるし、人が沢山集まるので期待していてくれと、オーガナイザーから先日連絡がきた。バンコクもダンスミュージック・シーンが拡大して、進化しているようだ。毎回良い思い出ばかりのタイだけど、初めて訪れたのは約20年前で、当時ニューヨーク の NYU の英語学校で友達になった、タイ人のカップルを訪ね、彼等の家に滞在させてもらった。タイ人でニューヨークに留学出来る程の彼等の、本国でのリッチな生活に驚きつつ、毎日のように色んなお寺に連れて行ってもらったり、パタヤビーチに訪れたりと、初めて訪れたアジアをかなり満喫させてもらって、彼等には今でも心から感謝している。でも、当時はインターネットも無かったし、長い年月が流れたことで、連絡が途絶えてしまっていて、今は会えなくなってしまった。毎回訪れるたびに彼等に会えるかな。。。と思うけど、中々それも実現しない。パーティーの規模が大きくなって、バンコク中にプロモーションされるようなパーティーに出演出来るようになったら、また彼等にも会えるかも知れないと期待しつつ、今回もタイ料理と、タイ古式マッサージを堪能したいと思う。