2009-12-31

大晦日に思う事

2009年は、仕事もプライベートも、色んな意味で大きな変革の年になった。自分の人生観ががらっと変わってしまうような出来事もあったし、辛かったり苦しい思い

も沢山したけど、今はそれらの経験から這い上がってきて、かなり前向きな思考を持てるようになった。多くの人達が助けてくれたし、結局人は1人では生きて行けない。自分をサポートしてくれる家族や友人には心から誠実に恩返ししたいと考える。そして、自分の人生は自分でしっかりと見定めて、自分が出来る事を信じて、1歩1歩、強く歩いて行くしか道はないと悟った。


そんな想いと共に、2010年1発目の06Sは、1月9日(土)に開催する。自分の誕生日が 1月4日だから、毎年1月は、DJ AKi BIRTHDAY BASH! だけど、いつも沢山の人に祝ってもらえて、正月共々めでたい 06S で、自分にとって最高に HAPPY なパーティーになる。今年はゲストに DJ ではなく、大人気ドラムンベースバンド "PENDULUM" の フロントマン MC VERSE がイギリスから駆けつけてくれる。彼と初めて出会ったのは8年前に BAD COMPANY 宅に滞在させてもらった時で、BC 宅で 自分が DJをして、その上で彼が MC をしてくれとても有意義で楽しかった時間を過ごした思い出がある。当時まだ無名だった彼と意気投合して以来、VERSE は大切な友人だ。サクセスストーリーに乗り、PENDULUM が PRODIGY を超える勢いの人気バンドへと飛躍し、毎日全世界で、大型 LIVE を開催している状況で、とても多忙

な VERSE だが、ハードスケジュールの合間をぬって、誕生日を記念して来日してくれる。06S 初出演になる MC VERSEと共演出来る機会は、とても喜ばしい光栄な事実で、9日は久しぶりに 3時間のロング DJ セット(24:30~3:30)をする。ディープな音から歌もの、ハードな音まで、自分の大好きな音楽をより多くの人達に楽しんでもらえたら幸せだ。



皆さん今年もありがとう。そして、良いお年を!2010年のカウントダウンも、WOMB 4fで、24:30~DJです。

1月1日は大阪 TRIANGLE に出演します!お正月にDJをするのは、多分初めてだけど、関西のみんなに新年の挨拶が出来たら嬉しいです☆

2010年初踊りはDJ AKi と共に、WOMB と TRIANGLEで!!

2009-12-30

2009年最後の 06S

12月29日今年最後の06Sが開催された。通常の第1土曜日からのイレギュラー開催で、年末まっただ中のドラムンベース忘年会になったけど、HEAVY 1、VELOCITY、MAKOTO、DJ AKiと久しぶりに日本人の DJ のみがメインフロアーに出演。シーンを牽引する日本人アーティスト達の底力を感じたし、パーティー開始から終了まで、終止 GOOD VIBE な良いパーティーになった。各DJそれぞれ楽曲制作をしていて、HEAVY 1は若手NO.1プロデューサーとして海外からリリースをしたし、VELOCITYは、AIRで新たなパーティー"PLUS ONE"を開始。MAKOTOクンは、自身のレーベルを立ち上げ、ヨーロッパを中心に海外での活動も活発で、日本を代表するプロデューサーとして今年は更に飛躍した。29日の DJは、MAKOTOクンにしては異例なハードよりなSETで、海外経験がおもいっきり音に反映されていて素晴らしかった。今回自分は、1曲目にオリジナルチューンをかけたけど、半端じゃない盛り上がりを見せて、自分の楽曲があれだけフロアーをスマッシュする状況は、無によりも代え難い快感で、ある意味あの瞬間の為に生きているのかもしれない。みんな音楽に対する愛や熱い想いがあるからこそ、しっかりとした目標を定め、それに向かって日々努力している結果が、それぞれ表現出来ていて、この先の日本の明るいシーンを感じずにはいられなかった。来年は更にみんなにリスペクトされるような活動をしっかりとして、より高くまで突き進んでいきたいと思わせてくれた、最高の06Sになった。

そして、今年も無事に12回 06Sを開催出来たのは、出演してくれた DJ のみんな。海外からのゲスト DJ達。そして、何よりも毎月 06S を楽しみに遊びに来てくれる人達のおかげです。心から感謝します。そして、2010年も共にシーンを拡大していきましょう!!

2009-12-29

奥黒川温泉 _ 和らく

熊本 FRESCO 4周年記念パーティーは、記録的な集客とアニバーサリーならではのバイブで、凄まじく盛り上がって、最高に楽しかった。自分のDJプレイに対して、一緒に熊本に来ていたSUBLIMEのYAMAさんからお墨付きを頂いた。イエガー、ドンペリ、日本酒、焼酎とありとあらゆるお酒を飲み過ぎて、パーティー終了後は、かなり醜かったけど。。。

2日酔いも何のその、2009年最後の温泉は、熊本阿蘇の奥黒川温泉にある、和らくに訪れた。熊本市内から比べると黒川温泉は、何百メートルも高地に位置するため、訪れると雪が降ってきた。今年の初雪を九州で見るとはかなり意外。浸かった穴湯は、頭上に石で組まれた屋根が付いていて、珍しい作り。以前黒川に訪れた際に滞在した山河のお湯と比べると、優しい硫黄匂が漂っていて、お湯が白濁色になるほど、無数の湯の花が浮いている。北海道の登別のお湯を思い出させる。同じ黒川でも泉質は様々なようで、それが九州を代表する知名度を誇る、人気黒川温泉の魅力だろう。

今年は、北海道登別、軽井沢 星のや、鹿児島妙見温泉石原荘2回、熊本三加和温泉、栗山温泉、黒川、杖立温泉、福岡 那珂川温泉、太宰府、嬉野温泉、有馬温泉 陶湶御所坊、新潟五頭今板温泉、月岡温泉、静岡 熱海、赤沢温泉、修繕時 あさば、草津温泉、奥黒川と1年で様々な温泉に訪れる事が出来た。温泉は自分にとって人生のモチベーションの源であり、最高の趣味だ。自然に触れる大切な時間だし、疲れた体やメンタルを癒してくれる温泉地に、多大な感謝をしつつ、来年は今年以上にもっと沢山訪れたいと思う。


泉質 : 含硫黄 _ ナトリウム _ 塩化物・硫酸塩泉 (弱酸性低調性高温泉)

効能 : 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、うちみ、きじき、慢性消化器病、健康増進


2009-12-21

VISIONAIR INTERVIEW


先日フリーペーパー"VISIONAIR"のロングインタビューを受けた。印刷物配布前に、PDFのダウンロードが開始したので、興味がある人は、読んで欲しい。印刷物は日本5都市、レコード店、クラブ等で配布されるようなので、手にする機会があったら是非。
↓ダウンロードはこちらから

http://www.broswear.com/text_archives.html

FILE.02内の vol.5が、DJ AKiのトークセッションになってます。


2009-12-20

12/22 FLJ & CMN presents X PARTY

1222日火曜日は、フリーペーパー"FLJ"と、CROSSMOUNTAIN NIGHT (以下CMN) のコラボレーションパーティーが WOMBで開催される。いつも CMN では、サブフロアーでの出演だけど、今回は初のメインフロアーに出演する事になった。このパーティーには、ハイスタンダードの難波サンと、ドラマーのツネオカさんのライブが決まっている。ハイスタと言えば90年代に一時代を築き、昨今のインディーズブームを作った立役者。しかもその人気は海外でも絶大で、ミリオンのアルバムセールスを記録した伝説のバンドだ。自分はメロコアとかは、そんなに聞かなかったけど、自分のトラックパートナーの TAKEO がパンク上がりで、ハイスタのファンだったのもあって、昔から彼等の素晴らしさを良く熱く語っていた。そんなハイスタの中心人物である、難波サンが、先日06S に遊びに来てくれて以来、最近ドラムンベースや、自分の DJ に興味を持ってくれていることもあって、パーティー当日はハプニング的に何か面白そうなコラボレーションが起こりそうだ。彼とは年齢が同じで、名前も AKIHIROと同名なので、創造力や感性がリンクしあって、今後新たな形が産まれたら良いなと思っている。

2009-12-17

代官山 _ ぽん太

12月は、師走というだけあってバタバタと忙しく、ブログを書いている時間があまり無い。wombadventure以降は、スタジオワークの毎日で、一昨日は久しぶりに疲労困憊で、機能しなくなり、心身共に動けなくなった。やっぱり気力だけでは、走り続けられないし、人は休みがないと壊れる。しかし、止まっている訳にはいかないので、美味しいご飯を食べて、年末年始まで、また TOP ギアを入れて走り出さないといけない。ということで、今日は自分の好きな代官山の槍ヶ崎交差点近くにある、とんかつ屋さん"ぽん太"に行った。

土地柄、お洒落なカフェ等が隣接するけど、厨房でAMラジオの文化放送が流れる、昭和の雰囲気たっぷりなこのお店は、この5、6年、ふらっと基本的に一人で行く事が多くて、店内も15、6席と少ない、自分にとって隠れ家的なレストラン。普段とんかつは、そんなに食べる事は無いけど、この店の味は、まい泉やさぼてんのような所謂トンカツとは、一線を画している。ここでいつも注文するのはとんかつ定食だけど、衣が薄く、色は白っぽく、見た目がまず通常のとんかつと全く違っていて、肉がかなり分厚く切ってあり、肉汁溢れる豚肉の旨味をとことん味あわせてくれる。ソースは、ウースターソースで食べるのも珍しいが、それがこの店の流儀。ゆっくり、じっくり揚げるから注文してから15分くらいかかるけど、いつもお店に置いてある、週刊新潮を読みながら待つ。お店のお母さんが、漬けているおしんこは、おふくろの味そのもので、自分にとってここに来たくなる大きな逸品。お店で焙じている、ほうじ茶、赤出しのなめこみそ汁等、おかみさんの愛が詰まった味、心意気、サービスは、今の時代の東京で、中々他店では受けれない希少なお店だと思う。とんかつ定食2,800円と若干高めだけど、いつも何故か懐かしい思いを感じさせる、心温まる味は、お値段以上。この店ならではの味わいは、自分にとって本当に格別だ。恵比寿や代官山に来る時は、ふらっと立ち寄ってみてはいかが?


2009-12-13

SENNHEISER "HD 25 1 Ⅱ"

DJをする時のヘッドフォンは何を使ってますか?という質問を頻繁にされる。様々なヘッドフォンがあって DJ の好みで、それぞれ使用している機器は違えど、自分にとって何が何でもヘッドフォンは、"SENNHEISER"(ゼンハイザー) の HD -25だ。先日そんな愛すべきドイツの老舗オーディオ機器ブランド "SENNHEISER"から新たにスポンサーシップを受ける事になった。自分の愛用してきた、この HD-25 を使用するようになって、もう10年以上経つけど、ハードコアに使用するせいか、1,2 年に1度は新品に乗り換えているけど、今回 頂いたヘッドフォンは、"HD 25 1 Ⅱ"という、新モデルにリニューアルされていた。思えば、ニューヨークに住んでいた DJ の駆け出しの頃、イギリスのドラムンベース DJs がほぼ、実際のプレイや、雑誌等で見る限り、このヘッドフォンをしている事実に気付き、何処のヘッドフォンなんだ!?と疑問に思い、のどから手が出る程、欲しくてたまらなくなった。そして、'98年に始めて訪れたロンドンの FABIO のパーティーで、 DJ 中だった BAILEYに、一緒に ロンドンに遊びに行っていた、SABi が、"そのヘッドフォン何処で売ってるの?"と聞いて、彼が DJ 中にも関わらず、優しく教えてくれたのが、そもそもこのヘッドフォンを手にしたきっかけだった。翌日ロンドンの電気街に走ったけど、10年前の自分には、ホントに高価な買い物で、まるで宝物を手にした子供のように嬉しかった思い出がある。実際このヘッドフォンで DJ をすると、耳に入って来る音がクリスピーで、抜けが良く、細かい音の粒がしっかりと聞こえてきて、それまでに使っていたヘッドフォンとは全く次元が違うもので、自分の DJ 上達に大きな弾みをつけてくれた。

今回頂いた "HD 25 1 Ⅱ"は、軽量で素材などに品質の高いものを使用していて、耳の収まりが非常に良く、今までの HD -25よりも、更に全域でフラットな周波数特性を有している。音が繊細で本物の音を奏でてくれる SENNHEISER の中でも TOP クラスの品質で、ケーブルのつなぎ目だったり、耳当て部分の稼働がスムースに向上して、DJ の為の機能性がぐっと上がった。正直なんでもっと早くこのヘッドフォンに変えなかったんだ!と後悔してしまうほど、最高のクオリティーで、全ての AUDIO ファンや、DJ に強くオススメしたい逸品だ。間違いなくDJ 機材の質で、プレイががらっと変わってしまうと言い切れる "HD 25 1 Ⅱ"は、DJ AKi 最強の WEAPON です!

2009-12-08

WOMBADVENTURE'09 無事に終了!

先週土曜日に千葉の幕張メッセで開催された、年に1度の WOMB の大型ダンスミュージック "WOMBADVENTURE"(以下WA'09) が、無事に終了した。この1ヶ月は、DJ 業、曲制作と並行して、このフェスティバルのプロデュースサイドに携わっていた分、毎日目まぐるしく忙しかったけど、大きな事故も無く、無事に終了して良かったし、何よりも遊びに来てくれた大多数の人達が、満足してくれたのが心から嬉しかった。自分は当日かなり早めに幕張に入っていて、サウンドシステムのチューニングや、LED スクリーンの設置、GLMV の丸野氏とプロデュースしたエントランス映像のインスタレーションの仕込み等、会場作りの様子も見たけど、イベント自体の規模の大きさ や、制作スタッフとアルバイトの多さに驚きつつも、着々と会場が出来上がって行く進行を見ながら、いつも以上に気持ちが盛り上がって、どんなフェスティバルになるのか、久しぶりにワクワクして来た。

WA'09 の開演を知るかの如く、大雨だった天気も好転して晴れ渡り、21:00 の開演時にはエントランスに長い列が出来ていた。オープンからピーク時の終電終了時間まで、凄まじい数の人達が入場して来て、あっと言う間に会場は人で埋め尽くされた。普段 WOMB に良く遊びに来てくれる人達から、あまりクラブに遊びに来なそうなタイプの人まで様々だったけど、客層がとても良くて、ピースフルな雰囲気が会場を常に包んでいた。自分としては、WOMB WORLD WIDE のフロアーが気になり、ずっと滞在してしまって、KITSUNE のフロアーは覗く程度だったけど、両フロアー各ジャンル、各アーティストのファンが、笑顔で楽しそうに踊っている姿が印象的で、フェスティバルならではの盛り上がりは格別だった。個人的な 今回のBEST DJ は、JOSH WINK で 安定感たっぷりの5時間セットの DJ プレイは、予想通り素晴らしかった。

自分は特設ラウンジで、3時~90分程 DJ をしたけど、会場にはポールダンサーや、水着姿のダンサーの女の子達が 20人以上居て、かなり華々しかったけど、ある意味独特な圧倒感のある空気感の中で DJ をした。ドラムンベースで踊るポールダンサーは、始めてかも知れないな~なんて思いながら DJ をしたけど、ディープな音からグルービーな歌ものまで、割と幅広くプレイ出来て、最後にはとても盛り上がって一安心出来た。当日まで、Marlboro のタバコを買うか、会員登録をしないと、その特設会場に入場出来ない事を知らなかったり、自分の DJ 中に入り口で入場規制があったりで、それらの情報をみんなにきちんと伝える事が出来なくて、立ち寄ってくれたけど入場出来なくて迷惑をかけた人達には、本当に申し訳無かった気持ちです。

総体的に見て、今回は WOMB で活動するクリエイター達が総出演して行った演出が、想像以上の仕上がりでとても良かったと思う。WOMB WORLD WIDE の VJ NUMANと、LIGHTINGの AIBAさん。KITSUNE AREA の VJ UNU、LIGHTING SAITO クン。各自が自分のやるべき事を明確に理解し、しっかりとした仕事をし、形を作ってくれた事に感謝したい。そして、全てを統括した SABi & MOMOIさん。FORM スタッフ。WOMB の アルバイトスタッフ等、一家総出で行った運営面で、予想の集客に対するオペレーションが比較的上手くいって、トイレも BAR もそこまで並ばずにスムースに遊べたのは、去年の WA で学んだポイントであり改善点だったし、今年は多くの人から快適に遊べたと言われた事は、次回へのアドバイスとして再び反映出来るように、しっかり受け止めたい。結局パーティーが大きくなればなるほど、運営は大変だし、長い時間をかけてプロジェクトを進行しないといけないけど、これからもチーム一丸となって、更なる日本のダンスミュージック拡大に努めたい。また、大きなパーティーになればなるほど、実際遊びに来てくれたお客さん達が、その場の雰囲気や時間を作る物だと更に実感出来た WA'09 だった。間違いなく今後もっともっと WA は良いフェスティバルになって行くと思う。


今週土曜日は WA'09 AFTER PARTY があって、メインフロアーは、DUB FIREの 6時間セットで、自分は WOMB 1F のリニューアルされたラウンジで DJ をする。DJ ブースの位置が高くなって、かなりラウンジの雰囲気が変わったし、今回はもちろん入場規制は無いので、沢山の人に遊びに来て欲しいと思う。












2009-12-03

2009年 BEST ALBUM

今年も既に12月に突入したので、2009年のシーンの印象を書こうと思う。素直な感想として、ドラムンベース・シーンの盛り上がりが、ここ10年で最も目覚ましいと言える。イギリスのダンスミュージック・チャート TOP 40に、ドラムンベースの楽曲が何曲もランクインしている現状は、目を見張る現象で、正直信じられない程の勢いだ。約10年くらい前にドラムンベースがブレイクし、全世界にシーンが拡大した。その後、アンダーグラウンドとオーバーグランドなシーンを行ったり来たりしていて、知る人ぞ知る音楽のような存在だったけど、今年は SUB FOCUS を筆頭に第3世代的な若手プロデューサーの台頭、熟練プロデューサーの復活等、両方の側面から良質な楽曲が次々とリリースされ、様々なタイプのドラムンベースが存在していて広い幅を感じる。そして、メジャー音楽シーンへのアプローチが、とても戦略的に成功したことによって、現在の結果が産まれていると思う。何よりもドラムンベースという音楽を盛り上げようという、アーティスト、レーベル、ドラムンベース関連のWEBSITE、雑誌、広告媒体と、音楽に関わる全ての人の熱い想いが、今のシーンを作り上げている事は間違いない。



そんな中、今までの既存のドラムンベース以外に、最近はミニマムでディープなサウンドのドラムンベースが、EXIT RECORDS を主宰する D-BRIDGE を中心に盛んになって来ていて、DUB STEP とクロスオーバーした独特なイギリスならではのシーンに育って来ている。彼等は自分達のサウンドを "AUTONOMIC" と命名し、ドラムンベースでありながら新たなジャンルを感じさせている。以前ブログで紹介したけど、D-BRIDGE は、今年06S に共に出演した交流の深い INSTRA:MENTALと、AUTONOMIC PODCAST を12シリーズ制作し、彼等の牽引するシーンの音を紹介している。そして、ロンドンの大型クラブ FABRIC がリリースしている、記念すべき50枚目の MIX CD を、2010年2月にリリースする事が決定した。FABRIC はこの10年で時代を象徴するアーティスト達が、MIX CD を手がけているだけに、今回の彼等のリリースが決定したことは、いかにイギリスで彼等の音が支持を受け、今後のシーンに多大な影響を与えるかと証明している。


2010年へと移行する節目であり、新たなジャンルの誕生すら感じさせる時代の流れの中、今年 11月末に、D-BRIDGE 主宰レーベル"EXIT RECORDS"よりリリースされた CONSEQUENCE のアルバム"LIVE FOR NEVER"は、10月頭に LONDON に訪れた際に、D-BRIDGE から手渡されたアルバムだけど、始めて聞いた時の衝撃がとにかく大きかった。オーストラリア出身で、現在はニュージーランドを拠点に活動しているプロデューサーである彼のこのアルバムは、正にミニマムかつディープなサウンドで、オリジナリティーと、サウンドクオリティーが非常に高く、アルバム1枚を通して、統一された彼独自の世界観は本当に真新しく、新鮮なサウンドだ。ドラムンベースはダンスミュージックだし、基本的にハードな音楽だと一般的に認知されているけど、彼のサウンドは、それに逆行するような、じっくり聞き込めるサウンドで、まるで瞑想音楽のような個性と、音楽的センスが際立っている。数々リリースされた今年のアルバムの中で個人的にベストだと思うし、丁度まだリリースされたばかりなので、多くの人の耳にこのアルバムの音が届くと嬉しい。ドラムンベースの進化はまだまだ止まらない。





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