11月20日(土)に遂に公開が始まる映画 "レオニー"。この映画は長年の友達であり、自分の DJ の上でいつも MC をしてくれている良き理解者 YUUKi が、プロデューサーとして製作に携わった作品。
約3年前に UK ツアーを共に旅した際に、ロンドンからリバプールに向かう電車の中で、天才彫刻家 イサム・ノグチの自伝を YUUKi が読んでいた事があって、イサム・ノグチ の母親である レオニー を主人公に、映画を制作すると聞いていた。YUUKi の母親である松井久子さんは、女性映画監督で、彼女の3作目にあたる今回の作品は、過去にあまり前例がない、日本とハリウッドの共作で、7年以上の構想を経て、脚本と監督を手がけた、彼女の魂が詰まった作品になっている。
20世紀初頭のニューヨークで、日本人と恋に落ち、イサム・ノグチを産み、様々な運命に導かれながら、子供と共に新天地日本での生活を始めた、レオニー。当時の日本で、外国人として子供を育てながら生きて行く葛藤や、たくましさが繊細に描かれている。
この2、3年はこの映画の撮影や準備の為に、アメリカと日本を何十往復も YUUKiがしていたのを真横で見ていたから、どれだけの時間と労力を費やして、この作品の完成へと辿り着いたか、痛い程知っている。
そして、今年の春に行われた試写会で、この作品から、母親が子供に対して抱く強い愛情や想いを、随所に垣間見て、様々な想いが込み上げてしまい、上映中、涙が止めどなく流れてしまった。YUUKi や、彼の母親である監督の苦労を知っているとはいえ、映画であれほど、感動して泣いてしまった事は、自分の記憶でも、そんなに無い事だ。女性視点で描かれているこの作品を通して表現されているメッセージは、とても深く、既に母親の人、これから母親になる人まで、きっと多くの女性から熱い支持を集めると思う。自分の母親はこの夏に他界してしまったけれど、母親が子供に抱く愛の尊さや、自分に注いでくれた愛を再確認させられた、"レオニー"。とにかく、素晴らしい映画なので、より多くの人達に観て欲しいと思います。
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