誰でもお気に入りのレストランや、食事があると思うけど、およそ2ヶ月前このブログに書いた、笹塚の Ms Curryは、自分にとってここ数ヶ月間、週に2度は足繁く通ってしまう、例えようも無い程食べたくなる、はまりまくっていたカレー屋さんだった。元々そんなにカレーが好きだった訳じゃないけど、このお店のカレーを食べて以来、カレーの奥深さと、スパイスに興味を持つ様になって、地方に行っても美味しいカレー屋さんがあると聞くと、訪ねる程になっていた。
今日も当たり前の様に、ワクワクしながら Ms Curry に向かったが、お店が閉まっていてシャッターには、"都合の為、しばらくの間休業します"の文字が。。。元々無口で、たまに臨時休業をするマスターなだけに、いつからオープンするのかな?と店先で立っていると、同じ商店街で、このお店に野菜を卸していた八百屋のおばさんが近寄ってきて、実はマスターが昨晩仕込み中に、心臓発作で倒れて亡くなってしまったと、神妙な顔つきで話してきた。ふと視線を店先に戻すと、確かに菊の花束がいくつか供えてある。その瞬間から事実が飲み込めてかなりショックだった。
このカレー屋さんは、このお店でしか食べれない味が好きだったのも、もちろんだけど、かなり国籍不明なインド人風の、寡黙なマスターの独特な雰囲気が大好きだったのもあった。たった一人で店を切り盛りしながら、もの凄い勢いで、皿洗いから、カレー作り、客の空いたコップの水を常に注ぎ、絶品のミルクティーを入れてくれ、お金を受け取るまで、完璧な動きの流れの中で、一生懸命ひたむきに働いている姿が素敵で、おいしいカレーをサーブするという、強い信念を持っていれば、そんなに愛想を振りまかなくても、店先にいつも大勢の人が並ぶお店が作れるんだなぁと、いつも感心させられて、ある意味最近の自分にとって憧れの存在で、いつか自分も将来あんなクールなカレー屋さんのようになれたら良いなぁと思う程だった。。。しかし、もうあの味とマスターに会えないと思うと何とも悲しく、店が並んでいた商店街にも悲壮感がおもいっきり漂い、まだ店先にほのかなスパイスの香りが残っていたのが、今でも強く印象に残っていて、更に悲しくなってしまう。最後に食べられたのが3日前で、あれが最後のMs Curryになってしまった。。。自分も店先に献花してきたけど、人生って何て儚いんだと思わされたし、自分もいつどうなるか分からないから、悔いの無いように生きないといけないと痛感した。そして、心からマスターのご冥福をお祈りしたい。今迄美味しいカレーをどうもありがとうございました。

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