2010-06-10

FABRIC

可愛い子には旅をさせろという、ことわざがあるけど、はい、正にそれはごもっともです!と心から言いたい気持ちにさせられた、今回のロンドンへの旅。旅の途中、Twitter で少しずつつ時間経過を、ぶやいていたから、どんな状況か知っている人も案外居ると思うけど、2日目の金曜日に出演した FABRIC での "RAM NIGHT" は、DJとして、人としても大きく飛躍し、成長する事が出来た、大切な経験をさせてもらった。


聞く人の耳が厳しい本場で、自分の腕試しをする機会があると、普段ないテンションへと自分の気持ちが高ぶる。やはり、本場を旅する事で、感じた事のない感覚を得られるし、今迄知らなかった自分に出会え、一人旅は特に人を成長させると思う。初めて20歳の時に、ニューヨークに留学した頃の自分を思い出したりもした。


今回出演したクラブは、以前のブログにも書いたけど、出演予定だったクラブ "MATTER"の突然のクローズで、急遽パーティーが決定した "FABRIC"。このクラブは11年続いている、ロンドンの 大型老舗店で、全部で3 ルームあり、毎週末人気の大型 DJが出演し、 3,000人近い集客力と、年間数枚リリースされる、旬なアーティスト達の MIX CD "FABRIC LIVE"が有名。最新のシーンと音を知るのに最適な作品やパーティーをリリースし続けているクラブだ。初めて訪れたのは、約9年前で、ROOM 1 で見た ANDY C のプレイと、フロアーに鳴り響く音のクオリティーと音質が凄過ぎて、かなり大きなインパクトを与えられたのを、今でも強く覚えている。いつかこのブースに立ちたいと思ってから9年も経ったが、意外な流れで夢が実現し、ROOM 1で DJ をする機会を与えられた。実際 FABRIC の ROOM 1 では、今迄ドラムンベースのパーティーは、DJ HYPE の レジデントパーティー"TRUE PLAYZ NIGHT"しか開催された事がなく、ドラムンベース DJ にとって、とても狭き門だ。しかし、今回から 自分がいつもロンドンで出演させてもらっている "RAM NIGHT" が FABRIC に 移動した事で、貴重な体験を得る事が出来た。


パーティー開始は21:30 ~で、自分の 出演は、22:30 ~だったけど、オープンから怒濤の勢いでお客さんが入場して来て、自分の開始時は既にフロアーは埋め尽くされていた。前売りチケットも完売していたし、相変わらずロンドンでのパーティーは客入りがもの凄く早く、ドラムンベースを知り尽くしたお客さんの音に対するリアクションが最高にご機嫌で、やっぱり心地良い。DJプレイ後に沢山の人に声をかけられ、DJ 良かったぞと言われたし、自分としてもこの何年の中でも、最も納得出来、手応えがあった DJ プレイをやり遂げられた事はなによりも大きいし、更に大きな自信へと繋がった。訪れる度に、新たな目標と目的が産まれるロンドン。次は2月辺りに訪れたい。

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