昨日新潟に行く事となった。新潟は、上越とか苗場とか、若かった頃スキーに、はまっていた時期があったから、
良く訪れたけど、新潟市内は初めての街で、東京から約2時間の上越新幹線の新潟駅に降り立った。
新潟にも、もちろん愛すべき温泉があるから、今回の突然のオファーを受けただけに、新潟でのイベント翌日、
早起きをして、レンタカーを借りて月岡温泉と、五頭温泉郷の今板温泉に足を延ばした。
1件目に訪れた月岡温泉は、新潟市内から最も近い温泉街で、国道7号線を車で北上して約40分とアクセスが簡単。
大正4年に石油開発のため掘削すると、石油よりも温泉が湧き出て、開発に関わった人達が石油業を止めて、
温泉地の建設を思い立ったのが、この温泉の発祥理由だ。この月岡温泉の特筆すべきポイントは、
街に入ると強い硫黄の匂いを感じることで、硫黄の含有量は日本でもTOPクラスの泉質。
朝早かったのもあり限られた選択肢の中から、月岡の源泉井戸の真横に位置する"浪花屋旅館"のお湯を試してみた。
正直、こんなに古くて奇麗とは言いがたい旅館は、中々お目にかかれないレベルで、2人位しか入れない湯船は、
どっかの親戚の家の風呂に入っているような感覚だったけど、蛇口が真っ黒になっているほど硫黄が強い泉質で、
間違いなく純度の高い湯は、本当に素晴らしかった。月岡温泉の効能といえば、美人になれる温泉らしく、
温泉の色は綺麗なエメラルドグリーンで、硫化水素泉が強烈にあり、肌障りはかなりツルツル。
体の芯から暖まり、体から汗が吹き出るパワフルな極上の温泉だった。結局素晴らしい温泉は、
新しく奇麗な旅館に限らず、こういった場所に存在すると実感出来た月岡温泉だった。
2件目に訪れた、五頭温泉郷の今板温泉は、 月岡温泉から車で約20分で、1千年前に、弘法大師が五頭山を開いた際に、
薬湯の効能を讃え、大師自ら薬師如来の尊像を、この地に建てたという説があるそうだ。
今板温泉は、五百年以上前から自噴温泉として存在し、温泉街として栄えていたけど、今では訪れた旅館 湯本舘1軒と、
源泉井戸だけが残っているだけだ。でも、長年の歴史を感じる、山の中の緑深い森に囲まれた小奇麗な旅館だった。
かもしかや、猿でも出てきそうな雰囲気の森に面した露天風呂の泉質は、無色透明で、ラドンの含有量の多いお湯。
月岡温泉とは全く違ったマイルドな温泉だったが、とても優雅でゆっくりとした時間を過ごす事が出来た。
新潟の北部の温泉は、初めてだったけど、有馬温泉に続きまだまだ知らない良い温泉は、
星の数ほどあるなと思い知らされた、新潟のミニ温泉ツアーだった。
昨日、東京に戻って、再びスタジオワークで徹夜して、後2時間で家を出る。
今日から福岡 - 熊本 - 鹿児島を4日間で移動する九州ツアー。
九州のパーティーレポートと、温泉記録は、追ってブログで。
忙しく移動し、ろくな睡眠が取れてないけど、人生は楽しい。
月岡温泉 掛け流しの浪花屋旅館
泉質 : 含硫黄 - ナトリウム - 塩化物温泉
効能 : 美肌、肩こり・神経痛・リューマチ、婦人病、胃腸病、糖尿病等
五頭温泉郷 今板温泉 _ 閑静な山の一軒宿 湯本館
泉質 : 単純ナトリウム放射線物質泉 (ラドン含有量23ピュリー)
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