先週土曜日に開催した 06S に、ドラムンベース界
のゴッドファーザー FABIO が出演した。FABIOと
言えば、イギリスのラジオ番組 BBC RADIO 1
で、長年 MC を務めているけど、洒落た語り口に
定評があり、真新しいリリース前の LIQUID
FUNK 系や、VOCALモノのドラムンベースを軸
に番組を構成していて、世界中の根強いファンか
ら多くの支持を集めている。彼の主宰するレーベ
ル"CREATIVE SOUCE"は、14年前に自分が DJ
を初めた時に購入した5枚のレコードのうち、2枚
がそのレーベルの作品だったのを今でもよく覚え
ている。当時、未来を感じさせる真新しいサウン
ドに強く衝撃を受け、それ以降 "CREATIVE
SOUCE" の作品は必ずチェックしているけど、
FABIOのセレクションのセンスの良さが際立つ、
作品を、長年に渡ってリリースし続けている。
ここ最近では、昨年 LYNX の "DISCO DODO" が、大爆発して大型アンセムになり、レーベルの勢いを更に高めたけど、先日
MAKOTO クンのトラック"SENTIMENTAL MOOD"をリリースした。個人的に流石 FABIO 分かってるな~と思ったし、同じ
日本人として CREATIVE SOUCE から作品をリリースした MAKOTOクン には、多大なリスペクトを抱いた。
LONDON では、毎週水曜日に SWERVE というレジデント・パーティーを開催しているFABIOだけど、今までに3度出演させ
てもらった。LIQUID FUNKは、このパーティーで誕生したこともあって、沢山のドラムンベース・プロデューサーや、DJ も
沢山遊びに来ていて、平日ならではの緩い雰囲気が、彼のスタイルや人柄とマッチしていて、音楽を十二分に楽しめるパー
ティーだ。そして、今回の06Sで、多分5度目の WOMB 出演だったけど、今までで1番 FABIO らしい良い SET を見せて
くれた。フロアーの盛り上がりが凄くて、東京のシーンはまだまだ成長していると肌で感じ取ってくれたようで、パーティー
終了時にあの FABIO が、マイクを手に取り、東京のシーンの素晴らしさ、またこれからの日本のシーンに対して、多大な期待
をしていると語ってくれた事は、とても驚いたし、かなり嬉しかった。彼がそんな事をするのは滅多にないことで、いかに
先日のパーティーが、彼の心に響いたのか、写真の FABIO の笑顔が象徴している。
次回06Sは、11月7日に、RAM RECORDS のボス"RED ONE"を迎えて開催するので、そちらもお見逃しなく。
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