2009-10-16

横須賀_中華光楽

ラーメンは、日本特有の食文化で、日本中に様々なスタイルや味

があり、人それぞれ好みがあると思うけど、個人的に子供の頃に

食べていたラーメンに、人は愛情を持ってしまうのでは無いか?

と考える。自分が初めてラーメンを食べたのは、多分小学校に入

る前で、地元横須賀の久里浜駅前のアーケード通りにある十八番

というラーメン屋の醤油ラーメンで、当時親戚のおじさんが、

その店の向かいで、時計屋さんをやっていたのもあって、おじさ

んを訪ねた際に、ラーメンでも食べるかい?と言って食べさせて

くれた。カウンターと数テーブルの小さなラーメン屋だったけ

ど、子供ながらに何て美味しい食べ物なんだろう!と思ったのを

覚えている。それ以降、何度となくその店に行ってラーメンを食

べたけど、その当時の料理人が、10年位前に独立して、実家の近

くに"中華光楽"をオープンした。実家に帰ると、必ずここの広東

メンを食べに行くけど、地元に密着したお店で、1杯 ¥700と

東京ではあり得ない安い価格設定は、かなり良心的。

げんこつ、鶏ガラ、魚介等がベースの澄んだスープに、片栗粉でとろみをつけた醤油味は、あっさりしながらもコクがあって

細麺と野菜たっぷりの具達との調和が、見事な世界観を創っている。今食べても子供の頃に美味しいな~と思った感覚が蘇る

味を、食べられることは幸せだし、これからも絶妙な職人芸を堪能させて欲しい、自分にとって貴重なラーメン屋さんだ。