2010-10-29

ハロウィン

今年もハロウィンの季節が到来。ハロウィンは、仏教で例えるならお盆のようなモノで、死者の霊が家族を訪ねたり、魔女や、精霊が現れると言われているけど、自分にとって、ハロウィンの思い出と言えば、90年代、7年近くニューヨークで生活していた頃の事を思い出す。当時は、イーストビレッジの Cafe Orlin というカフェのカウンターで働いていて、自分のシフト時間の売り上げを管理したり、ドリンクを作ったりしてたけど、ハロウィーン当日は、欧米人にとって特別な日で、ニューヨークは特に大きなパレードもあるし、仮装する事が子供の頃からの習慣で、みんな休みを取るから、知らずと毎年仕事していた。ハロウィンは正直あまり馴染みが無かったし、日本人で仏教徒の自分にとって、関係ない行事だなぁという思いで遠くから眺めているような状況だった。


でも仕事中に、早めの時間帯は、仮装した子供達が、Trick or Treate! (トリック・オア・トリート。お菓子くれないと、いたずらしちゃうぞぁ)と言いながら、こぞってお菓子をもらいに来る。仕事中ながら、その子供達がカフェに訪れる度に、お菓子を与え、パレード終了後にどっと仮装した沢山の人達がお店になだれ込んできて、目が廻るような忙しさだった。


自分は、未だに仮装した経験がないけど、ここ数年日本でもハロウィンが大分浸透して来て、仮装してパーティーに遊びに行く人がかなり増えてきた。仮装して楽しむのは、もちろん悪くはないけど、客観的に見ると、日本人特有の欧米文化の上辺だけをすくっているようにも見える。ハロウィンの本質をちゃんと理解した上で、楽しんだ方が、より良いのではないのかな?と思ったりもする。


日本のハロウィンに対して若干冷ややかながらも、ハロウィンを題材にした、奇才 Tim Barton 監督の映画、"Nightmare Before Christmas"が、大好きなので、仮装して出掛けない人は、家でこの映画でも見てまったりするのは、ありかもね。

2010-10-28

WOMBADVENTURE 2010


後1ヶ月ちょっとでやってくる、WOMBが幕張メッセで開催する大型フェスティバル"WOMBADVENTURE"。
第3回目となる今回も、MY VJ NUMANと、UNUの中市クンが、拡張現実をテーマに、クリエイティビティーの高い、KEY VISUALを制作してくれたので、是非見てね。次回11/4のDJAKi STREAM で、このフェスの話でもしようかなぁ?と思ってます。

2010-10-17

シンガポール

移動続きで、中々ブログを書いている時間が無かったけど、102週目の週末に訪れたシンガポールの話をしようと思う。シンガポールと言えば、ZOUK という3,000人を収容する大型クラブが、メインのクラブで、トランスや、ハウス、R&B を軸にパーティーを開催していて、ドラムンベースのシーン自体が、今迄存在しなかった。でも、今回出演した HOME CLUB と言うクラブが、約2年前からドラムンベースのパーティーを月一で開催し始めて、徐々にシーンが出来上がっている状況。HOME CLUB自体、約300人のキャパでサウンドシステムも上々。川沿いでアウトサイドにテラスがある環境は中々良くて、 外でお酒を飲みながら友達と会話を楽しむも良し、もちろんフロアーで音楽も楽しめるクラブだ。



パーティー当日に、シンガポールに仕事で滞在していた友人の畠山クンが、遊びに来てくれて、とっても嬉しかった。海外でも突然会える友達って案外居ないし、海外の活動を友人が感じ取ってくれるのは、有り難い事だ。DJ開始直前にレコードバッグの鍵が壊れて、止むなく鞄をカッターで切って、中身を取り出す強硬手段に出て、どうやって帰国しよう。。。と落ち込む場面もあったけど、パーティー自体は、雰囲気が凄く良くて、初シンガポールでの DJ は、とても実りのある時間を過ごせた。

今回訪れる機会を与えてくれたプロモーターの MING は、若干21歳だけど、産まれてから18歳迄ロンドンで育った中国系イギリス人で、DJもブッキングも企画も、バーテンダーもこなす中々のイケメンで、ドラムンベースを聞いて育っただけに、音楽を奥深く迄理解する強者だった。

どこの街でもそうだけど、誰がどうやって、その土地にシーンを浸透させているかが重要だけど、シンガポールのシーンが育ってきている要因は、やはり彼のような若くてやる気に満ちあふれる人が、存在するかが重要だと改めて痛感した。


今回のシンガポールは、2泊と短くてあっと言う間に過ぎてしまったけど、ご飯がやっぱり美味しい。パーティー当日の DJ 前に食べた、クラブの数軒先にある、JUNBOというレストランのカニのチリソース炒めは、本当に美味で、食べる事を止められない程、身の引き締まったカニとチリソースのバランス感が最高だった。そして、2年前にビンタン島に訪れた際に、トランジットで、シンガポールに数時間立ち寄った際に、ZOUKの人々が連れて行ってくれた、リージェントホテル内のチャイニーズレストラン"サマーパレス"での北京ダックも堪能。ここの北京ダックは本気で美味しくて、次にシンガポールに訪れる事があったら絶対にまた来よう!と思っていたレストランだったから、またあのパリパリかつ味わい深い北京ダックを食べれて幸せだった。シンガポールに訪れる機会がある人は、是非試して欲しい。


11月にはバンコクにも訪れるけど、アジアで活動する人々のネットワークをより拡げて行きたいと思う。

2010-10-05

DJAKi STREAM vol.04


先週木曜日に約2ヶ月振りに配信した"DJAKi STREAM vol.04"。今回は先週土曜日の 06S のゲストでイギリスから来日していた、BRYAN GEE と、RUFFSTUFF が早めの来日だったのもあって、急遽番組に出演してくれる事が決定した。当日は、いつもの相棒 YUUKi MC がイビザに行っていて、不在だったのもあり、ドラムンベース界の大御所2人を迎えて、番組内で、自分一人で、どこまで何が出来るか?開始直前迄、ちょっと緊張気味だったけど、番組開始から知らずとエンジンがかかって、何とか無事に終了して、一安心。司会、通訳、DJ の一人三役は、番組終了時の疲れがドッと出てしまったけど、先日アーカイブを客観的に見てたら、番組内容が、ドラムンベースファンにとっては、普段あまり入手出来ないようなコアな情報が多くて、中々興味深く、充実していたから、今後の番組の新たな方向性が見えたのがとても実りがあった。これからも06S の週の木曜日に DJAKi STREAM を配信して行くので、みなさんのご要望や意見等待ってます。そして、今後もフォローよろしくです。


★ 過去のアーカイブは、古い順に削除していくので、早めに閲覧して下さいね♬

2010-09-28

BRYAN GEE & RUFF STUFF

今週土曜日は、毎月1度のお楽しみ"06S"。今回のゲストDJは、伝説のレーベル"V RECORDINGS"主宰 BRYAN GEEと、JUNGLE フレイバーたっぷりな楽曲をリリースし続ける、老舗レーベル"CHRONIC"主宰 RUFF STUFF の2人がゲスト。RONI SIZEや、DJ MARKY 等、彼等の才能をを発掘し、スーパースターとして育て上げる BRYAN GEEは、"V RECORDINGS"の他に、ジャジーでローリンな楽曲のレーベル"LIQUID V"も主宰し、幅広いアーティストと楽曲を世に送り続けている。スィッチが入ってしまった時の BRYAN の DJ プレイは、MARKY 曰く BRYAN は、調子が良いと奇跡を起こす DJ だと語られる程、BRYAN 節が炸裂した際の、MIX感覚は、正に彼独自で圧巻のグルーブを産み出す。約3年前に来日した際に、丁度 06S と誕生日が重なって、彼のバースデーを祝ってあげたけど、先日ウィーンのフェスティバルで、彼と再開した際に、東京で祝ってもらった誕生日パーティーは、大きなケーキや、フルカラーレーザーで壁に移し込まれたバースデイの文字迄、全てが鮮明に記憶に残っていて、自分の人生でも過去最高の誕生日だったんだぞぉ!と周りに居る人々にまで熱く語ってしまうほど、記憶に残る最高の日本滞在だったらしい。見た目は強面だけど、実際の彼のキャラクターは、案外純粋な人柄で、以前地方公演に同行した際に、街で見かけた、日傘を差したおばちゃんを指差して、「あき。。。何であのおばちゃんは、天気が良いのに傘差してんだ?」と聞くその姿がチャーミングで、憎めない人柄だ。BRYAN との進行が深まって以来、常に自分のレーベルの最新楽曲を送ってくれる BRYAN。黒人独特な暖かくて優しい性格も、自分は大好きだ。







さて、もう一人のゲストである、RUFF STUFFは、もう15年以上に渡って、BRYANと親交があって、RUFF STUFFのレーベルは、V RECORDINGS のシスターレーベルでもある。実際、彼とも先日のウィーンで共演する機会があって、自分の後に彼がプレイしたが、始めて見た彼のプレイは、経験値溢れる音で、 MIX がタイトで、中々ファットの音を鳴らす DJ が居るなぁと感心した。プレイ後に色々と話す機会があって、世界各国 DJ で旅をしている彼も、何故か日本に訪れる機会が無かったようで、進行の深い BRYAN が次回に来日する際には、招待するからと約束し、今回実現出来る事になった。丁度 CHRONIC からZERO Tや、D PRODUCT 等が参加したアルバム"BIGBUD & HEAVY PART.02"もリリースされるようなので、そちらも要チェック。


シーンに長きに渡って影響を与え続けている、重鎮的レーベルを主宰する2人の共演は今から楽しみだ。


次回DJAKi STREAM vol.4 の配信は、9/30() 22:00 ~に決定しました。

シークレットゲストも出演予定なので、みなさんお楽しみに!


2010-09-21

ブログ再開します

"REAL LIFE of DJAKi" を見てくれているみなさん、大変ご無沙汰です。


twitter 等で、自分の身に起こっている出来事を書いていたので、知っている人も多いと思いますが、今年の夏は、母親が他界し、様々な家族の事情があって、みんなとコミュニケーションする気力も失って、2ヶ月以上ブログをUPしていませんでしたが、やっと精神的にも落ち着いて来たので、ブログを再開しようと思います。正直、ここ1、2ヶ月は、今迄経験した事が無い辛い思いや、悲しみに襲われていた上に、あまりにもバタバタな日々を過ごしていて、完全に自分の活動も出来ず、一人息子として、家族の為に自分のやらないといけない仕事に追われていたけど、友達や、親戚、多くの人のサポートのおかげで、何とか乗り越える事が出来ました。色んな意味で人生の勉強が出来て、人として少しは成長したと思います。これからは、今回の出来事で学んだ事を糧に、自分が本来すべき活動を極めて行きたいと願っています。先週から通常の生活に徐々に戻って、DJ 活動も開始したので、また様々な土地のパーティーに訪れるし、楽曲制作も再開しました。再びみんなと楽しい時間を過ごし、忘れかけていた自分の使命や、笑顔を、取り戻して行ければと思っています。


これからも DJAKi 共々、このブログ "REAL LIFE of DJAKi"をよろしくお願いします。

2010-07-18

BEATPATROL in VIENNA


来週722日の木曜日から、音楽の都、オーストリアのウィーンへ、渡航する。出演するダンスミュージック・フェスティバルは、ヨーロッパの中でも有数の規模を誇る"Beatpatrol"。3日間に渡って開催され、延べ10万人の集客があるそうだ。

自分が出演するステージは、SHIMONのレーベル"AUDIOPORN"のステージで、ドラムンベースの出演者は、BRYAN G & DARRISON、SHIMON b2b DISASZT feat.MC TALI、ANDY C & MC GQ (2HR SET)、NOISIA、MOVIG FUSION & ANT MILLS、MATRIX FUTUREBOUND、XAMPLE & LOMAX、DC BREAKSと、かなり豪華!

多ジャンルもTIESTOや、DUBFIRE、CROOKERS、STEVE AOKIと、TOP DJ揃いで、これでもか!のラインアップ。

今からどんなフェスになるのか、かなり楽しみ。フェスの様子は、随時ブログでレポートしようと思うので、お楽しみに。

2010-07-17

DJAKi STREAM VOL.2


今月の1週目に放送した"DJAKi STREAM VOL.2"。初回のSTREAMが、想像以上の反響で、毎月続けて行く事を決めたが、前回よりも合計視聴数が、更に500回増え、およそ2,800回。放送直後にtwitterのフォロアーが100人近く増えた。ソーシャルメディアの持つ強い影響力を身を持って体感している。今回は、カルチャーソフトウェア会社"DIGITALSTAGE"の平野君が、急遽ゲスト出演してくれて、これからリリースされるソフト、"MOTION DIVE 3"の話や、ソーシャルメディアの未来を語ってくれて楽しかった。もちろん自分は DJ だから音楽を中心とした番組作りをしたいから、前半は新譜紹介と後半にDUBSTEP等も紹介出来て、大分目指すべき番組らしくなってきたと思う。アーカイブ映像は、トークの終盤から、後半のDJ SET 映像なので、時間がある人は是非見て欲しい。


きっと回を重ねる事で、もっともっと番組の趣旨や、伝えるべき事。みんなとコミュニケーションとるべき議題等が、見えてくると思うから、絶対的に継続して行こうと思う。毎回質問や、要望もどんどん受け付けるので、TLに書き込みよろしくです。


次回のDJAKi STREAM VOL.3は、8月5日木曜日22時から。ゲストには、6月の06S 9周年でコラボT-SHIRTSを作ってくれた、大好きなブランド"PUBLIC IMAGE" のデザイナー"RYUクン"と、再び"平野君"が出演してくれる予定なので、是非見て下さい!

2010-07-13

fresco HI & LAW vol.3

先週土曜日に出演した、熊本FRESCOのバイマンスリーパーティー"HI&LAW"。


九州は食事も美味しいし、温泉も格別だし、定期的に九州に訪れてのプレイは、自分にとって大事なDJ活動と同時に大切なライフワークで、2ヶ月おきに熊本に訪れる事が大きな楽しみだ。

最近は特に、シーンが着実に熊本の地元に根付いている感覚を得る事が出来るけど、今回は梅雨の合間の大雨だったにも限らず、遊びに来てくれた人達のエナジーが、とってもパワフルでパーティーの雰囲気が終止盛り上がって、やっぱり楽しめた。いつも遊びに来てくれるヘルメット部隊の人々の会食も意味がある良い時間になったし、次回はダンサーも出演して、より華やかのパーティーになるようなので、次回も乞うご期待!


九州地方のみなさん!また遊びに来てくださいね♬

HOTEL NEW OHTANI POOL 開き!

今年も今週7月15日木曜日に開催される、HOTEL NEW OHTANI のプール開き!通常は、ホテル宿泊客や、多額のビジター料金を払わないと入場出来ない、セレブな雰囲気漂うプールだけど、今年もオープニングの日に DJです!毎年このパーティーが終わるといよいよ本格的な夏が来る!と思わせてくれる。基本的にはお洒落な曲をまとめてプレイしようと思っているので、良い音楽を聞いて、おいしいお酒を飲んで、プールではしゃいで欲しいと思います。興味がある人は、ゲストが若干あるので、声をかけて、見て下さいね。

2010-06-30

DJ FRICTION MIX CD by MINISTRY OF SOUND

今週土曜日7月3日に WOMB で開催される 06S。今回のゲストは、イギリス・ブライトン出身で、類いまれな才能を発揮する大人気スーパースター "FRICTION" が登場する。今月末に、イギリスの老舗クラブ "MINISTRY OF SOUND" から、正にグッドタイミングでリリースされた MIX CD。自身のレーベル"SHOGUN AUDIO"からの楽曲や、FRICTION と交流の深いアーティスト達の楽曲がふんだんに収録されていて、現状のシーンがとても分かりやすく、また FRCTION ならではの DJ スタイルが楽しめる2枚組の作品に仕上がっている。


共に来日する予定だった MC ID は、アーティストの都合でキャンセルになってしまったけど、FRICTION の音をピュアに楽しんで欲しいし、パーティー前に、この MIX CD をチェックして 土曜日の 06S で弾けましょう!








2010-06-23

06S 9th ANNIVERSARY

ちょっと時間が空いてしまったけど、ロンドンから戻った週末に開催された 06Sの 9周年記念パーティー @ WOMB。USTでも話したけど、開始当初は9年間も続けて行くとは、想像も出来なかったし、9年も経ったのかと思うと、様々な思い出が頭に浮かんで、感慨深かい。この9年間で日本のドラムンベースシーンも変化して、今では日本各地に DJ やパーティーが存在し、それぞれ個性がある活動を行っているし、06S 自体もいきなり突出するような事は無かったけど、徐々に右肩上がりでお客さんの数も増えてきていて、WOMB を代表する一つのパーティーになった。



ゲストの SONICは、始めて06Sに来日した際に、パーティーで出会った女の子と結婚し、先日BABYも誕生した。最近は HOSPITAL のパーティーに多々出演していて、リリースも次々と決まっているようで、彼のプレイ自体も飛躍的に良くなっていた。久しぶりの第2の故郷日本に戻って来られた事がとても嬉しかったようで、テンションが高かったし、子供が日本語も話せる様にしたいようで、彼自身日本語がとても上手になっていた。


もう一人のゲスト SUB FOCUSは、約4年振り2度目の 06S だったけど、RAM のエース・アーティストなだけに、ANDY C の十八番、ダブルドロップをふんだんに MIX に組み込んでいて、その合間に自分の楽曲を差し込んでいたけど、自分の楽曲がどれもビックチューンなだけに、フロアーの盛り上がりが凄まじかった。そして、世界各国を旅してるだけに経験値がかなり高くなっていて、エレクトロ・フレイバーたっぷりな 音で構成されていた DJ が、以前と比べ格段に上手になっていたのが、印象的だった。2人共、大満足のアニバーサリーパーティーになったようで、終止ご機嫌だった。


9年間は、正直長い道のりで、今迄平坦な道では無かった。でも、今迄共に歩んできた仲間やスタッフ、何よりも遊びに来てくれたみんなのおかげで迎えられた9周年は、自分にとって大きな意味があって、みんなの笑顔が、大きな喜びを感じさえてくれ、とても至福な時間を過ごす事ができたアニバーサリーパーティーになった。パーティー終了時に、初めてみんなと共に撮影した記念写真は、最高の思い出になる1枚の写真だ。


来年は 06S が 10周年になるけど、この先1年間で、出来る事を全てトライして、最高の形で10周年を迎えたいと思います。これからも応援よろしくです!

2010-06-19

DJAKi STREAM


先週 の木曜日に初めて試みた DJAKi 初の USTREAM チャンネル"DJAKi STREAM"。最近は、ソーシャルメディアの台頭が目立って来ていて、様々な試みが行われているけど、今回は実際自分の番組を始めた事で、色んな意味で実りが多い、実験生放送になった。

今回は、06S 9周年のプロモーションも兼ねて、番組を始めてみようと思い、ロンドン のFABRIC 出演から丁度日本に戻ってきたのもあって、伝えたい事も沢山あったから、タイミング的にも番組を開始するのに、最適だった。当初は合計視聴者数がどれくらいいくのか、想像も出来なかったけど、最終的には2,300ビューを超えて、想像以上の反響に正直驚き、昨今のソーシャルメディアに対する注目の高さを、証明する数字になった。そして、番組でも話したけど、最近若手のDJやプロデューサー、いつも応援してくれている人達とのコミュニケーションが、忙しいのもあって、少なくなっているから、個人的に、番組を通して、見てくれていたみんなとコミュニケーションが出来たのも嬉しかったし、今後の可能性が見えた事で、少しでもシーン拡大に繋がって、活性化出来たら最高だなと心底感じた。これから月に1度位の頻度で、番組配信出来たらと考えているので、twitterで告知します。番組最初の10分くらいがかけているけど、多分1,2ヶ月は、アーカイブを残しておくので、時間がある人は是非見て下さい。

2010-06-10

SUB FOCUS

























4年に渡ってオファーし続けて、やっと念願叶って来日してくれた SUB FOCUS。前回は、FUTUREBOUNDと一緒に初めての来日をしたけど、"X-RAY"、"AIRPLANE"、"TIME WARPと次々のビッグヒットチューンをリリースし、"RAM RECORDS" の エースプロデューサーとして、数々の賞を獲得。リリースしたアルバムは、記録的な大ヒットになり、4年前とは比べ物にならない程、大物になって日本に帰って来てくれた。丁度先週末、ロンドンの同じパーティーで DJ だったけど、クラブだとあまり話す時間もなくて、昨晩ご飯を食べに行って色々と話す事が出来た。とにかく、この数年は昨年リリースした初のアルバムの制作に集中していたらしく、やっとアルバム制作から解放されて、毎週末、世界中を旅している。SUB FOCUS の FABRIC での DJは、ドラムンベースはもちろん、4つ打もダブステップもプレイするハイブリッドなスタイルで、日本でも彼のサウンドは間違いなく受け入れられるだろう。


最近は、オリジナルの楽曲制作はもちろん、多ジャンルからのリミックスオファーが絶える事無く、CHASE & STATUS、SHY FX と共にシェアするスタジオで、楽曲制作の日々は続いている。そして、先週終わったPENDULUM のアルバムツアーでオープニングアクトを務め、彼一人で Abelton Liveでの ライブショーを行った。自分の背後に無数の LED ライト を配備したステージで、音と光が同機するように midi で制御したシステムを組んでライブを行ったらしい。うーん興味あるなぁ。見てみたい。。。


各地で数千人を集客したライブの反響が相当良かったようで、今後の彼の活動も心から期待出来るし、大好きなプロデューサーである SUB FOCUS と、06S の9周年を共に迎える事が出来て、最高に嬉しい。今週土曜日はみんなも楽しめると思うので、WOMBで会いましょう!そして、一緒に9周年をお祝いしましょう♬


↓ SUB FOCUS の最新シングル "SPLASH feat. COCO"のPV


FABRIC

可愛い子には旅をさせろという、ことわざがあるけど、はい、正にそれはごもっともです!と心から言いたい気持ちにさせられた、今回のロンドンへの旅。旅の途中、Twitter で少しずつつ時間経過を、ぶやいていたから、どんな状況か知っている人も案外居ると思うけど、2日目の金曜日に出演した FABRIC での "RAM NIGHT" は、DJとして、人としても大きく飛躍し、成長する事が出来た、大切な経験をさせてもらった。


聞く人の耳が厳しい本場で、自分の腕試しをする機会があると、普段ないテンションへと自分の気持ちが高ぶる。やはり、本場を旅する事で、感じた事のない感覚を得られるし、今迄知らなかった自分に出会え、一人旅は特に人を成長させると思う。初めて20歳の時に、ニューヨークに留学した頃の自分を思い出したりもした。


今回出演したクラブは、以前のブログにも書いたけど、出演予定だったクラブ "MATTER"の突然のクローズで、急遽パーティーが決定した "FABRIC"。このクラブは11年続いている、ロンドンの 大型老舗店で、全部で3 ルームあり、毎週末人気の大型 DJが出演し、 3,000人近い集客力と、年間数枚リリースされる、旬なアーティスト達の MIX CD "FABRIC LIVE"が有名。最新のシーンと音を知るのに最適な作品やパーティーをリリースし続けているクラブだ。初めて訪れたのは、約9年前で、ROOM 1 で見た ANDY C のプレイと、フロアーに鳴り響く音のクオリティーと音質が凄過ぎて、かなり大きなインパクトを与えられたのを、今でも強く覚えている。いつかこのブースに立ちたいと思ってから9年も経ったが、意外な流れで夢が実現し、ROOM 1で DJ をする機会を与えられた。実際 FABRIC の ROOM 1 では、今迄ドラムンベースのパーティーは、DJ HYPE の レジデントパーティー"TRUE PLAYZ NIGHT"しか開催された事がなく、ドラムンベース DJ にとって、とても狭き門だ。しかし、今回から 自分がいつもロンドンで出演させてもらっている "RAM NIGHT" が FABRIC に 移動した事で、貴重な体験を得る事が出来た。


パーティー開始は21:30 ~で、自分の 出演は、22:30 ~だったけど、オープンから怒濤の勢いでお客さんが入場して来て、自分の開始時は既にフロアーは埋め尽くされていた。前売りチケットも完売していたし、相変わらずロンドンでのパーティーは客入りがもの凄く早く、ドラムンベースを知り尽くしたお客さんの音に対するリアクションが最高にご機嫌で、やっぱり心地良い。DJプレイ後に沢山の人に声をかけられ、DJ 良かったぞと言われたし、自分としてもこの何年の中でも、最も納得出来、手応えがあった DJ プレイをやり遂げられた事はなによりも大きいし、更に大きな自信へと繋がった。訪れる度に、新たな目標と目的が産まれるロンドン。次は2月辺りに訪れたい。