前評判が高く、公開終了が近づいているのもあって "THIS IS IT "を見に行った。正直な感想は、予定されていたイギリス各都市 50回のコンサートのリハーサル映像が、編集されたもので、何故か、映画の途中から何か虚しい感情が産まれてきてしまった。。。実際17歳の時に見た BAD ツアーでの生マイケルの衝撃は、今でもかなり大きくて、エンターテイメントは何かを完璧に見せてくれたし、かなり感動的だった。でも、既に50歳を超えたマイケルは、あれから20年以上も経ってるし、今でもマイケル節は健在だったとはいえ、劇薬と呼ばれるような鎮痛剤を打ちながら、あのリハに臨んでいたのかと思うと、ちょっと痛々しい印象は否めなかった。なによりも、死んでしまった完璧主義者と言われるマイケルが、リハの映像を映画として全世界で公開される事を望んだのかな?とか、最後に自分の子供達に捧げるというメッセージがあって、子供に捧げる目的なら映画にするべきだったのかな?とか色々と複雑な思いが、こみ上げた。結局彼の周りで繰り広げられている、ミュージックビジネスの為に、彼の死も利用されてしまっているのかなと思うと、ホント何とも言いがたい映画だった。マイケルの音楽は好きだし、彼の音楽は永遠だと信じているけど、個人的にお金を出して映画館に行くのなら、ポニョでも見て、癒される方が、健康的で良いのかも知れない。
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